Archive for the ‘富士見メガソーラー株式会社’ Category

蓄電池のこと

日曜日, 6月 29th, 2014

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ちょっと前のことですが信州ネットSUWAで、京セラの方を呼んで現在の蓄電池事情について話を聞きました。

京セラでは現在7,2kWhと14,4kWhの2種類の蓄電池を販売、震災後販売数が増え始め、今では月の400台販売しているそうです。
背景にあるのは電気を取り巻く環境の変化です。
震災前、標準的な家庭の電気料金は6251円のですが、2014年4月現在8111円、30%も上昇したことになります。
節電対策、災害時のための備えとして設置する人が多いようです。

太陽光発電とセットで設置する方がほとんどで、11時以降の安い電気を蓄電池のためて、昼間もしくは夕方に放電して節約をする使い方が多いそうです。

今後の電気料金についてですが、当面今よりも安くなる事はないとみているようです。
ひとつは日本は原発が止まっているため電力の需要があるとして、シェールガスなどが輸入されても安い価格にはならないこと。
そしてもうひとつは2年後から始まる電力の自由化です。
普通は自由化をすれば競争が生まれ料金は安くなるのですが、電力に関しては先行しているヨーロッパ、アメリカなどほとんどの国は自由化する事で電気料金は上がっているそうです。

現在は電気料金を上げるためにはお役所の許可が必要ですが、自由化になれば料金値上げも自由。自由化にすれば料金は上がるというのが世界のトレンドだそうです。

電力の自由化は本当に良いのかどうなのかは、実は以前から疑問に思っています。
火力や原発が10円前後でどっちが安いかなんて話をしているときに、40円の太陽光は果たして売れるのだろうか?自然ネルギーは電力の自由化で本当に普及するのだろうか?
自然エネルギー推進派の多くは電力自由化に賛成だと思うんだけど、疑問がいっぱいです。

さて太陽光と14,4kwの蓄電池があれば、電力会社との契約をやめオフグリットに出来そうな気もしますがどうでしょう。
その辺聞いてみました。

値段の事もあり、14,4kwを買う人は100人に一人いるかどうかで、今は太陽光で発電したものは自家消費よりも売電した方が”得”だそうです。

価格は7,2kwhでメーカー希望小売価格240万円、工事費が30万円ぐらい。
この話を聞いたときは補助金を活用すれば、かなり安くなるとの話(計算方法は複雑ですが半分くらいの金額)になるとのことでした。
*取りまとめているSIIのHPをみるとこの補助金は6月23日で終了したようです。

では蓄電池を入れて元は取れるのかというと、補助金を活用しても元を取る事は難しいそうです。
この事は購入者もわかっており、いざとなったときに利用できるとか、将来的には自給自足ができるなどの理由での設置のようです。
ずいぶん安くなりましたが、まだまだ元をとる事は難しいようです。

あまり知られていませんが、メーカーが破綻した場合、修理ができなくなった場合は設備認定が取り消され電気の買い取り価格は7円に、また中古で買った場合は買取価格は11円になるそうです。
実際はメーカーが破綻しても、どこかの会社が救済に入るし中古だと申告する人もいないので、この価格は適用されていないようですが、7円とか11円といった価格が存在している以上、今後の電力のか価格がどうなっていくかはわからないとのことでした。

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さて、富士見の議会です。
6月定例会で富士見メガソーラー株式会社の出資金のうち1500万円が、計画にはなかったが早期に町に返還される事になりました。
これは中電との系統連携が予定よりも安くなった事、発電量が予想よりも好調といった理由です。将来の電力事情が不透明のなか、計画にない早期の返還は評価できるとの討論をして賛成をしました。

変化の多い電力事情。
これからも注視していきたいと思います。

富士見メガソーラー竣工式

水曜日, 11月 6th, 2013

5日、富士見メガソーラー株式会社の竣工式に行ってきました。

コンデンサーの所にある表示板は。

 現在の発電量     1665,3kw
 本日の発電電力量   5115kwh
 本日のCo2削減量  1814,6kg-Co2

11月1日から発電を始め、今のところ予想の1,6倍の発電量だそうです。

お隣の県営団地で建設中のシャープ(8メガ)の施設は土台がやたら大きくてごついのだが、あれは積雪対策とのことです。富士見のメガソーラーは積雪は多くても60cmとの考えで、低い位置での設置となっています。
土台の杭を打ち込むのに岩盤が意外と固く、コンクリートを引き詰めて杭を固定しているそうです。

そいつは建設費が余分にかかっちゃったね。と施工業者のNTTファシリティーズさんに言ってみたら、それはプロポーザルの範囲ですから…との答え。

相場6億円に対し、8億もかけてるんだからしっかり作ってもらわなければ困ります。

ついでにいろいろ聞いてみました。

太陽光パネルは意外と壊れやすく、メーカー保障はあるものの、実際どれが壊れているかわからないことが多いと聞くが問題ないの?

パワーコンデショナーのアウト側に計測システムをつけている。範囲が1枚1枚というのは難しいが、問題のある群はわかるので、あとは人力で1枚1枚チェックしていく。

1枚1枚のパネルのチェックは赤外線カメラを使うんですか?

一つ一つ電圧値などをチェックする。

じゃ、チェックはけっこう大変だ!

コンピュータにプログラムされ、異常値が出た場合アラームで知らせてくれる。

この問題は以前メガソーラーの専門家に頂いた「太陽光発電システムの不具合ファイル」に詳しく載っているが、正直ぼくには難しくてよくわかりません。

わかりやすいサイトを見つけたので、興味がある方はこちらへ

http://taiyoseikatsu.com/special/mtrouble/mtrouble01.html

電気の需要の問題も気になるんですが…

その問題はバンク逆潮流が法律で認められたので解消できます。

1kwあたりの負担金は3675円だから2メガで735万円だね。
当然、町ではなく富士見目がソーラー株式会社が出すべきだと思うのですが、そんなこと聞くのは悪いのでやめときました。

バンク逆潮流が認められれば、それで問題が無くなったのかはわかりませんし、パネルの故障がわかりづらい件も、解消するには8000万円の機器をつける必要がある何てことも聞いたことがあります。

ま、ぼくたち議員は三セクの経営に関して議決権はなく、町が三セクに新たな出資をしなければいけない場合は議決権があります。そんな必要はない事を祈るばかりです。

とりあえず発電事業が始まりました。
事業には反対してきましたが、うまくいって頂きたいと思います。

というかうまくいってもらわないと困ります。

メガソーラー事業の議会だより臨時号

水曜日, 2月 20th, 2013

メガソーラー事業の予算を審議した臨時会について、議会だより臨時号を発行しました。

これまでメガソーラー事業の臨時会、すべて臨時号を出しております。
ちなみに予算が無いので自分たちで印刷しています。

7月臨時会
富士見メガソーラー株式会社設立出資金300万円
http://www.town.fujimi.lg.jp/site/gikai/gikai-tayori123.html

10月臨時会
富士見メガソーラー建設予算9700万円
http://www.town.fujimi.lg.jp/site/gikai/gikai-tayori125.html

そして今回1月臨時会
建設費予算1億円、これで総額2億円の予算全てが決まりました。
http://www.town.fujimi.lg.jp/site/gikai/gikai-tayori127.html

1月臨時号の質疑の半分が僕ですが、編集委員長だからじゃありません。
これでも他の議員は2つの質問を削除したのに対し、ぼくの質問の半分は削除してます。

表面は僕が録音聞きながら原稿書いてますが、噛み合ない答弁をいかに一般の人に読みやすくするかに、いつも苦労しています。もちろん発言の趣旨が変わらないとことに気をつけて。
事務局の校正に助けられながらですが、うまくまとまっていると思いますよ。

自画自賛です(笑

いまだこの事業のことが、よくわかっていない町民のかたが多いようですね。
最初から読めば今までの流れがよくわかると思います。

ぜひ読んでみてください。

メガソーラー反対討論

日曜日, 2月 3rd, 2013

録音聞きながら、議会だよりの原稿をつくってます。
質疑の半分以上の時間は、ぼくが使ってました(笑

ついでなので反対討論も書いておきます。
ちなみに自然エネルギーは推進派ですから…   ぼく。
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今まで多くの質問をしてきましたが、明確な答えはまだ得られていません。

系統増強コストに関しては経産省でも話し合われており、リスクについてまだ対策がなされていない。

契約書、覚書を見せられないなかで1億円の予算を認めることは注意義務違反に当たり、将来問題が起こった時、町長、議会は損害賠償請求の対象になると思われます。

電気事業法には公共の利益の増進に支障がある場合は契約内容が変更することできる。これは再エネ法で42円に決まったが上位法である電気事業法に組み込まれたわけではありません。
将来不具合がでてきた場合、整合性を保つため新たな省令がでて、再エネ法はザル法になってしまうことも考えられます。
このようなリスクがある事業は企業がやるべきであって自治体がやるべきではありません。

町長の答弁では災害時のエネルギー供給に対してもなにも考えていません。この事業はあくまでも売電目的の事業であり、住民の福祉に対しては何も考えていない。自治体がやるべきことはお金儲けのビジネスではなく、住民の福祉の向上です。

新聞報道によると来年度予算は66億円、各課の要望に対し3億円足りない。
財政が逼迫するなか、福祉や教育、自治体としてまだやるべきことは多い。

富士見メガソーラー建設費関連予算全額出資

土曜日, 2月 2nd, 2013

1月28日臨時議会で富士見メガソーラー建設計画、残り1億円の出資が6対4の賛成多数で可決しました。
これでメガソーラー関連の予算は全て確定したことになります。

議会前の全協で、中電との契約の内容が知らされました。

今後富士見町で人口、世帯数減少、省エネ等により需要減となることが予想されている。
条件の中にソーラー発電が増えることによって需要がオーバーした分について送電抑制できるとあったが、予想した減少内であれば、電力会社が抑制した分を保証することが合意された。
抑制の予想は20年間で約500万円。

前回の全協では「まずいかも…」という空気が流れたが、これで一気に安心ムードです。
しかし議会前にいきなり言われてもねえ。
そういった事は、もっと早く言ってもらって審議してから議会に望みたいところです。

さて議会。
なっとくのいかない僕はたくさんの質問をしました。その一部です。

メガソーラー発電所は蓄電池を活用せず、中電に繋げるのだから災害時には役に立たない。災害時のエネルギーについてどのように考えているか。

町長:大災害で発電できなくなるのは仕方がない。将来発電と送電が分離されれば災害時でも活用できるようになる。

発電量を抑制した分を保証する覚書はいつできるのか。また覚書が出来ていない中、予算を決めることに問題はないか。

町長:人口減少は県の推計でも減少することはわかっているが、電気の需給状況の変化は、これから計算をする。急いで作りたい。

需要が減った場合、変電所の電圧が上がって発電していても電気が流れなくなることがある。メーターも動かないと思われるが保証金額はどのように計算されるか。

町長:そのようなことはない。

将来、不安定な太陽光発電が増えることによる系統増強コストは富士見メガソーラー株式会社が払うのか、町が払うのか。

町長:コストについては収支計画書を出してある。これ以上のコストはかからない。

契約書、覚書が無いなか予算を認めることは、将来問題が起こった時損害賠償請求の対象になるのではないか。

町長:モデル契約書を見てほしい。将来人口減少や省エネの推進による需要の減少は500万円と推計されている。その500万円は保証されている。
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電気事業法第23条にはこんなことが書いてあります。
経済産業大臣は、電気の料金その他の供給条件が社会的経済的事情の変動により著しく不適当となり、公共の利益の増進に支障があると認められるときは、第19条第1項の認可を受けた供給約款または第21条第1項ただし書の認可を受けた料金その他の供給条件の変更の認可を申請すべきことを命ずることができる。

要するに契約内容は社会的な要因で変更できるのだ。
太陽光発電は安定しない不安定な電力、将来電気の需要いかんではたくさん流されては困る電力になることも考えられる。

なんども言うけど再エネ法は特別措置法でしかなく、上位法の電気事業法に組み込まれたわけではない。良質な電気の安定供給のために電気事業法との整合性をとるため、新たな省令がでてザル法になることも考えられる。
売電価格42円というのは不自然に高価格なのだ。もう少しリスクを考えるべきだ。

契約書、覚書も見せられていないなか、認めてしまったことにも疑問。
これは将来問題になった時、注意義務違反として責めを負う可能性もある。

議会として、この計画を止めることはできなくなりました。
これからはしっかり監視していきたいと思います。