Archive for the ‘自然エネルギーのこと’ Category

みんなで森の炎を楽しもう!

金曜日, 9月 5th, 2014

自然エネルギー信州ネットSUWAのイベントのお知らせです。


20140913イベントチラシ表


20140913イベントチラシ裏2

*チラシはプチっとやると多くなります。

自然エネルギーを楽しむイベント第2弾です。

場所はたてしな自由農園原村店
日時は9月13日9:00~17:00
雨が降ったら中止です。

薪ストーブやペレットストーブ、太陽光パネルなんかの展示や、ロケットストーブ作りのワークショップを行います。

前回のウッドガスストーブは大好評。
もう少し本格的なロケットストーブを作りたい!との声を受けての企画です。
きっとたのしいと思います。

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ロケットストーブ作りワークショップの申込は佐久まで。
info@farm39.jp
雨天中止なので連絡先を記入して申し込んでくださいね。

次世代自動車充電インフラ整備促進事業

木曜日, 7月 3rd, 2014

6月議会一般会計補正予算、で次世代自動車インフラ促進事業が2件上程され可決されました。電気自動車のための充電器の事です。

 1件は役場庁舎       751万5000円
 もう1件は道の駅蔦木宿   811万7000円

去年の12月に一般質問でも取り上げましたが、経産省の指導のもと長野県も次世代自動車充電インフラ整備ビジョンを作成。今回の充電インフラ整備事業は県のビジョンに伴うものです。

12月の一般質問での町長の答弁は。

町長・・・県の指導もあり、富士見町内に急速充電器3基、普通充電器2基を設置する。
     場所は国道沿いを中心に道の駅、コンビニなどを考えている。

今回の充電器の種類と今後の計画を質問してみましたところ、

今回の2件はいずれも急速充電。
今年度は町主体で2カ所、民間主体で1カ所。残りの2カ所は来年度以降、様子を見ながら進めていき、最終的には県のビジョンに沿ったものにしていく。
との事でした。

この県のビジョンは当初今年の2月までの補助事業だったのので、あわてて12月議会の一般質問に取り上げたのですが、県のHPを見ますと来年の2月まで延長したようです。

さて、最近燃料電池車の話題が新聞に多く取り上げられています。もしかしたら電気自動車ではなくて燃料電離自動車じゃないかと思っている方もいるのではないでしょうか。

燃料電池車は水素を燃料とし、水素と酸素の化学反応で発電して走る自動車です。
電気自動車(EV)のなかでは、一番航続距離の長い日産リーフが228km、それにくらべて燃料電池車(FCV)は5~600kmぐらい、ほぼガソリン車と同じぐらい走ります。
価格はリーフで400万円ぐらいに比べFCVは8~900万円ぐらいになるのではとも言われています。

FCVの普及のための課題は車体価格の事もありますが、水素ステーションの建設費用が5~10億円もかかあるという事で、国の補助金なども使いながら何とか2億円まで押さえたいようです。
EVもFCVも、燃料を得るためのスタンドに課題があるようです。

ぼくは専門家ではないので確かな事は言えませんが、クルマに乗る一日の平均が4~50kmと言われてますので、しばらくは普段使いのEV、ガソリン車に変わる高級車のFCVのような棲み分けができるのではないかと思います。

ピークオイルは過ぎたと言われ、燃料代が安くなるとも思えない状況のなか、次世代自動車の充電インフラの設置が町の負担が少ないなかでの事業は、とても評価ができる事だと思います。

この事業に対し多くの議員が賛成討論をして可決しました。

6月議会の主な議案は国保料率改定と一般会計補正予算。
一般会計補正予算は豪雪災害関連、充電インフラ整備促進事業、国保会計への繰り出しが主なもので、全ての議案が可決されました。

蓄電池のこと

日曜日, 6月 29th, 2014

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ちょっと前のことですが信州ネットSUWAで、京セラの方を呼んで現在の蓄電池事情について話を聞きました。

京セラでは現在7,2kWhと14,4kWhの2種類の蓄電池を販売、震災後販売数が増え始め、今では月の400台販売しているそうです。
背景にあるのは電気を取り巻く環境の変化です。
震災前、標準的な家庭の電気料金は6251円のですが、2014年4月現在8111円、30%も上昇したことになります。
節電対策、災害時のための備えとして設置する人が多いようです。

太陽光発電とセットで設置する方がほとんどで、11時以降の安い電気を蓄電池のためて、昼間もしくは夕方に放電して節約をする使い方が多いそうです。

今後の電気料金についてですが、当面今よりも安くなる事はないとみているようです。
ひとつは日本は原発が止まっているため電力の需要があるとして、シェールガスなどが輸入されても安い価格にはならないこと。
そしてもうひとつは2年後から始まる電力の自由化です。
普通は自由化をすれば競争が生まれ料金は安くなるのですが、電力に関しては先行しているヨーロッパ、アメリカなどほとんどの国は自由化する事で電気料金は上がっているそうです。

現在は電気料金を上げるためにはお役所の許可が必要ですが、自由化になれば料金値上げも自由。自由化にすれば料金は上がるというのが世界のトレンドだそうです。

電力の自由化は本当に良いのかどうなのかは、実は以前から疑問に思っています。
火力や原発が10円前後でどっちが安いかなんて話をしているときに、40円の太陽光は果たして売れるのだろうか?自然ネルギーは電力の自由化で本当に普及するのだろうか?
自然エネルギー推進派の多くは電力自由化に賛成だと思うんだけど、疑問がいっぱいです。

さて太陽光と14,4kwの蓄電池があれば、電力会社との契約をやめオフグリットに出来そうな気もしますがどうでしょう。
その辺聞いてみました。

値段の事もあり、14,4kwを買う人は100人に一人いるかどうかで、今は太陽光で発電したものは自家消費よりも売電した方が”得”だそうです。

価格は7,2kwhでメーカー希望小売価格240万円、工事費が30万円ぐらい。
この話を聞いたときは補助金を活用すれば、かなり安くなるとの話(計算方法は複雑ですが半分くらいの金額)になるとのことでした。
*取りまとめているSIIのHPをみるとこの補助金は6月23日で終了したようです。

では蓄電池を入れて元は取れるのかというと、補助金を活用しても元を取る事は難しいそうです。
この事は購入者もわかっており、いざとなったときに利用できるとか、将来的には自給自足ができるなどの理由での設置のようです。
ずいぶん安くなりましたが、まだまだ元をとる事は難しいようです。

あまり知られていませんが、メーカーが破綻した場合、修理ができなくなった場合は設備認定が取り消され電気の買い取り価格は7円に、また中古で買った場合は買取価格は11円になるそうです。
実際はメーカーが破綻しても、どこかの会社が救済に入るし中古だと申告する人もいないので、この価格は適用されていないようですが、7円とか11円といった価格が存在している以上、今後の電力のか価格がどうなっていくかはわからないとのことでした。

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さて、富士見の議会です。
6月定例会で富士見メガソーラー株式会社の出資金のうち1500万円が、計画にはなかったが早期に町に返還される事になりました。
これは中電との系統連携が予定よりも安くなった事、発電量が予想よりも好調といった理由です。将来の電力事情が不透明のなか、計画にない早期の返還は評価できるとの討論をして賛成をしました。

変化の多い電力事情。
これからも注視していきたいと思います。

みんなで自然エネルギーを楽しもう

火曜日, 2月 25th, 2014

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チラシはプチッとやると大きくなります。

自然エネルギー信州ネットSUWAイベント開催です。

”みんなで自然エネルギーを楽しもう”

 3月2日(日)10:00~
 岡谷柴宮会館
 https://plus.google.com/118424183982051743093/about?gl=jp&hl=ja

エネルギーというと、なんだかおじさんたちが小難しい話をしているイメージはありませんか。自然エネルギーは、ぼくたちの身近にあって、その活用方法を考える事はとても楽しい事です。

今回は地元、近隣の自然エネルギー屋さんが大集合。
新潟からは田中優さんお墨付きのさいかい産業さんも来ます。
太陽光パネルや薪ストーブ、ペレットストーブなどの展示もあります。

話題のきりんさんクラフトマンゴロン太も見れます。
ウッドガスストーブのワークショップもあります。
薪ストーブでおいもなんかも焼いちゃうかも。

美咲さんも来ます。

13:00からの講演は、ぼくたち富士見自然eライフ会議の代表でもある遠峰さんの
「身近な省エネと自然エネルギーの活用」

ぼくの役割は会場責任者。
えらいんです。
なぜぼくが責任者かというと実行委員で一番暇だから。
ちゅうことで、たぶん外カフェで一日まったりしています。

きっとたのしいので遊びにきてくださいね。

WAIWAI STEEL BANDもくるよ。

自然エネルギーについての一般質問 その2

金曜日, 1月 10th, 2014

前回からずいぶん経ってしまいました。すみません。

エネルギーというと電気のことばかりですが、エネルギーは運動エネルギーや熱エネルギー、光エネルギーなど様々なものがあります。

実は家庭のエネルギー使用の7割ぐらいは冷暖房や給湯の熱エネルギー。
電気を熱に変えるのは非常に効率が悪いため、熱は熱で利用するのが望ましい。

長野県環境エネルギー戦略によると、
「長野県の最大電力発生は冬期にあり、冬期のピーク時消費は夏期のピークより小口主体の利用も多く、時間も夏期のように短時間に終わらない特徴がある」

寒冷地である富士見は電気のことも大事ですが、冬の暖房をもっと考えていくべきではないでしょうか。

ドイツでは90年代に、それまでの新築住宅の補助から省エネリフォームの優遇措置に切り替えました。大きな企業は打撃を受けたようですが、小回りのきく地域の中小工務店は毎年35~40万人の雇用を生んだとのことです。
人口が減少する中、空き家率が増え続けながらも新築住宅が増え続けるどこかの国の政策とは大違いです。

冬の暖を考えた場合、ペアガラスや高機密断熱などの普及によるエネルギーの消費を減らすことも考えていく必要があります。
この事はEUでは「エネルギーパス」として、当たり前の考えになりつつあります。

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エネルギー政策の中で、エネルギーの適正利用はとても大事な考えです。
熱のエネルギーは太陽熱、そして森林大国の日本には木質バイオマスという大きな資源があります。

日本の林業は安い外材に負けたとのイメージですが、実は戦後の復興特需による材価の高騰などにより皆伐してしまったため、国内の供給能力を補うために外材が入ってきたというのが本当のところのようです。

欧州では持続可能な森林経営として「成長量の一定内で安定的に伐採し、伐ったら植える」を実践しています。
過去に過伐状態が続き、洪水が多発するなど多くの問題を引き起こしたため、木を植えるのは子孫のためで、林業経営は世代を超えて引き継がなければいけないという認識が定着したためです。
こうした考えのもと、ドイツやフィンランド、オーストリアなどの林業・木材産業は日本と違い補助金がなくても重要な産業として成り立っています。

いま日本は戦後植林したものが育ち、森林蓄積がドイツ33億㎥、フィンランド21億㎥に対し日本44億㎥とドイツ・フィンランドを大きく上回ります。
木材は重くかさばるわりには単価が安いため、当然輸送コストがかからない資源立地が優位になるわけで、蓄積が44㎥というのは林業が復活するチャンスといえます。

しかし今まで間引きもせずに路網(作業道)も整備してこなかったため、建材に使うには1本1本の太さが足りず、持ち出すのにもコストがかかってしまうのが現状です。

ですから路網を整備しながら少しずつ間引きをし、日が当たるようになると木は太くなり、当面のあいだは間伐した木を薪やチップやペレットなどに活用する。
出口を整備する事(間伐材の活用)で森林を保全、林業の再生を目指す事ができます。

また長野県内で化石燃料に使うお金は年間4000億円、県内の農林水産業の総生産は1500億円、建設業の総生産3700億円です。
多少コストがかかっても、化石燃料に使う分を地域に落ちるようにすれば、一つの産業を誘致した事と同じになります。

町長は中小企業より大企業の方が断熱材などの研究開発は優れている。富士見の森林はカラマツが多く建材には使えない。森林資源は豊富だが活用するには化石燃料よりもコストがかかるといった答弁でした。

ま、3回の質問の中でうまく説明するのも難しく、こういった答弁でもしょうがないかなと思います。一般質問の3回までルールは、粗を探して突っつくにはいいですけど提案型には向いてないような気がします。

今回の一般質問は町のエネルギー政策を考える場合、地域にお金が循環するしくみや地域の人たちの生活が豊かになる視点で取り組むべき。といったテーマを具体例を示しながら訴えたつもりです。

売電ビジネスに参入しただけで”自然エネルギーの町”というのはちょっと変ですよね。

たとえば富士見の農業は施設園芸が盛んですから、冬の暖房を地域の資源を使う事でコストが下がり地域にお金が留まる。といったことを考えていくべきです。
まだコスト高にはなるでしょうが、将来に向けて少しずつ準備をしていく必要があると思います。

今回の一般質問は、この2冊の本を参考にしました。
とてもよい本なので多くの人に読んでもらいたいと思います。

  ・キロワットアワー・イズ・マネー
  ・日本林業はよみがえる