さんきゅー農場日記

エコクッキング

10月 23rd, 2018

この前の日曜日、保健センターで親子クッキングが開催されました。
食改善推進委員会と栄養士会、そしてぼくらクリーンアップふじみの共催で、クリーンアップふじみ(富士見町廃棄物減量等推進協議会)は“エコクッキング“というテーマでの参加です。

きょうは未就学児対象ということで、事務局から子どもたち向けに「食べ残し」をテーマにした紙芝居をやりました。

ぼくからは保護者向けに「エコクッキング」の説明です。
エコクッキングとは「環境に配慮した食生活」という意味で、エコロジーとクッキングをくっつけた造語です。調理だけではなく買い物から片付けまですべての段階で資源やエネルギーを大切し、水を汚さない、ごみを出さないなど環境に配慮して調理を行うことを言います。

買い物をするときのポイントは旬のもの地場産、国内産をなるべく選ぶことです。季節外の食材や遠くからの配送は膨大なエネルギーを使い二酸化炭素も排出します。
きょうの食材は栄養士さんたちが、凍り豆腐と寒天、塩いかを選んでくれました。みんな地域の食材です。

調理の場面では、なるべく食材を捨てずに使い切ることを目指します。
捨てがちな大根の葉っぱや根菜の皮の部分は、実は栄養がいっぱい。なるべく捨てずに消費します。今日の料理ではキノコ類のいしづきも細かく刻んで一緒の調理しました。

きょうのメニューは
・凍り豆腐入り五目御飯
・寒天スープ
・塩いかとキャベツの酢の物
・いもようかん
けっこう美味しかったです。

片付けでは、汚れた鍋や食器を布でふき取ってから洗います。布でふき取ることで8割ぐらい汚れが落ちるので水の節約になります。
そして、生ごみを捨てるとき、「きゅっ」と絞ってから捨てます。生ごみの多くは水分。絞って捨てることでごみの減量になります。
きょう、実践したことを少しずつでも普段の生活に取り入れてもらえたら、環境にやさしい生活ができるのではないでしょうか。

来週の日曜日は、クリーアップふじみ主催の「不用食器リサイクル」の開催です。
今年で5年目になります。
今年は雨対応で、役場ではなくJA諏訪富士見中央集荷場で開催です。
もったいない市だけの参加も大歓迎。多くの皆さんの参加お待ちしております。

麻績村の条例

10月 21st, 2018

富士見町議会が主催で麻績村長の講演がありました。
麻績村は太陽光発電施設の規制を含めた条例を制定しました。100㎡以上の施設の開発は原則同意しないという厳しい条例を施行したことで注目を集めています。
富士見町長の議会での「規制を含めた条例について、調査・研究をしていく」という発言を受け、議会でも勉強をしていこうということになったようです。

麻績村は松本・安曇野の北に位置し南に向かってなだらかな斜面となっていることもあり太陽光発電の適地となっています。ぼくも以前麻績村に宿泊したこともあるのですが、自然豊かな美しい村です。

適地ということもあり急激な普及、環境破壊や災害の問題、住民と事業者のトラブル、住民同士のトラブルが発生し条例をつくり対応することにしたとのこと。
農地等への設置相談が急増し、太陽光パネル設置による土砂流出に対する苦情、議会でも一般質問があり、同時期に村を代表する絶景地への設置計画を察知したことで、臨時議会で条例案を議決、条例制定作業から20日間の迅速な対応で条例制定となりました。

ポイントが高いのは戸井洋行発電施設用地への宅地並みの課税です。1000㎡で約32000円になるということで、抑制力になっているそうです。

弱点もあります。
憲法第29条の財産権の不可侵に抵触する可能性です。このことは「公共の福祉」優先で対処するということです。
そして「強制力がない」ということです。この部分は地権者や住民力に頼るというものです。法的な強制力がなくても、地域の住民が自分たちの美しい村を守っていくという意識の高さで防ぐことができるといいます。
そして、「罰則がない」ということ、罰則がなければ無視される恐れもありますが違反したものは、HP等で公表することで抑制していきます。企業は信用が大事なので違反者として「公表」」されることは企業イメージにダメージを与えます。

さて、条例を作ったその後ですが、問い合わせは多いものの開発行為の申請までに至ったものは2件しかないということです。1件は100㎡を超えないもの(もともとは屋根の上に載せる予定だったもの)は同意。1件は地域住民の反対で同意にはならず太陽光発電施設が設置されることはありませんでした。

法的はテクニカルな問題はいろいろあると思いますが、まずは条例をつくることで住民や事業者に村の姿勢が伝わり抑止力につながるのだと思います。

条例まで20日でのスピード制定は、麻績村長の強力なリーダーシップによるもののようです。調査・研究も良いのですが、太陽光発電の問題が顕在化した今、富士見町でも一日も早く条例制定をすべきではないかと思います。

九州電力・太陽光発電出力制御へ

10月 15th, 2018

九州電力は、13日~14日に太陽光発電の出力制御を行いました。需要に比べ電力の供給のほうが大幅に増える恐れがあるということで、太陽光発電事業者の一部に電気の供給を一時ストップを要請するものです。
電力の需要と供給のバランスが崩れると大規模停電の恐れがあります。このことは先日の地震を発端とした北海道のブラックアウトで多くの人に知られることになりました。
これは電気の性質上仕方がないことです。
ベイブリッジやレインボーブリッジなど、燦爛と輝くネオンをもったいないなんて思ってはいけません。あれは昼間の需要に合わせた電力量を、夜行き場のない電力の消化に充てているのです。


*資源エネルギー庁HPより

電気の需要は1日の中で大きな変動があり、また、1年を通しても大きな変動があり、電力会社は日々その調整に努めています。冷房や暖房を使わない春や秋は重要が減りますし、正月やゴールデンウィークなどの大型連休は企業や工場の休業でも電気の需要は大幅に減少します。

今回の出力制御は強制的なものですが自然発生的なものもあります。
電気も水と同じで高いところから低いところにしか流れません。需要が増えると電線内の電圧は上がり、需要が減ると電線内の電圧は下がります。よく家庭の水道を例に取り上げられるのですが、お風呂にお湯をためているときはキッチンの水道の勢いがなくなります(需要の増加・水圧減)。お風呂のお湯を止めるとキッチンの水道に勢いが戻ります(需要の減少・水圧上昇)
家庭からの売電は107vの上限が決められていますから、需要が減って電線内の電力が107v以上に上昇すると電気は流れなくなるのです。
これを電圧上昇抑制、出力抑制などといいます。電気事業者ならだれでも知っている基本的な仕組みです。

さて、この九州電力の出力制御に対し「再エネの減退・原発推進」と批判の声があるようですが、非常に違和感を覚えています。
自然環境によって発電効率が大幅に変わる太陽光発電はベースロード電源にはなりえません。需要が減った場合の抑制制御の対象になるのは当たり前のことです。原発反対と再生可能エネルギーを結び付けて考えている人は、太陽光発電の推進とともにベースロードと成りえる地熱やバイオマスも同時に推進すべきだと思います。


*資源エネルギー庁HPより

そもそも最初からFIT法に出力制御について書かれているにも関わらず批判している事業者にも?を感じます。
上記の記載は平成27年度のFIT法改正によるもので360時間ルールと呼ばれています。平成27年前は出力抑制の規定は無かったかというとそうではありません。年間30日を上限に、無補償で出力を抑制するよう要請できるルール(30日ルール)がありました。ちなみに平成27年以前に運転を開始した事業は30日ルールが適用されます。

出力抑制はFIT法が制定されたときからあるわけで、ですから出力制御の批判的な記事を見るとなんだか的外れな気がします。
事業者は出力抑制をリスクとして事業計画に盛り込むべきであり、最初からあった契約内容を遂行したからといって文句を言うのはおかしいし、そもそも地域の大事なインフラ事業を担っているという意識が薄いのではないかと考えてしまいます。

FIT法は、儲かるビジネスを創造するためにあるのではなく、高コストの再生可能エネルギーを支えるためにある仕組みだということを忘れてはいけません。そのためには安定した電力の供給のための仕組みに従うことは当然のことであり、自分たちは地域の大切なインフラを担っているという意識を持ってもらいたいと思います。
 

茅野市で全国メガソーラー問題シンポジウム開催

10月 10th, 2018

10月8日全国メガソーラー問題シンポジウムが茅野市民館で開催されました。
開催すると決めたときはすでに2か月を切っており、300人の会場が恥ずかしくないように200人以上参加があれば。。。ぐらいの気持ちでスタートしたのですが、思いのほか反響が大きく会場に入れない人150名ぐらいが外のモニターでの参加となってしまいました。
多くの参加があったことは、主催者として喜ばしいことではありますが会場に入れなかった方たちには大変申し訳ないことをしたと思っています。反省しております。

ぼくは舞台裏担当で司会で10分間のプレゼンあり、進行状況ばかりが気になって基調講演もパネルディスカッションもほとんど見ていません。録画をしていたようなので後ほどじっくり見たいと思います。YouTubeでもupする予定のようです。参考資料もHPでupしていくとのことですから、みなさんも参考にしていただければと思います。
参加された方の反応を見ると、結構よい内容だったのでは。。。と考えています。

ぼくのプレゼンは基調講演に入る前段に、太陽光発電が急激に普及した原因であるFIT法の問題を10分間行いました。
10分間しかないので非常に簡単なものです。

FIT法の価格設定が高すぎたため、ソーラーバブルが起きたこと。
そのため、発電事業ではなく金融商品になってしまったこと。
高すぎる買取価格は、ぼくたち電気を使う消費者が負担しており、その額は消費税1%分の約2兆③000億円にまで膨れ上がっていることなどです。
消費税1%分もの金額を負担しているのにもかかわらず、さまざまな問題を引き起こしているわけですから一時も早く対策を打つべきだと思います。

しかも、経産省は地域の問題は地域で解決しろというスタンスで、自分たちで対策を行う気がありません。制度設計を間違えた国の失策にもかかわらず問題は地方に丸投げではダメだと思います。

今回は遠くは九州、岡山、京都、福島などから多くの参加がありました。
以前の自然エネルギー礼賛の風潮から少し風向きが変わってきたように思います。
パネリストの皆さんで、今度は東京でやろう。ということになったようです。
こうした動きで、国も少しは考えてもらえたらと思います。


10.10長野日報

全国メガソーラー問題シンポジウム

9月 27th, 2018

10月に茅野市民館で「全国メガソーラー問題シンポジウム」を開催します。
環境活動をしている高田造園設計事務所の高田宏臣さんと、諏訪地域でメガソーラーの問題に取り組んでいる人たちと繋がり実行委員会形式での開催です。

日時:10月8日(月・祝日)13:00~16:00
場所:茅野市民館コンサートホール

基調講演は、造園家の高田さんに環境の問題。そして多くの環境問題に関わっている弁護士の梶山先生に法律家の視点から今のソーラーの問題を話してもらいます。

パネルディスカッションには、様々な地域からの参加があります。

  長野県諏訪市四賀ソーラー事業
   ・米沢地区Looopソーラー対策協議会
  千葉県鴨川池田地区メガソーラー事業計画
   ・鴨川の山と川と海を守る会
  静岡県伊豆高原メガソーラーパーク発電所
   ・伊豆高原メガソーラー訴訟を支援する会
  愛知県知多郡東浦メガソーラー計画
   ・東が丘の環境を守る会 ・卯の里の里山を守る会
  三重県四日市市足見川メガソーラー計画
   ・足見川メガソーラー計画から里山を守る会

現在、全国各地からの問い合わせがあります。
京都や福島、四国や九州などからの問い合わせもあり、ソーラーの問題は全国各地に広がっているようです。
なんと、今回パタゴニアが協賛。開催費用をカンパしてくれました。

FIT法が施行されて6年。
急激な普及に伴い、自然破壊や住環境の問題、災害や景観、住民とのトラブルが表面化してきました。適切な再生可能エネルギーの普及について再度見直す必要があるのではないでしょうか。このシンポジウムがその機会になればと思っています。

冒頭で、ぼくが初心者用に総合的なソーラーの問題点を話す予定です。コアな活動家だけでなく多くの方に参加してもらえたらと思います。

詳しくはHPで。 → こちら