Archive for the ‘自然エネルギーのこと’ Category

ふれあいフェスタ・2016秋

月曜日, 10月 31st, 2016

今週末は、自然エネルギー信州ネットSUWAで、ふれあいフェスタ・2016秋を開催します。

体験しながら、自然エネルギーを学べるイベントです。
今回はとくに役割もないので、たぶんペレットストーブの前で1日まったりしています。
(ぼくは、5日のみ参加です)

ぜひ、遊びに来てください。

16

17

野立て太陽光発電施設・自主規制

水曜日, 2月 3rd, 2016

2.3長野日報-

今日の長野日報一面トップ記事に、茅野市内の自治区である笹原区が、野立て太陽光発電施設の自主規制をするということが掲載されました。

長野日報 http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=36241

記事によると、”八ケ岳山麓に広がる田園風景を守ることで移住や定住を促進し、高齢化が進む集落の活性化を図る狙い。”だそうです。最近はソーラーパネルが景観を壊す迷惑施設として見られることが多くなったように思います。

去年末ごろに、自然エネルギー普及のためのシンクタンク?のような団体から、境のメガソーラーのことを話してくれと頼まれ東京に行ってきたのですが、その団体で調べた太陽光発電事業が住民と対立している理由のトップは”景観”だそうです。その後、防災、地下水などの問題が続きます。

理由のトップが”景観”ということはちょっと意外でした。というのも、実はソーラーパネルがある風景は嫌いではないからです。3.11のあと、ヨーロッパなんかの田園の中にあるソーラーパネルや風力発電の風景はとても美しく思えたものです。
多くの人がそう思ったのではないでしょうか。

ぼくはいまの自然エネルギーが普及に、住民が関わっていないことに問題があると思っています。

自分たちの使うエネルギーを、なるべく環境に負荷をかけない自然エネルギーを取り入れようということならば、生活の中にあるソーラーパネルも風車も美しく見えるかもしれません。
多少眩しくても、風車の音がうるさくても、仕方がないと割り切って考えることができるのではないでしょうか。
それに住民が主体となって導入となれば、当然、景観には配慮するでしょうし、防災、生活水のことも考慮しながら設置するでしょう。

しかし、国は地産地消や地域の活性化といった視点よりも、マーケットを重視し自然エネルギーの普及を図りました。

先日、説明会があった霧ヶ峰のメガソーラーはあまりの大きさに自然環境への影響が懸念されています。なぜ、人口減少して経済が縮小されることが予想される中で、新たに自然を破壊して開発しなければいけないのか理解できません。地元の人たちなら、絶対に思いつかない事業計画です。
境メガソーラーに至っては、ぼくたちが使用している中電ではなく東電に繋ぎます。なぜ自分たちの関係のない施設のために土砂災害や湧水の心配をしなければいけないのでしょうか。

都会の企業が地域住民の生活に土足で入り込み、営利目的で自然破壊を行っているような現状では、太陽光パネルは美しくは見えません。ぼくは自然ネルギーは普及させるべきとの考えなので、とても残念な状況だと思っています。

自然エネルギーの普及に地産地消、地域の活性化の視点へとシフトするべきです。
そのためには、国、県、基礎自治体の役割は大きいと思います。

メガソーラーの林地開発許可申請

日曜日, 12月 20th, 2015

12.17長野日報
12月17日 長野日報

霧ヶ峰で計画しているメガソーラー建設の伴う林地開発の許可がおりました。
メガソーラー建設の伴う林地開発の許可が下りたのは県内初めてのことだそうです。

霧ヶ峰のメガソーラーとの記事でしたので、最初は200ヘクタール90メガの事業化と思いましたが、よく読むと16,5ヘクタール10メガ。どうやら別の事業のようです。
Googleマップの航空雨写真をみると、すでにメガソーラーは他にもあり、霧ヶ峰はソーラーパネルだらけになるのかと思うと、なんだかやるせない気持ちのなりました。

先日、霧ヶ峰の200haの事業に反対している女性リーダーに会いました。下流域の茅野市からは疑問の声が上がっていますが、肝心の諏訪市の人たちは無関心で困っているとのことでした。霧ヶ峰といえば、新田次郎の「霧の子孫たち」の舞台。産婦人科医の青木先生、考古学者の藤森栄一らが中心となってビーナスラインの建設に反対をして、コースを変更させた場所です。ぼくなんかから見ると住民運動の聖地のような場所なのに残念に思います。

日本の法律では農地は厳しく規制で守られていますが、なぜか森林に対しての法律は緩いように思わせます。国土の80%は森林のため、厳しくしてしまうと開発ができなくなってしまうからでしょうか。
しかし人口減少のこの時代に、なにも森林を切り開いてまでの開発が必要とは思いません。これから人口が減れば平場でも土地は空いてくるわけで、できるだけ次世代に自然環境は繋げていくべきだと思います。

県に要望書を出しに行った折にわかったことですが、県も森林の保護のため林地開発の許可申請を充実を考えているとのことでした。

具体的な改正ポイントは。
●林地開発許可の事前申請の手続き中、事業者の住民への説明手続きを再整理。
・説明をすべき住民の範囲の明確化
・事前申請で事業者に確認していた住民説明の様式化:事業者が住民に対して説明した内
容、住民の意見、地域住民の代表者の押印等を求めた様式(説明結果概要書)
・大規模事業に対して、開催することとしていた市町村、森林組合、事業者等による調整
会議の対象規模を50ヘクタールから10ヘクタール以下にしたこと。当該調整会議に学識
経験者と住民が参加できるようにしたこと
・林地開発許可の手続きを科学的、客観的に行うため、学識経験者の助言を得ること
・林地開発許可を行う際に締結する残地森林の協定を、環境全般に広げることができるよ
うにしたこと
・林地開発許可を行う時に、事業者に求める残地森林の管理に環境保全の観点を強化したこ

等です。

この改正は11月1日ですので、霧ヶ峰200haも境メガソーラーも対象となります。

さて、境メガソーラーの全町民対象の説明会ですが、未だに開催されないため再々度レノバ社へ催促の手紙を出したところ、以下の返信がきました。
一応やる気はあるみたいです。

12.11

電力自由化のなかでの太陽光発電

木曜日, 12月 3rd, 2015

img001
*12月1日信濃毎日新聞

先日の北杜市の事例による勉強会の後半は、江戸川大名誉教授の帆足興次先生に「太陽光発電導入の光と影〜電力自由化の流れの中で〜」と題して講演をしていただきました。
この日の勉強会は前半も後半も内容が濃いため、2回に分けて報告します。

来年4月から電力自由化になり電力会社は現在の10社から90社に増えるそうです。電力自由化になるにあっって、不安定な太陽光発電が増えていることを帆足先生は危惧していました。

電気はすぐに作ることはできないし、余った電気を捨てることができない。常に需要に対して供給を同時同量にしなければならないため、30分前に需要量を計算しどの電力を活用するか決めているそうです。

dat_oneday_pho_01
*中部電力HPより

電力には、それぞれの特徴があり原子力は電力の増減はできないため常にコンスタントに動かし、水力発電は5分で対応、石炭火力は、すぐに対応するためには常にアイドリング状態にして動かしていなければいけません。

太陽光発電は上記のグラフの上位に当たり、不安定にもかかわらず電力ピーク時を食ってしまった場合、安定的な電力の供給に多大な影響があるどろうとのことです。

また、不安定な太陽光発電が増えることで、いろんな発電システムを常にアイドリングしていなければならないわけですが、そのコストを回避可能費用として消費者が負担しています。
このことは2年前に富士見町が運営するメガソーラーに反対した時に、キャパシティコストとして将来発電事業者にかかるビジネスリスクの一つに挙げましたが、どうやら負担は消費者にかかってくるようですね。
2030年には、この回避可能費用は3兆円になると試算されており、国民一人一人にかかってくるわけですが、このことも考慮すべきこととして話していました。

不安定な太陽光発電ですが、日本のエネルギー自給率は6%しかなく、毎日100億円、毎年3兆6000億円の国費が流出しており、自然エネルギーをうまく活用していくことも必要となってきています。

必要なのはバランスのとれたエネルギーミックス。

しかし北杜市に進出している電力会社のホームページを見ると、老後の蓄えなど長期不労所得型資産運用のことばかりで、エネルギーの供給についてはまったく書かれていません。いまこそ、僕たちの生活に即したエネルギーについて考えていく必要があると思います。

さて、北杜市から二人の講師を招いて勉強会を行いましたが、エネルギーは僕たちの生活にとってとても大切なものであり、特に自然エネルギーは地産地消・地位の活性化などまちづくりの視点で考えていかなければならないということを、改めてそう感じました。

太陽光発電施設の環境アセス

木曜日, 10月 22nd, 2015

10.22長野日報-(1)
10月22日 長野日報

茅野市長がまちづくり懇談会で、霧ヶ峰に計画されているメガソーラー(約200ha 90MW)は環境アセスに取り組むべきとの考えを示したと新聞報道にありました。

これまで太陽光発電施設は環境アセスの対象ではありませんでしたが、9月県議会で長野県環境影響評価条例の改正が可決され、太陽光発電施設もアセスの対象となりました。
規模は平地で50ha以上、森林で20ha以上で施行は1月13日です。

しかし施行される1月13日の時点で林地開発の許可が下りていれば環境アセスの対象にならないので、茅野市長は、環境アセス逃れのために拙速に計画を進めることなく環境アセスに取り組んでほしいことを、敢えて意思表示したものと思われます。

境のメガソーラーは28haなので、もちろん対象規模。
茅野市長と同じことに危惧した「境メガソーラーを考える有志の会」は先日、県林務部と諏訪地方事務所林務課に要望書を提出してきました。みんな考えることは同じようですね。

林地開発の許可の条件に住民説明会を行うこととありますが、レノバ社は関係集落に対する説明会は一巡はあしているので、一通り説明会が終わったとして林地開発の申請を行ってしまう可能性はあり、「住民説明会は終わっていないので、まだ林地開発の許可をしないでほしい」との要望書です。

林地開発に必要な住民説明会は同意までは求めていないが、住民からの声として一応受け取っていただきました。
関係集落に約束した2回目、3回目の説明会も終わっていませんし、ぼくたちと約束した全町民対象の説明会も終わっていません。レノバ社も「地域住民の合意を得られるまで丁寧に説明し、疑問に答えていきたい」と新聞記者に答えています。(10.10信濃毎日新聞)
レノバ社も住民説明会は終わっていないとに認識と信じています。

林地開発の申請は、事前相談→事前協議→本申請 の流れで行われます。
新聞報道によると霧ヶ峰のメガソーラーは事前協議に入っているようですが、境のメガソーラーは現在事前相談の段階にあるます。規模も大きいし住民の関心も高いので、事前協議は時間がかかりそうですね。本申請は80日以内に手続きを終わらせることになっていることからも、林地開発の許可は1月13日以降になりそうです。

土砂災害警戒指定区域で、生活水にも使われている湧水がすぐ近くにあります。
せめて環境アセスぐらいはやってほしいと思います。

.
.
.

                          平成27年10月15日
長野県林務部長 塩原 豊 殿

                     境メガソーラーを考える有志の会
                      代表 佐久祐司  

        境メガソーラー事業について、住民説明会が終了するまで
           新地開発の許可をしないことを求める要望書      
    
 私たち「境メガソーラーを考える有志の会」は、レノバ社が計画している富士見町境におけ
るメガソーラー事業について、疑問や不安を感じている富士見町民が集まり結成した有志の会
です。レノバ社の計画は、土砂災害警戒指定区域にあり、生活水として活用している湧水の近
くということ、そして28haもの森林を皆伐するということで富士見町民の多くの方が関心を持
っております。私たち有志の会が7月に開催した勉強会には、約100名の参加者があり、その
関心の高さが伺えます。
 現在、近隣集落への説明会を行っていますが、説明が不十分として再度説明会を求め、レノ
バ社も再度の説明会を認めています。また、私たち有志の会との約束である全町民対象の説明
会も行われておりません。県執行部におかれましては、説明会が終わるまで林地開発の許可を
しないことを強く求めます。

                      記
 
レノバ社が進める境メガソーラー事業について、住民説明会が終了するまで林地開発の許可を
しないことを要望します。

                                       以上