Archive for the ‘自然エネルギーのこと’ Category

自然エネルギーについての一般質問 その1

水曜日, 1月 1st, 2014

火事の後ばたばたしており、またPCも燃えてしまったので、なかなか紹介できなかった12月議会の一般質問です。

新聞では火災報道の次の日に紹介されたようで、あまりにもタイムリーな内容に驚かれた方が多かったみたいですね。この一般質問は火事よりも1週間ほど前の10日におこないました。
さすがに薪ストーブが原因の火事を出した次の日に、薪、ペレットを活用した木質バイオマスの質問をするほど胆座ってませんから…

 自然エネルギーについて

①富士見町地域新エネルギービジョンは活用されているか。またビジョンをつくったことにより町のエネルギーの状況はどのようになったか。

②平成19年に富士見町地域新エネルギービジョンがつくられたが、その後エネルギーに関わる状況は大きく変わった。改訂版をつくるべきではないか。

③経産省の次世代自動車充電インフラ整備ビジョンに基づき、長野県は次世代自動車の普及に力を入れている。町も次世代自動車の普及のため充電インフラを整えるべきではないか。

④森林保全も考慮し、木質バイオマスの活用に力を入れるべきではないか。

    答弁者:町長

固定買取制度から自然エネルギーといえば太陽光一色になったかのような昨今、しかも売電ビジネスとしてばかり語られるようになっていましたが、自然エネルギーとは本来薄く広く分布するもので一カ所に集めて移動するよりは、そこにあるエネルギーをその場で使った方が効率が良いものです。
また自然界にあるエネルギーはそれぞれ長所・短所があるため、ひとつに特化するのではなく、様々なエネルギーを組み合わせて弱い部分を補完しながら活用することが望ましい。

地域で得たエネルギーを地域で使えば、今まで化石燃料を使うことで海外にいってしまったお金も地域にとどまることになる。
これからのエネルギーを考える場合、自然エネルギーを取り入れることで地域にお金が回ることや雇用が生まれること、海外事情に影響されないエネルギーの供給など、町民の利益になる仕組みを考えていく必要があると思います。

国際エネルギー機構(IEA)は2010年、世界の在来石油の生産量は2006年にピークを迎えていた可能性が高いとの報告書を発表しました。私たち人類は埋蔵している石油の半分は使ってしまったということです。

ここで重要なのは、これまでの石油というのは取りやすいところから安価で採掘してきたもので、これからは深度が深かったり、海底だったり、油田の内部が低圧だったり、内戦中だったりと手間とコストがかかる高価な石油になるということです。

石油は枯渇する前に貧乏人には手が届かない存在になります。

長野県は次世代自動車インフラ整備ビジョンを立ち上げ、化石燃料に直接依存しない電気自動車(EV)を普及するための充電インフラを整える計画たてました。これは経産省が進めている事業で充電器を設置する場合、2/3の国庫補助があります。
またメーカーが普及を目指し、足りない分のお金を出すと言い始めました。

山間部で集落が広がっている富士見町では、自動車が欠かせない足となっています。
今はまだEVは普及していませんが、お金がかからないうちにインフラ整備を進めるべきではないでしょうか。

町長・・・県の指導もあり、富士見町内に急速充電器3基、普通充電器2基を設置する。
     場所は国道沿いを中心に道の駅、コンビニなどを考えている。

すご〜い!  

急速充電器3基というのは驚きです。  

この事業、2月いっぱいの期限なのでこの回答には正直驚きました。
担当課によると時間がなくて大忙しのようですが、大事なことなのでぜひやってもらいたいと思います。

メガソーラー事業も始まり、町長は自然エネルギーの町を目指すといっていますが、メガソーラー事業は単なる売電ビジネス。自然エネルギーの町を目指すなら、町民の生活が豊かになる自然エネルギーの活用を目指すべきだと思います。

*木質バイオマスについては、また明日。

12月議会の一般質問

土曜日, 11月 30th, 2013

12月議会の日程が決まりました。

上下水道の料金改正と、消費税の増税に関わる条例の改正が主な議案です。

今回の一般質問は

 自然エネルギーについて

①富士見町地域新エネルギービジョンは活用されているか。またビジョンをつくったことにより町のエネルギーの状況はどのようになったか。

②平成19年に富士見町地域新エネルギービジョンがつくられたが、その後エネルギーに関わる状況は大きく変わった。改訂版をつくるべきではないか。

③経産省の次世代自動車充電インフラ整備ビジョンに基づき、長野県は次世代自動車の普及に力を入れている。町も次世代自動車の普及のため充電インフラを整えるべきではないか。

④森林保全も考慮し、木質バイオマスの活用に力を入れるべきではないか。

    答弁者:町長

固定買取制度が出来てから、自然ネルギーはビジネスとして語られることが多くなりましたが、自治体としては自然エネルギーを取り入れた循環型の社会を構築していかなければいけないのではないでしょうか。

 予定は 12月10日(火) 10:00~

他の議員の一般質問はこちら

http://www.town.fujimi.lg.jp/uploaded/attachment/9949.pdf

ぜひ傍聴へ。

富士見メガソーラー竣工式

水曜日, 11月 6th, 2013

5日、富士見メガソーラー株式会社の竣工式に行ってきました。

コンデンサーの所にある表示板は。

 現在の発電量     1665,3kw
 本日の発電電力量   5115kwh
 本日のCo2削減量  1814,6kg-Co2

11月1日から発電を始め、今のところ予想の1,6倍の発電量だそうです。

お隣の県営団地で建設中のシャープ(8メガ)の施設は土台がやたら大きくてごついのだが、あれは積雪対策とのことです。富士見のメガソーラーは積雪は多くても60cmとの考えで、低い位置での設置となっています。
土台の杭を打ち込むのに岩盤が意外と固く、コンクリートを引き詰めて杭を固定しているそうです。

そいつは建設費が余分にかかっちゃったね。と施工業者のNTTファシリティーズさんに言ってみたら、それはプロポーザルの範囲ですから…との答え。

相場6億円に対し、8億もかけてるんだからしっかり作ってもらわなければ困ります。

ついでにいろいろ聞いてみました。

太陽光パネルは意外と壊れやすく、メーカー保障はあるものの、実際どれが壊れているかわからないことが多いと聞くが問題ないの?

パワーコンデショナーのアウト側に計測システムをつけている。範囲が1枚1枚というのは難しいが、問題のある群はわかるので、あとは人力で1枚1枚チェックしていく。

1枚1枚のパネルのチェックは赤外線カメラを使うんですか?

一つ一つ電圧値などをチェックする。

じゃ、チェックはけっこう大変だ!

コンピュータにプログラムされ、異常値が出た場合アラームで知らせてくれる。

この問題は以前メガソーラーの専門家に頂いた「太陽光発電システムの不具合ファイル」に詳しく載っているが、正直ぼくには難しくてよくわかりません。

わかりやすいサイトを見つけたので、興味がある方はこちらへ

http://taiyoseikatsu.com/special/mtrouble/mtrouble01.html

電気の需要の問題も気になるんですが…

その問題はバンク逆潮流が法律で認められたので解消できます。

1kwあたりの負担金は3675円だから2メガで735万円だね。
当然、町ではなく富士見目がソーラー株式会社が出すべきだと思うのですが、そんなこと聞くのは悪いのでやめときました。

バンク逆潮流が認められれば、それで問題が無くなったのかはわかりませんし、パネルの故障がわかりづらい件も、解消するには8000万円の機器をつける必要がある何てことも聞いたことがあります。

ま、ぼくたち議員は三セクの経営に関して議決権はなく、町が三セクに新たな出資をしなければいけない場合は議決権があります。そんな必要はない事を祈るばかりです。

とりあえず発電事業が始まりました。
事業には反対してきましたが、うまくいって頂きたいと思います。

というかうまくいってもらわないと困ります。

EV(電気自動車)を活用した持続可能な社会づくり

土曜日, 10月 26th, 2013

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今月のみどりネット信州の政策研究会は白馬EV推進協議会副会長で日本EVクラブ白馬事務局長の渡辺俊夫さんをお招きして「EV(電気自動車)を活用した持続可能な社会づくり」のテーマでした。

横浜市と日産が連携してEV(電気自動車)のカーシェアリングが始まったそうです。カーシェアリングはヨーロッパが発祥で利用者にとっては維持費の削減といった利点があり、必要な時に一定の利用料を払うため過剰な利用が減り、エコロジーとされています。
しかしヨーロッパと違い、日本ではまだ車が財産という感覚があるので、カーシェアリングが普及するのに時間がかかりそうです。

現在日本で走っているEVは去年のデータで1万2000台。
このEVはを動かすのは当然、電気が必要なのですが、充電には8時間かかるので夜寝ている間に充電をします。移動先では高速充電器で30分。ここのところ全国で急速に増えていますが、まだまだ足りないようです。

長野県では長野県環境エネルギー戦略のなかで、次世代自動車充電インフラ整備ビジョンとして、充電インフラ整備を促進しています。

現在、白馬村は電力自給率が84%。まずは電力自給率100%を目指したい。
そして白馬EV推進協議会では小水力、バイオマスで発電してEVに使う。シャトルバスに使う。カーシェアリング、オンデマンドタクシーに使う。EVの村内普及。農機具の電力化も考えているそうです。

白馬村は海外からの観光客も多く、自然エネルギーの活用、EVの活用による排ガスの減少はクーリーンなイメージはとても観光にも役に立っているようです。

化石燃料の埋蔵量は限られているわけで、EVの普及は今後考えていかなければいけないと思います。

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で、EV運転させて頂きました。車種は三菱の軽バンです。

加速の良さに驚きです。
なんとなくパワーが足りないイメージを持っていましたが、坂道もぐいぐい上ります。
振動も少なく、思いのほか快適でした。

だいたい満充電で100kmは走り、燃費はガソリン車に置き換えるとリッター60kmぐらいかな。とのことでした。

坂道は電気を食いますが、下り坂は回生ブレーキがあるので逆に発電してくれるそうです。
もう少し安くなったらほしいかな。

 

きこり見学

金曜日, 9月 27th, 2013

富士見自然エネルギー推進協議会は今年度より、富士見自然eライフ会議として生まれ変わりました。

自然エネルギーは広く浅く分布されているもの。だから一カ所に集めたり移動させたりすることはロスも多く、その場で効率のよいエネルギーの活用方法が必要。
メンバーもエンジニアやIT事業者、農家などを中心(ドシロウトはぼくだけです)に身近で活用できる自然エネルギーの調査・研究に取り組んでいます。

今回はバイオマスを語るには森を知らねば!ということで原村のきこり集団「緑化創造舎」さんにお仕事を見せて頂きました。

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見学に来たのは茅野市のとある山奥です。
伐採した木は重機で枝を払い、4mの長さに調整して搬出します。
今の林業は重機がなければ成り立たず、この重機を入れるため、また伐採した木を搬出するための道をつくることが大切な仕事だそうです。

こういった道のことを路網といいます。

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緑化創造舎さんはこの道づくりを四万十方式でつくっています。
削って道をつくるだけでなく、法面に削った部分の緑を入れることで強度が増し、維持管理は必要だが長い期間使える道になるそうです。

今までの荒い道の作り方は一回限りしか使えませんが、この方法でつくっておけば、段階的な間伐が可能(これ大事!)で、市民の散策の道にもなります。

以前、日本は林道に多額の国費を投入してきたのに路網が整備されていないことを書きました

路網が整備されれば、木材の搬出のコストも下がり、安い輸入材ではなく国産の木材が使われることになります。
いま森林が荒れているのは、森林は経済性としては価値が少ないからで、経済的な価値を持たせてあげれば森林の整備は自然と進むことでしょう。

緑化創造舎の道の作り方はコストだけを考えたら不利ですが、強度がある路網の整備は将来の地域の財産になると思います。

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これまで手入れをしてこなかった森林は、混みすぎて日が当たらないため、一本一本の木は細く鬱蒼としています。

実はこの林、昭和初期は木材を燃料として使い切ってしまい、禿げ山の状態だったそうです。
最近の自然エネルギーブームでバイオマスに注目が集まっていますが、このことをわすれてはいけませんね。

60年放ったらかすと禿げ山もこのような状態になるわけですが、植林をして15年くらいしてから計画的に間伐していけば、良い森の状態が維持できるそうです。

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太陽の光が入ることで新しい植物も芽生え、効率の良い自然の循環が生まれます。

混み入った森林も、自然の調整力があるから間伐の必要がないという意見もありますが、しかしエネルギー利用も含めた人間との共生を考えると、計画的な管理で持続可能な仕組みをつくっていく必要があります。

日本は資源が無いといいますが森林は国土の70%、森林の利用が進めば資源大国です。
多くの木材を輸入に頼ってい現状は問題があると思います。

森林は資源の宝庫。
また、僕たちの飲み水や田畑も森林からの恩恵を受けています。

森林整備のため国や県、市町村がやらなければいけないことは、まだまだたくさんありそうです。