Archive for the ‘福祉のこと’ Category

国保料改定と医療費抑制

月曜日, 6月 9th, 2014

本日より一般質問が始まりました。
ぼくの一般質問は明日ですが、きょうの加々見議員の国保についての一般質問は、かぶるところもあるので紹介したいと思います。

(再質問は専門性が高い質問のため、要約が難しくカットしました。後日議事録で確認してください。)

国保保険料改定と高騰する医療費抑制策について

 ①国保保険料が6年連続の引き上げ見通しである。町長の見解は。
 ②一般会計から2000万円繰り入れる(案)だが税金を投入することへの率直な感想は。
 ④前期高齢者の入院が急騰し医療費が年々増えているというが要因分析はしているか。

町長・・・6年連続の引き上げは残念に思っている。団塊の世代の高齢者入りが原因と思われる。社会活動から引退し65歳から国保に入るが、これまでとの環境の変化もあり、生き甲斐、仲間作り、健康づくりに対しての考えに弱さがあるのかと思う。
国保加入者の40%は前期高齢者であり、残りの60%の人の倍の医療費がかかっている。
国保未加入者のことを考えると2000万円の税金を投入することは公平性の原理からは外れるが、高騰幅が大きすぎるため,一般会計から2年連続2000万円の繰り入れとなった。
高齢者クラブの援助など、町全体で元気で生き甲斐のある社会を醸成することが大事。

 ③今年の医療費改定による影響を分析し国保保険料率に加味されたのか。

町長・・・医療費は0,1%のup。診療報酬改定による影響は少ない。

 ⑤レセプトの内容を分析し医療費抑制に活用する方法を検討したか。
 

 町長・・・レセプトのチェックはしているが、処理が適正に行われているかであり、医療費 抑制の分析までは事務的にムリがある。

 ⑥国保連データベースシステムが近い将来運用可能になると聞いたが、何を期待するか。

町長・・・データベースにより、一人一人の健康を管理することができるため健康upにつながる。

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ぼくの一般質問、「国民健康保険について」は明日10日9:00~です。

6月一般質問と次回サステナ会議のお知らせ

金曜日, 5月 30th, 2014

6月議会の日程が決まりました。
6月6日から12日までの12日間です。

今回の一般質問は国保についてです。このテーマは2年ぶり2回目になります。

・国民健康保険について

 ①前期高齢者の急激な医療費の伸びの原因は何か。
 ②現在富士見町内の無保険者は何名か。
  また高騰する国保料に対し、低所得者の救済をどのように考えているか。
 ③少子高齢化、人口減少が進むなか、高騰する国保料に対し、どのような対策を考えている  か。
 ④国保広域化について、どのように考えているか。

   答弁者:町長

6月10日9:00~
一般質問2日目の朝イチになります。

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次回サステナ会議のお知らせです。

 6月2日(月) 19:30〜

 
6月議会の主な議案、一般質問が主な内容です。

場所等のお問い合わせはこちらまで

info@farm39.jp

よろしくお願いします。

泰阜村地域交流センター悠々視察

金曜日, 5月 16th, 2014

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今月のみどりネット信州は、泰阜村地域交流センター”悠々”へ泊まりがけで視察に行ってきました。
悠々を立ち上げた本田先生には、2年前に政策研究会で話していただいたことがあり、いつか泊まりがけで視察に行きたいと思っていました。

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泰阜村地域交流センター”悠々”は、建物の中心に掘りこたつや薪ストーブがあり、村からの委託事業地域交流センターとして、地域の人が集える場となっていて、それを囲むように高齢者共同住宅”悠々長屋”があります。

この悠々長屋を運営するのは高齢者協同組合”泰阜”。
人口1800人弱で高齢者率38%の泰阜村。
この泰阜村で住民自身が責任を持ち、支え合うことで「住み慣れたこの村で、最後まで安心して暮らす」ことを目的とし、協同企業組合”泰阜”を設立しました。

企業組合は4人以上の個人でつくる法人のことで、一口5万円の出資金を払い、体調が悪くなったり、将来永住するために協同住宅を使用することができます。
法律では組合員が組合員の半数以上が事業に携わる必要があり、”泰阜”では年60時間のボランティアを義務づけ、草取りや送迎など、お互いに支え合うシステムをつくっています。

代表の本田先生は「施設」ではなく、共同住宅であることを強調し、一部を除き保健に頼らない運営をしています。
時間で区切られる介護保険制度では限界があるそうです。

ケアの基本は

  1.人生の継続性
  2.残存能力の活用
  3.自己決定

「人によってペースも違えば食べるこ順序も違う。それぞれが歩んできた人生をなるべく続けられるような支援をしたい」

と本田さん。

入居者たちはとても楽しそうにみえました。

高齢者福祉というと制度の枠の中のみで考えがちになってしまいます。
高齢者になっても安心して生活できることはもちろんですが、最後まで助け合い、支え合い、地域のなかで生きがいのある生活が必要ではないでしょうか。

少子高齢化が進み、人口減少が進むなか、泰阜での取り組みは、今後の地域づくりをの参考になると思います。

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富士見バレイにおける「たおやか見守り24H」調査事業

火曜日, 2月 18th, 2014

12月議会の本会議最終日は火災の翌日という事もあり欠席、採決に参加できなかったこと申し訳なく思っております。

この12月議会で気になった議案があります。
本会議前に急遽全協での概要説明があり、会期中の全協で説明、本会議最終日に追加議案として出されたもので、事業名は

富士見バレイにおける「たおやか見守り24H」調査事業

独居老人や老老介護世帯を対象に、ITを活用して医療・生活の見守り体制をつくるための調査です。
電気代の急激な減少や、人の動きに感知するセンサー、血圧の変化を知らせるシステムなどですが、全協での説明ではどこまでやるかも調査結果次第という事で、全体像がいまひとつわかりません。

全協で

・実際の事業ではいくらぐらいかかるのか?
・できたシステムを維持運営するためのコストは?
・サービスを受ける人の負担はあるのか?あるとしたらいくらぐらいか?

との質問をしてみましたが、これから調査なのでまだわからないとの回答です。
ん〜、うちの町長はこういった答弁が多すぎるのですが、住民の福祉を担う自治体運営としてはいかがなものかと思います。

では疑問に思う点をいくつかあげてみたいと思います。

1,まずは年間いくらかかるのかはわかりませんが、そのお金を使ってシルバーさんやNPO、市民団体に見守りをお願いする事はできないだろうか。
富士見町の高齢者率(65歳以上)は30%を超えています。それに引き換え生産人口は減っているのが現状で、ぼくは高齢者は高齢者が支える仕組みづくりが必要だと常日頃考えています。

高齢者というと、なにか弱い存在といったイメージですが、病弱な人も入れば元気な人もいます。(富士見のお年寄りは特に強い!)お金に困っている人も入れば、裕福な人もいます。
年金も年々削られているなか、見守りを請け負う事で雇用というところまでいかなくても、ちょっとした小遣い稼ぎにはなるのではないでしょうか。もしかしたらお金に余裕がある高齢者が社会貢献としてボランティアで見守りに参加してくれるかもしれません。

実は高齢者の相対的貧困率は年々上昇しています。
内閣府の男女共同参画局のデータを見てほしいと思います。高齢者のみの家庭は男女とも貧困率は2割にのぼり、単身世帯に限ってしまうと更に高い数字となってます。
富士見町の現状は、ここまで悪いとは思えないが高齢者にもお金が回る仕組みをいまから構築していくべきではないでしょうか。

NPOや市民団体(若い世代)はこういった人たちを取りまとめ役を担います。これが僕も活動に参加している協働社会についての考え方です。
行政や民生委員さん、そしてNPOや市民団体と連携をとることで、地域のなかで人と人とのつながりや、お金の循環も生じます。
見守られる方もICTより、人に見守られた方が良いのでは…

2,それから優先順位の問題があります。
いま、本当にこの事業は必要なのでしょうか。

本格的な高齢者社会に突入したいま、社会保障費は右肩上がりに増えていく事が予想されています。
しかしその反面、交付税・税収は頭打ち状態です。
ぼくたち議員も右肩上がりの経済成長のときは、住民サービスの向上だけを訴えてきましたが、これからは限られたパイのなかで必要な事業を選んでいく事が必要になってきます。
高いサービスを求めれば高い負担(税金)を強いられますし、中ぐらいのサービスでよければ中ぐらいの負担となります。
このことは皆さんも頭に入れておいてくださいね。

そう考えると、今このICT事業は本当に必要なのでしょうか。
もしかしたらその分、年々あがる国保に繰り入れて保険料の上昇を抑えるとか、買い物弱者のためのデマンドバスを補助して運行を増やす事にお金を使った方が喜ぶ高齢者は多いかもしれません。
1800人の利用を見込む。とありますが、その辺のニーズ調査はきちんとするのでしょうか?

3,こういった事業は農村である富士見より都市の方が必要に迫れていると思います。

だとしたら都市に先に開発させ、この先必要が生じたときに導入した方がコストも押さえられるのではないでしょうか。何事も先に始めるという事はお金がかかるというものです。

4,このサービスを受ける人はどのくらい負担しなければいけないかがわかっていません。

調査だけでも1500万円もするのですから、あまり手頃なお値段ではないのでは。と思ってしまいます。裕福な方しか利用できないサービスなら自治体が行う事業ではないと思います。

5,9月議会で土地公を解散することによる三セク債の発行するが決まりました

13億円の起債は富士見の財政規模から考えるととても大きなもので、一気に財政指標は悪化します。その際「これからは身の丈にあった自治体運営に心がけるべき」との討論をしましたが、議事録には残ったけど町長の耳には届かなかったようです。テレワークタウン構想にしろ、このICT見守り事業にしろお金がかかりそうな事業ばかり提案してきます。
財調(貯金)は減り、小学校の建て替えも考えていかなければいけないなか、このお金の使い方は大丈夫なのかとても心配です。

以上疑問に思っている事をいくつかあげましたが、だからダメと言っているのではありません。いつもこういったことを議論する間もなく、補助金がとれたからとか時間がないなどの理由で決まってしまいます。

自治体運営にスピードは必要?

災害ならわかりますが、人口形態の大きな変動があるなか、これからの高齢者福祉についてはもっと議論が必要なのでは…
住民不在のまま事業が決まっていく事に憤りを感じています。

先月の終わりのサステナ会議での説明で参加された多くの人が、この事業に疑問を感じたようです。参加された地域医療に係る方がブログにコメントを寄せて頂きました。とても参考になる意見なのでぜひ読んでください。

議会だよりの作成のため、本会議最終日の録音を聞きましたが何の討論も無く全員一致で可決されました。

いいのかな? それで…

全額国庫補助の調査事業という事だからと思いますが、なんだか残念に思いました。反対はしなくても一言意見を言って欲しかったと思います。

3月議会は来年度の予算を決める議会です。
テレワークタウンや見守り事業はどのような形で出てくるのでしょうか。
いまからドキドキしています。

養護学校で学んだこと

月曜日, 10月 7th, 2013

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先日、諏訪養護学校の諏訪養祭に参加してきました。
ぼくたちよっちゃばりと遊休農地で大豆を栽培してみそを作っている味の会は4、5年前から合同で「農業ボランティア」を結成。田植えや稲刈り、マラソン大会や新年会など、1年を通して交流を続けています。

今年は生徒たちと一緒にしらかばで作った馬を販売しました。
これはみんな生徒たちの手作りで、価格は大きさによって300円〜3000円まで。諏訪養は普段から陶器や革細工、キムチやみそなどをつくって販売していますが、この木馬も人気の商品で午前中の早い段階でほぼ完売状態になりました。

ボランティアと云いながら、元気に良い生徒たちに元気をもらい、楽しませて頂いています。

さて9月の議会の議員勉強会は(毎回思うのですが、なぜ本会議の最中に勉強会をやるのでしょうね?もっとヒマな時にやればいいのに。)、諏訪養護学校の関祐二先生に「養護学校で学んだこと」と題して話して頂きました。

あるとき生徒に
「私って障がい者なの?」
と聞かれ、返答に困っていたところ、別の生徒が
「人をいじめたり、差別したりする人こそ(心に)障がいがあるんだよ」
と答えたそうです。

このことで関先生は「障がい者」というのは社会が作り出していて、自分も差別する存在になりうることに気づかされたそうです。
ぼくたちは、つい自分が差別されないように考えてしまいます。でもそんな気持ちが差別をつくりだす土壌になっているのではないのかと考えてしまいました。
なんだか感慨深い話です。

また、中学でいじめられてきた生徒が諏訪養の高等部に入学してくると、いじめに走るのではなく人を助ける優しさでいっぱいだそうです。このことから障害があるから、深く悩み、他人のこと、社会のことを考えていることがわかったそうです。

いま、出来が悪いとか、ダメな奴とレッテル貼られている人も環境が変われば、能力をフルに発揮できるかもしれません。また出来の悪さなんて僕たち社会がその時の価値観で決めたことで、違う側面から見ればそんなことは無いのかも。障がい者に限らず「差別」というのは、やっぱりぼくたち社会がつくりだしているのだと思います。

関先生は去年、信濃境の駅付近に八ヶ岳南の学校を開校。
障がいがあっても、誰でも生活し働いて学ぶ地域の学校を目指しています。

以前、議会だよりにも紹介させて頂きました。
http://www.town.fujimi.lg.jp/uploaded/attachment/9189.pdf

すてきな活動ですね。
応援していきたいと思います。