Archive for the ‘まちのこと’ Category

平成24年度一般会計予算の修正動議

土曜日, 3 月 17th, 2012

一般会計予算に対して4名連名で修正動議を提出しました。パノラマ強化補助金2000万円を削除、パノラマ植栽事業をストップさせるための修正動議です。

この問題は前議員のエンジェル千代子さんから受け継いだものです。もちろん先輩議員が取り組んでいた事だけではありません。有機農業をやるものにとっても大自然の中に外来種を植えるなんて許しがたい行為だからです。
ぼくの農業のやり方は耕さずに草を刈って種をまく方法です。なるべく自然に近い形で栽培をして虫や病気から守る考えからです。なかなかうまくいかないのですが、そこで自然から多くの事を教わりました。最初は強酸性に強いヨモギ、ススキ、メヒシバなどが植生、栽培を続けていくとスギナなども混ざってきてアカザやシロザ、イヌノフグリなどに変わっていきます。このことを遷移といい、自然はゆっくりとした時間をかけて変化していきます。昔から日本人は自然の大きなうねりの中で共存して生きてきました。同じ山のてっぺんに守るべき自然のとなりで観光戦略のために外来種を植えるなんて近代合理主義の考えです。

反対する理由は予算特別委員会で反対したのと同じ理由。
趣旨説明のあと質疑応答、討論。
”前議会が承認した事を尊重すべき”この意見には幻滅してしまった。過去の議会で議決した事、自分たちの議会で議決した事、ぼくたちはたえず検証し、間違っている事がわかったら修正していかなければいけない。でなければ4年に一度選挙をやる意味は全くなくなってしまうのだ。

結果は賛成5反対5で同数。議長判断で修正動議は否決されました。

印象に残った討論は、既に着手、それなりの効果もあるので続けるべきと修正動議には反対としながらも、プロジェクトメンバーから聞いた話を紹介し、この事業が自然体系に影響を及ぼし環境破壊になる事が認められた場合直ちにやめるように条件をつけた議員がいました。

プロジェクト会議参加の植物の先生の意見

・外来種であるドイツスズランは現在あまりにも多すぎる。すでに広範囲に植栽されているが、さらに5万株。どうしてそこまでドイツスズランに執着するのか。わからない。

・カタクリについて2年くらいは花が咲くが、その後の事はいささか不安がある。しかし以前カタクリが自生していたという話も聞く。ただカタクリの苗はあまりにも高すぎる。今までに植栽したカタクリの咲きぐあいを見て増やせば良いのではないか。

・コオニユリはこの地のコオニユリと違って茎は太く葉が長過ぎ葉が密生していて園芸品と思われる。野生のコオニユリとは明らかに違う。

・シモツケ、富士見にあるものとは違って色が赤過ぎ、野草に似合わない。

・サワギキョウ、どこに植えるのか?湿地を好む植物である。

・相対的に一度に大量に植木を植えているが、もう少し長いスパンで様子を見ながら植栽をした方が良いのではないか。まは区画し、そのなかに同じ種類の花をぎっしりと植える現在のやり方”箱庭方式”には植物に造詣が深いものから見ると、なんともこっけいなテーマパークに見えるものである。

・この付近には牧草、ススキ、ヨモギ、ササなど雑草が非常に多い。それをこまめに取り除く事が大切である。そのことにより昔生えていた植物が芽生え、昔の状態に再生できる。ヤナギラン、スズラン、エゾカワラナデシコ、クガイソウなど。

なぜこれで反対?といことは置いといて、この意見は議場にいる全ての人の心に残ったのではないだろうか。この発言が会議録に残っただけでもこの修正動議は無駄ではなかったと思います。

今後議会としてできる事はこれ以上環境破壊にならないように監視していく事。そして、この3年間で1億6000万円使われた事業に対して評価をしていきます。

予算審査特別委員会で産業課の予算に対し反対しました。

火曜日, 3 月 13th, 2012

一般質問の次の日、予算審査特別委員会が開かれました。
一般質問のとき、東急リゾートはパノラマだけでなく町全体の相談にのってもらっている。とのこと。
ちょっとまてよ。町にはABCというコンサルがいるではないか。東急リゾートには2400万円、ABCには580万円(緊急雇用創出 特産品販路拡大)
全部でコンサルに3000万円も払っているのだ。東急リゾートがパノラマだけでなく、町全体見るならABCはいらんでしょ。3000万円もコンサルに払う効果はあるのでしょうか?

産業課
ABCさんは特産に特化して相談にのってもらっている。それなりの効果はある。

昨日聞き忘れたので聞いてみました。パノラマ植栽事業について沢山の質問を用意していたのだが、ひとまず他の人に譲り、後で質問しようと思っていたら時間切れで終了。なんちゅうお粗末な会議。じっくり審査するための特別委員会なのに。。。

質疑できないまま討論。植栽事業に反対の立場で反対討論

1、2000万円投資した効果が見えない
  予算の中の2000万円は大きい。有効な使い方をするべき。」

2、事業計画に疑問がある
  カタクリなど適地でない植栽が多い。

3、観光戦略として間違っている。
  生物多様性、持続可能な社会と云われている今、時代に逆行している。
  ぼくは山のてっぺんにお花畑なんか見に行かない!

4、外来種を植えることは環境破壊だ
  プロジェクト会議のお墨付きだと行っているが、メンバーの意見は反映されていない。

町の有識者で構成されるプロジェクト会議はみんなボランティア。メンバーの意見が通らないなら議会が止めるべき。

ぼくたちは震災を経てお金よりも大切なものがあることを知ったはずだ。目先の経済性で入笠山の自然を破壊してはいけない。

結果は賛成6反対3 惨敗です。

パノラマ植栽事業についての一般質問

火曜日, 3 月 13th, 2012

入笠山は冬はスキー場、グリーンシーズンは近くの入笠湿原をはじめとした御所平、大阿原湿原などに様々な山野草が咲く花の宝庫。特に日本スズランの群落はとても有名だ。日本スズランはドイツスズランに比べ花は小振り、葉っぱの下に謙虚に咲く姿はとてもかわいらしく、富士見町の町花にもなっている。
富士見町は入笠山にあるパノラマスキー場ゴンドラ頂上付近にお花畑を作っている。なんと日本スズランの聖地に見栄えがいいからといってドイツスズランを植栽しているのだ。

 ”なんちゅうセンス!”

実はこの三セクのスキー場、バブル時には好調。増設したのが失敗、その後のスキー離れから経営は悪化、これまでに何度も町が援助し、2年前には10億の町の貯金を投入。
このパノラマ植栽事業は22年度から3年間をかけた事業でパノラマ強化補助金として総額1億6千万円を投入。ゴンドラ山頂公園関係では22年に5400万円、23年度2000万円、今年は最後の年で残り2000万円を使って補殖をする。グリーンシーズンも観光客でいっぱいにしようという戦略だ。

そこで3月議会でその事を一般質問で取り上げました。

パノラマ植栽事業について
①パノラマ強化事業を始めて2年が経過したが1億4000万円投資した効果は。24年度さらに2000万円投資する必要はあるのか。
②入笠湿原は県環境保全地区に指定されているが植栽事業の影響はないのか。

まず事業評価についてだが、町長の答えは来客数は増加。去年より20%増えている。売り上げも上がり今まで払えなかった家賃も22年度は5000万円、23年度7000万円、来年度も7000万円払えるようになった。

このスキー場、平成14年の支援策で上下分離方式というのをとっており施設など上物は町が買い上げ、毎年家賃として町におさめてもらうことになっている。その家賃は本来2億3000万円。その家賃も払えないので2年前10億を投入、借金を前倒しして金利を圧縮、町にきちんと支払いができるようにした。
ということで植栽事業の効果として家賃が払えるようになったというのはちょっとおかしい。

で、24年度は実際パノラマにいくら使うのか?

一般会計でパノラマ強化補助金2000万円、東急リゾートへのコンサル料2400万円、観光貸し付け5000万円、特別会計で2億8000万円。

家賃が払えているっていってもこれだけのお金を投入しているんだよね。

では、2番目の環境破壊になってないかという質問。
この植栽事業は様々な問題がある。山のてっぺんに外来種であるドイツスズランを植えるのはもっともだが、適地ではないカタクリの植栽も問題。カタクリは標高800〜900mが自生地。このお花畑は標高1800mもある。それにカタクリという花は種が落ちてら花が咲くまで8年ぐらいかかる。ゆっくりゆっくり地下で育ってやっと花が咲く。だから園芸種には向かず、活着しても3年ぐらいで消えてしまうのではないかと云われている。

さてこの問題に対して町長の答弁はいつも町の有識者で構成するプロジェクト会議のメンバーの承認を得ているという。
実は去年議会でプロジェクトメンバーを呼んで意見を聞いた事がある。その議事録を読むと

・植える物は本来入笠にあった物にすべき、外来種は良くない

・植える物は入笠に自生しているものが良い。それにはマツムシソウが最も良い。

・カタクリもヤマユリも1000mまでが適地、それを1700mの地点に植えるのは植生や社会の動きに逆行する。

・遺伝的には長い年月に交配も考えられる。当初の集客のためドイツスズランは仕方がないが、将来的には日本スズランに変えていくべき。

・ドイツスズランは反対。生物多様性はそれぞれの関わりの中で生きている。生態系を壊すことは良くない。ドイツスズランは外来種で植えるべきではない。富士見で植えるのは美しさや見栄えではなく、心の中で育ててきた在来のスズラン。

だれも賛成してないのである。
で、町長は

確かに前は反対した人がいた。しかし今年は反対意見が出ていない。

そこで
それは自分たちの意見が反映されずに進められている状態の中、3年計画の2年が終了している時点での”消極的賛成”ではないか?

町長
消極的賛成は認める。しかし反対意見はなかった。

ひどい話だ。

ところで観光戦略として山のてっぺんに人工的なお花畑を作っているのだが、これって今の時代にずれてないだろうか?山に行くのは自然にふれあうためであって、人工的なお花畑を見に行く訳ではない。ぼくはわざわざ山のてっぺんまで行ってお花畑なんか見に行かないね。

町長
客数は伸びている。結果が全て。

教育委員会との懇談

水曜日, 2 月 29th, 2012

教育委員会と議会議員との懇談会がありました。
これは議会改革の一環で富士見町で活躍している団体などと意見交換をして、現場の生の声を聞くためのもの。今まで社協、農業委員会に続いて3回目になります。

まず、「お金のかからない学力アップ」大分県豊後高田市の事例紹介の映像を見て、教育長の「富士見町における学力向上への取り組み」の紹介があり意見交換。

大分県豊後高田市は県内学力順位が低い地域だったものの「学びの21世紀塾」と名を打って改革、6年連続県内学力一位の座をキープしている。
「学びの21世紀塾」は非常にユニークだ。市内に住む様々な職業の人たちにボランティアで得意分野の講師のなってもらい、週5日制の受け皿にするもの。たとえば帰国子女に英語の先生をやってもらったり、コンビニの店長にそば打ちの講師をしてもらったり。学校の先生ではなく、身近な人が講師なので気軽さも手伝って生徒たちのも人気。また部活の顧問にお願いして塾に参加を促してもらったり、ケーブルテレビで講座を流したり。勉強もわかり出すと楽しくなる。良い循環ができているようだ。
いま子どもにかかる教育費は公立で550万円、私立で1660万円。地域の人たちがみんなで教育に取り組んでいるからこそ出来るお金をかけずに学力UPをした成功事例。

教育長のお話
任期中一番大きな出来事は中学校の統合と落合小学校閉校に伴う統合。これらは財政難から起きたものではなく子どもたちの利益の均一化を図るためのもの。

教育長の理念は
子どもたちの人権を守る事
子どもたちの最前の利益を保証。いろいろな格差は生まれてはいけない。

統合により現在均一化が出来ているので、これからは「教育のまちづくり」進めていく。
エリート教育ではなく、学びという事を教科にしぼらない地域全体で子どもを育てる事が大切。

豊後高田の例は町全体で子どもたちの教育を考える環境整備が出来たところに成功の要因があると思う。じぶんたちの子どもがどんな風に育って、どんな人間になってほしい。そしていずれは自分たちの町に戻ってきてほしい。そんな想いがあるからこそ町全体で取り組む事が出来るのではないだろうか。もしその辺の理念がしっかりしていないまま豊後高田の真似をすれば、ただ行政が塾を開くだけのものになってしまうような気がします。
子どもたちの未来を考えるという事は、自分たちの町の未来を考える事。これからもっと話し合って考えるべき事だと思います。

教育長の6つの政策のなかに「豊かな感情と知性を育む教育・学習環境を整備します」
豊かな感情という表現が好きです。多少勉強ができなくても、人の感情や、町の未来なんかを想像できる。豊かな感情がある人間が育ってもらえるよう、これからも話し合っていけたらと思います。

給食の放射能測定

土曜日, 2 月 25th, 2012

測定器が納入され、いよいよ給食の食材の検査が始まります。
保護者への説明会が23日コミプラで開催されました。教育長、子ども課、各学校保育園の栄養士さんが参加。

今回納品されたのは
空間線量を測るシンチレーションサーベイメータTCS-172B
食材を測るGMサーベイメータTGS-146B

子ども課からの説明
汚染範囲が広いこと、セシウムの半減期が長期にわたることを考えると国、県、他の自治体との連携、納入業者との連携で対応しいく。
対応策の柱は6つ
 ①測定器の購入
 ②購入した測定器は簡易的なもののため県に持込み検査
 ③納入業者との打ち合わせ(産地の公表、なるべく安全な産地)
 ④保護者との懇談会の実施
 ⑤産地の確認
 ⑥情報交換・情報収集
食材の納入に関しては2系統、ひとつはJAアグリモール→富士見中、富士見保育園
もうひとつ仲卸業者を通した支所、西山支所→富士見小
                境支所 →境小
                立沢支所→本郷小
測定器は各学校3日間ずつ行い循環
富士見小→富士見中→本郷小→本郷保→境小
栄養士が常駐しているところで野菜を中心に測定する。

県の持ち込み監査は現在3ヶ月に一度。春に4台購入予定、その後は各教育団体月一回一品目と言われている。

牛乳
八ヶ岳牛乳から納品、夏と冬では需要のバラツキがあり、ひとつの産地ではすべての学校給食にまかなえないため
 長野県産50% 山梨県産25% 群馬県産25%
群馬県産に関しては秋口から微量のセシウムが検出(基準値内)だが、微量であること、4分の1にうすまっているので問題ない。
4月から県内産のみに切り替え要請中。

表面しかはかれない測定器のため、ベクレル換算が難しく、松本市の方式を採用。
 まず空間を測定 だいたい60の数値がでる。
    ↓
 空間との差で考える。
 食品を測って350の数値がでた場合、40ベクレルあるとみて使用しない。
 
今回スーパーで売っている白菜、レンコンで実演。80ぐらい?の数値だったかな。

空間線量について
測定器納品後測ってみたが雨樋のしたなど、雨がたまるところが若干数値が高い。今後そういったところを重点的に測定し、除染が必要な場合は対応する。現在のところ、その必要はない。

その後保護者との意見交換がありました。

Qリスクの高い北関東産を使用するのはなぜ?
  量・価格の問題ですべてを西日本にするのは不可能
Q心配なのは魚
  測定していく
  産地については、水揚げした場所が表示されるので選定が困難。
Q以前は保護者が測定するという話しもあったが?
  衛生上、栄養士さんが測定する。先々お願いすることもある。
Q学校だけでなく通学路も測って欲しい。人員的に無理なら保護者を使っても。
  今の段階では考えていない
Q保護者の生の声を聞いて欲しい
  意見はいつでも受け付けている。今後様式等は考える。
Qアレルギーの診断書がなくても残しても良いか?
  食育の観点からなるべく食べてもらいたいと思っている。この問題は持ち帰って検討した  い。

その他たくさんの牛乳についての質問がありました。
 微量でも検出されているものを子どもには飲ませたくない
 2日に1本にしては。
 チーズなどで代用は。
 親が飲むから持ち帰らせて!

牛乳に関しての心配は一番多いようです。今回は明確な答えは出ませんでした。

行政側も、父兄のみなさんからの情報をほしがっています。何処の産地の何から検出されたという情報です。行政や栄養士さんだけでは情報収集しきれないからです。
24日から食材の測定が始まりました。
これから様々な問題等が出ると思いますが、まずはスタート。大きな一歩です。
安全な給食は学校、行政、保護者みんなで考えていかなければいけないと思います。