Archive for the ‘放射能のこと・原発のこと’ Category

チェルノブイリの祈り

土曜日, 1月 16th, 2016

放射能測定ボランティアの会の新年会の参加してきました。
学校給食の放射能測定を始めて1年ちょっとが経ちました。測定することで、一概に産地のことだけでなく品種による特性があるるなど、いろいろわかってきたことがあるようです。(もちろん基準値を超えるものはありません)
測定器の購入時に、基準値を超えるものが出なければ無駄な買い物になるのではないかとの意見もありましたが、ぼくはそうは思いません。測ることで、子どもたちに安心して食べてもらえるし基準値以下であることは、それはそれで喜ばしいことです。

物理学者の早野龍五さんも対談「知ろうとすること」の中で測定の大切さを語っています。
放射能は目に見えないため、人それぞれ感覚が違いますが、冷静に客観的データを積み重ねることで正しい判断をすることができます。現在20数名のボランティアで測定を行っています。関心ある方は参加してくだい。

3cad9fdd9e939eb740600c90184fce8b

先日、「チェルノブイリの祈り」読みました。
チェルノブイリ事故後のインタヴュー集です
ノーベル賞を取ったものはだいたい読むようにしているのですが、詩や小説が多くインタヴュー集というのは非常に珍しい。ノーベル賞の中でも文学賞と経済学賞は政治的な意図がある場合があり、今回もその意図が感じられなくもありませんが、全体の構成、内容はノーベル賞に値するものだと思います。

 チェルノブイリは戦争に輪をかけた戦争です。
 人にはどこにも救いがない。
 大地の上のも。水の中にも。空の上にも。

                   〜本文より〜

チェルノブイリ事故と戦争の比較が多いのですが、戦争よりも不気味で不可解なものと捉えている人が多いようです。

 戦争なら理解できます。でも、これはなんなの?

そして一番事故の犠牲になったのは子どもたちです。
「ママ、私、もし障害児を生んでもやっぱり愛してあげるわ」
10年生(高校1年?)で、もうこんなことを考えている子もいます。

 ユーリャ、カーチャ、ワヂム、オクサーチ、オレグ。こんどはアンドレイ。
 アンドレイはいった。
 「ぼくらは死んだら科学になるんだ」
 カーチャは思った。
 「私たちは死んだら、忘れられちゃうのよ」
 ユーリャは泣いた。
 「私たち死ぬのね」
 いまでは、空はぼくにとって生きたものです。
 空を見上げると、そこにみんながいるから。

                    〜本文より〜

作者アレクシエービッチは、チェルノブイリ後は別世界になったと言ってます。

 チェルノブイリのことは忘れたがっています。最初はチェルノブイリに勝つことができる
 と思われていた。ところが、それが無意味な試みだとわかると、くちを閉ざしてしまった
 のです。
 自分たちが知らないもの、人類が知らないものから身を守ることはむずかしい。
 チェルノブイリは、私たちをひとつの時代から別の時代へと移してしまったのです。
 私たちの前にあるのはだれにとっても新しい現実です。

                    〜本文より〜

フクシマを経験した私たちも新しい時代に移ってしまったと言えるかもしれません。これだけの多くのものを失ったのにもかかわらず、なぜ原発を再稼働しなくてはいけないのか理解に苦しみます。
co2やエネルギー政策のこと。感情的、感覚的なことを排除し冷静に考えることも大事ですが、人々の感情に寄り添って社会を作っていくことも大切だと思います。
「チェルノブイリの祈り」には大切な人や生活、自然環境、未来を失った人たちの苦悩が詰まっています。原発が必要だと思っている人は、まずはこの本を読んでもらいたいと思います。
チェルノブイリやフクシマの苦悩を受け止め、もう一度原発のない社会を目指すべきではないでしょうか。

はじめのいっぽパレードin富士見

木曜日, 6月 4th, 2015

通信8号表紙
*チラシはクリックすると大きくなります。

北杜市を中心に脱原発の活動をしている「4月3日のひろば」の皆さんが富士見でパレードを企画しました。

「4月3日のひろば」のみなさんは、2011年4月3日に結成。特に代表はいませんが広く市民が参加をし、これまで16回「はじめのいっぽパレード」を行っているそうです。
いつも山梨県内で活動してきましたが、県境を越えた富士見で行うことで山梨県側と長野県側とで連携が取れればとのこと。

そこで学校給食の放射能測定のボランティアを行ってる富士見給食食材測定ボランティアの会、子供の未来を考える会、脱原発すわ連絡会が共催となっての開催となりました。

   日時:6月14日
   場所:富士見コミプラ
      am9:30~11:00  交流会:コミプラ大会議室
      am11:10~    富士見町内パレード
               コミプラ駐車場前→アグリモール前→
               富士見町役場前→コミプラ駐車場前

交流会は、参加者が思いや活動、なんでも自由に意見交換ができる場を考えています。
良い交流になればと思っていますので、多くの参加お待ちしております。

フタバから遠く離れて[第二部]の上映会

木曜日, 3月 12th, 2015

10984051_430958900399850_6118192880456741057_n-1

10633193_430958980399842_187116807253212065_o
*チラシはプチっとやると大きくなります。

脱原発すわ連絡会
で「フタバから遠く離れて[第二部]」の上映会を開催します。

  日時:3月15日(日)  ①10:00~
               ②14:00~
           上映時間114分
  場所:ちの地区コミュニティーセンター
  料金:大人1,000円。大学・高校生500円。中学生以下は無料

映画上映の間に、脱原発すわ連絡会企画ツアーの報告会を開きます。
写真や映像を交えながら質問に答えるかたちで行います。
ぼくも会場に居ますので気軽に寄ってくださいね。

あの事故から4年。
大きく世の中が変わると思いましたが、あまり変化は感じられません。
いまだに避難生活が続いている福島の現状を知ることで、持続可能な社会について考えることができればと思っています。

おおくの参加お待ちしております。

脱原発福島ツアー

木曜日, 12月 4th, 2014

11月のあたまのことです。
脱原発すわ連絡会で、原発事故後3年半たった福島の今を見に行ってきました。

RIMG0028

国道6号線を通ってきました。

国道6号線は帰宅困難地域を通過すり為、今年の10月15日まで通行止になっていました。
いまだに放射線量は高く(新聞報道によると最大値毎時17・3マイクロシーベルト)、この地域に住む人は家に帰ることができません。
各交差点は帰宅困難地区への侵入を防ぐため、バリケードで固め警察官が監視。盗難防止のための各家の入り口のバリケードが異様な光景に感じました。

RIMG0024

車内に置いた線量計は最高毎時5,5マイクロシーベルトを表示、マイクロを運転していたぼくは、なんだか頭が痛くなりました。後ろで乗っていた人も「頭が思い」と訴える人もあり気のせいではないような気がします。
各交差点に立っている警察官は、普通の制服にマスクをしているだけでした。
大丈夫なのでしょうか。

RIMG0006

各地に太陽光パネルが設置されていました。
発電した電気は高圧で送らなければ送電ロスが大きく、発電は負荷(需要)の近くに設置しなければあまり意味がありません。他に用途がない土地の有効利用ということでしょうが、今の太陽光エネルギーが投機の対象になっていることを改めて感しました。
太陽光パネルの脇に、除染したものを詰めた袋が置かれていることが象徴的です。

2日目は地域の人たちとの交流をテーマに、長野から持ってきたお米を仮設住宅に住む人たち、それぞれの家に届けてきました。
なんだか物見遊山な感じで失礼かなと思っていましたが、各家でいろいろな思いを聞くことができました。
”壁が薄いので、隣の音が聞こえる”
”もっと広いところに住みたい”
など、現状のことから被災した日のことなど様々なことです。

最後に訪れた初老の女性ですが、家を失い、家族はバラバラになり、病気になり歩くのにも不自由な思いをしているのにもかかわらず、それでも今の現実を受け入れ前向きに生きようとしている姿に、心が揺さぶられる思いをしました。帰るときにいつまでも玄関先で見送ってくれたことが印象的でした。

仮設住宅に住むの人たちは「人との交流」を求めています。
何か支援がしたい。そんなこと思った人は余計なことは考えずに、まずは現地へ足を運んでみましょう。

海岸線はたくさんのテトラポットが並び、帰宅困難地区以外は復興住宅などの建設が進み、なんとなく復興が進んでいるような印象を受けますが、福島の人に会ってみると復興はまだまだだとわかります。

それなのに、なぜ原発再稼働なんてことがいえるのでしょうか。

竹島、尖閣、千島、日本の領土について熱く語る人たちが、本土にある福島がなくなったことに関して、何も言及していないことにも疑問を感じます。

戦後70年、一回も戦争をしていないのにもかかわらず、領土を失ったと考えることはできないだろうか。

衆議院選が始まりました。
経済のことばかりが争点になっているように思いますが、原発のこと、秘密保護法のこと、集団的自衛権のこと、いま、国のあり方が大きく変わろうとしています。
かならず選挙は行くようにしましょうね。

放射能測定器納入

月曜日, 7月 28th, 2014

RIMG0003

本日3月議会で予算計上された学校給食の食材を測る放射能測定器が納入されました。
そこで測定のボランティアに参加するみなさんも集まり、メーカーさんから測定器の使い方の説明を受けました。

機種はEMF211(50-1L)型ガンマ線スペクトロメーター
県が使用している測定器と同じ3インチのシンチレーション検出器ですが、こちらのほうが精度が良いようです。

食材を刻んで突っ込んでスイッチを入れれば良いと思っていたのですが、意外とめんどくさいです。
まず最初にエネルギー校正ということをします。これは正確に測るため測定器の微調整。

そのあとバックグラウンド値というものをとります。
そのまま測ってしまうと、もともと自然界にあるものと食品の数値が合算されてしまうので、放射性物質がない状態で測定(バックグラウンド値)、その後検体を測ってバックグラウンド値を差し引くことで測定値を出します。

それほど難しい作業ではありませんが、少し”慣れ”が必要に思います。

測定は15分でできますが、1時間ぐらいやった方が数値の精度は上がります。
準備などを入れると1時間半〜2時間ぐらいはかかるのでしょうか。

小金井市の市民測定所のように朝当番が食材を投入、夕方の当番が食材を取り出すなど、ボランティアが関わりやすい方法を模索していく必要があるようです。

いまはちょうど夏休みなので、その間にみんなでちょっと練習をして、夏休み明けから本格的に測定スタート。こんな予定かな。

この学校給食の食材放射能測定は、保護者や一般町民のボランティアで成り立ちます。
まだまだボランティアの数は十分とはいえません。
できる範囲でかまわないので、多くの人が関わってもらえればと思います。

ボランティアの参加は   子ども課 総務学校教育係 0266-62-9235