Archive for the ‘太陽光発電の問題’ Category

富士見町の太陽光発電規制の条例(案)パブコメ募集

月曜日, 4月 29th, 2019
4月29日 長野日報

富士見町が、いよいよ太陽王発電事業を規制するための条例案を作成しました。現在、パブコメを募集しています。


「富士見町太陽光発電設備の設置及び維持管理に関する条例(案)」に対する住民意見(パブリックコメント)の募集について
http://www.town.fujimi.lg.jp/page/photovoltaic-public.html

先日、富士見町内の太陽光発電事業を考える会は、この条例(案)に対して意見書を提出して起案した。

ポイントは3つです。

・規制対象の規模
・禁止区域の設定(ゾーニング)
・住民同意の方法、関係住民の範囲

意見書提出後、担当課と1時間ほど意見交換をしてきました。担当課の考えも分かり、かなり考えられて作られたものだということも分かりました。

パブコメは5月6日まで募集しています。
多くの方の意見が出ればと思います。 

 富士見町太陽光発電設備の設置及び維持管理に関する条例案についての意見書      
                               平成31年4月26日
富士見町長 名取 重治 殿
                      富士見町内の太陽光発電事業を考える会
                      代表 佐久 祐司

 これまで富士見町内の太陽光発電事業を考える会では、太陽光発電事業の規制を含めた条例制定に向け勉強会を重ね町民の意見の集約を行ってきました。今回出された「富士見町太陽光発電設備の設置及び維持管理に関する条例(案)」は、残念ながら多くの町民が望む内容とはなっておりません。現在の問題は規制が緩和された50キロワット以下の低圧案件が、近隣住民の同意のないまま乱立していることが問題です。事実、富士見町内におけるFIT認定146件中の92件が50キロワット以下です。また、近年自然災害が多発しているため、土砂災害警戒区域への建設に不安を覚える町民が多くいます。この条例(案)では、50キロワット以下を非特定発電事業と緩和し住民同意は努力規定、禁止区域は急傾斜地崩壊危険区域と土砂災害特別警戒区域の2件のみ、現在の問題解決にはなりません。そこで「富士見町内の太陽光発電事業を考える会」では、以下の修正を提案します。
                   記

・第2条4,5項 特定、非特定に分けず、10キロワット以上で統一し規制する。近隣の茅野市
 や北杜市でも、50kWで規制を分けるような条例を検討していない。
・第2条6項 周辺住民の定義を事業区域の境界から100メートルとする。
・ 第5条禁止区域に土砂災害警戒区域、長野県景観育成重点地域、「信州ふるさとの見える
 丘」 認定箇所に影響が在る場所、を加える。
・「町長は、必要があると認めるときは、抑制区域を変更することができる」を加える。
・第8条3項 事業者は区と周辺住民の合意文書又は協定締結を義務規定とする。
・「町長は区と周辺住民の同意がないものは許可しない」を加える。
・第8条4項 「・・下流域の区・集落組合の同意を得なければならない」に変更する。
                                  以上



富士見町議選立候補者への太陽光発電の規制条例についての公開質問

月曜日, 4月 15th, 2019

富士見町内の太陽光発電事業を考える会では、平成31年4月16日告示の富士見町議選立候補予定者に公開質問を行いました。

野立ての太陽光発電施設を規制する条例の制定について
   あなたは条例が必要だと思いますか?
    必要と思う        必要ない(2者択一と自由記述)

(あいうえお順)

牛山基樹氏
必要と思う
はじめまして牛山基樹です。
先日お電話にて説明いただきありがとうございました。
町の未来の為に考えていきたいと思います。

小倉裕子氏
必要と思う
太陽光発電自体は反対ではありません。家庭も含めて施設ごとに自前で電力を確保するとか、地域で供給するなどの方向でなら大いに意義があることだと思います。蓄電技術も上がってきました。しかし今の同事業は現在の電力会社への売電が主体で送電ロスも大きい状況です。このままでは国も手を引き、放置されたパネルだけが残ると思います。

織田昭雄氏
必要と思う

太陽光発電所はクリーンエネルギーとして必要であると私は考えていますが、設置できる場所とできない所のすみ分けが必要であるし住民の合意なくして設置は出来ないとすべきではとも思います。

川合弘人氏
未選択
大規模な太陽光発電施設メガソーラーは、自然環境を守るという観点からも一定の規制が必要だと思います。しかし、低圧の小規模な施設まで同様の網をかけてしまうのは、どうかと思います。再生可能エネルギーは必要であると思います。適した場所に地域の同意が得られれば進めるべきではないでしょうか。

小池隆氏
必要と思う

自然エネルギーの利用は重要ですが、無秩序な開発は設置期間が長期になるので、開発前の検証が重要です。条例の制定を推進します。

五味仙一氏
回答拒否

五味平一氏
必要と思う

太陽光発電は再生可能エネルギーとしては地球環境を守るには良いエネルギーではあるが、発電設置場所においては森林の伐採や景観を壊す、そして反対を押し切っての強引と思えるトラブル設置もあり、はたして太陽光発電は本当にクリーンな発電方法なのでしょうか?
それからパネルの腐食剤についても、環境への影響が心配される。

島正孝氏
必要と思う

無思慮、無計画、金もうけだけを考えての太陽光発電設備の設置には無条件で反対であります。この信州・富士見高原には緑の森や林こそ必要で、時流に迎合した金儲け主義のいかなる設備も必要ないです。

名取久仁春氏
必要と思う

6月制定を目指す。

名取武一氏
必要と思う

麻績村並みの厳しい条例が必要と思う。町は関係集落の同意を要件に入れようとしているが、近隣住民の同意は渋っています。しかし太陽光の計画は集落から離れたところが多く、集落の多くの方には影響がないために同意される恐れがあります。影響を受けるのがほんの数件ですがこの方々の権利を守ることが大事なことです。

矢島尚氏
必要と思う

お世話になっております。現在町でも策定中です。9月議会を目安に慎重に必要項目を審議しています。議会では既に町側に提出済みです。

三井新成氏は、公開質問状を送付した時点での出馬表明が無かったため、送付していません。

4月10日信濃毎日新聞

県議選の結果について

水曜日, 4月 10th, 2019

県議選は残念ながら落選となりました。
多くの方の応援をいただきながら結果を出せず申し訳ございませんでした。決断が遅く表明が遅くなったことに原因があります。1月半ばの表明で投票まで3か月を切り時間が足りませんでした。

この間一番訴えてきたことは、これまで取り組んできたソーラーの問題です。安い土地を求め、都会の事業者や投資家たちが所かまわず建設し住民とのトラブルが増えています。今の法律では土砂災害警戒区域であっても建設できますし、景観条例で地域を守ることもできません。

特に茅野市米沢地区の方たちが心配しているのは、霧ヶ峰下に計画されている「四賀ソーラー事業」です。大きさは196,5ヘクタール。下流域の米沢地域への土砂災害の影響、茅野市の4分の1の人たちの飲み水として利用している「大清水湧水」への影響は甚大なものです。

私を突き動かしたのは、今のソーラー発電の乱立は東日本大震災から何も学んでいないという憤りです。あの時、私たちは大きな悲しみと共に築き上げたものが一瞬にして失ってしまうこと、そして科学技術の限界と自然環境と調和した社会をつくっていかなけらばならないことを知ったのではないでしょうか。
大きな利益は都会の事業者や投資家が得て、地域はリスクばかり背負わされる。本来、都会よりも豊かな生活ができる地方が、循環型の社会を築き都会から自立できる社会をつくっていかなければならないという思いです。

最初は数人で始めた選挙活動ですが、様々な政党や市民団体の応援を受け、大きな動きとなっていきました。日ごとに茅野市に設けた選挙事務所も賑わいを増していきました。遊説先では、日に日にあたたかな声援が多くなりました。ソーラーのこと何とかしてください、という声も多く聞きました。特に女性は「水」のことを心配している人が多いように感じました。

結果は残念でしたが、やって良かったと思っています。
意義もあったとも思っています。
多くの仲間ができました。とても良い仲間です。
今回つながった人たちと一緒に、今後も地域のための活動を続けていきたいと思います。

     *最終日の最後の訴え。1日20回以上の演説でへろへろです。

太陽光発電設備について早期の法整備を求める要請書

月曜日, 1月 21st, 2019
1.17長野日報より

先日、「富士見町内の太陽光発電事業を考える会」で太陽光発電事業について規制を含めた条例を早く作ってくれるように要請書を提出してきました。

ぼくらが最初に要望したのは昨年5月のこと。町長はこのことを受け6月議会「で「規制を含めた条例づくりへの調査・研究をしていく」と答弁しました。

そして12月議会に早く条例をつくるべきではないか。という名取議員の質問に対し、近隣の市町村が9月ごろを条例制定を目指していることを引き合いに「関係者の調整にそのくらい時間がかかる」と9月ぐらいの制定を考えていることを示唆する発言があったので、要請書を提出することにしました。

町内の中で早く条例をつくるべきという意見が高まるなか、9月はちょっと遅すぎます。FIT法が改正され、事業者は計画の実施を急ぐ必要が出てきたこと。他市町村より遅れると標的にされる恐れがあること。買取価格は下がりましたが未だに認定数が増え続けていることが理由です。
麻績村の村長は条例をつくると決意してから20日で制定までこぎつけました。無理な話ではありません。

この日は総務課長ほか担当者が対応してくれました。要望書を提出後1時間余り意見交換を行いました。ぼくらの気持ちを真摯に受け止めてくれたように感じました。

ぼくらは早期の条例制定、3月議会での議案提出を求めました。
いち早い規制を含めた条例制定が必要です。
.

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太陽光発電設備について早期の法整備を求める要望書

平成31年1月16日

富士見町長 名取 重治 殿

                富士見町内の太陽光発電事業を考える会

代表 佐久 祐司

要望の趣旨

 去年は西日本豪雨をはじめ、台風、地震など、各地で様々な災害がありました。西日本豪雨では太陽光発電施設の被災は12か所にのぼり、中でも姫路市での崩落事故は、災害時の太陽光発電施設の安全性が問われることとなりました。これまでの再エネ礼賛の雰囲気も大きく変わり、自然破壊、景観破壊、災害リスクなどの問題が顕在化、太陽光発電施設の急激な普及についての弊害が全国的にも知られるようになってきました。ここ富士見町でも、境小前や田端地区の事例など、ルールを守らない事業者の存在で太陽光発電は住民の大きな関心ごととなっています。

 さて、町長は12月議会において、規制を含めた条例の制定の必要を述べたものの、近隣自治体の取り組みを引き合いに、9月ごろの制定を匂わす発言がありました。私たち「富士見町内の太陽光発電事業を考える会」は、昨年5月に早期の条例制定を求めており、早い条例制定が必要だと考えています。

 買取価格が下がっているものの、昨年春の認定数は122件だったものが現在では154件といまだに増え続けています。また、近隣の自治体が条例制定を進める中、自然環境が豊かで太陽光発電の適地である富士見町に集中する恐れがあります。FIT法の改正により工事を急ぐ事業者も増えてくることが予想されます。富士見町の豊かな住環境や自然環境を守るために早期の条例制定をもとめ、ここに要望書を提出します。

要望事項。

1、富士見町内の太陽光発電施設について、規制による適切な設置と管理を定めた条例を3月議会で提出することを要望します。

以上




FIT法の何が問題か

日曜日, 1月 13th, 2019




10月8日に、茅野市で行われた全国メガソーラー問題シンポジウムで「FIT法の何が問題か」と題して話をさせていただきました。


FIT法とは固定価格買取制度。
高価格の再生可能エネルギーを普及させるために、再生可能エネルギーを20年間一定価格で買い取る制度のことです。初年度、太陽光発電は40円という高価格でスタートしました。この高すぎるFIT価格が今の太陽光発電事業の問題を引き起こしていると考えています。

このFIT価格は電力会社ではなく一般消費者が「再エネ賦課金」として、毎月の電気量と一緒に負担しています。その額は2018年には2兆4000億円に達しています。実に消費税1%分にもなるわけです。(消費税1%の金額は諸説あります)
消費税1%分のお金を使っているのにも関わらず、様々な問題が噴出しているのが現状です。

明日になりますが、中野ZEROホールで「全国メガソーラー問題中央集会」が開催されます。都会に住む人たちは再エネの普及率が伸びればエコだと感じていると思いますが、地方では大きな環境破壊が起きていることを知っていただきたいと思います。

「FIT法」について、また、10分程度話してほしいと頼まれたので、ちょっとバージョンを変えて話をしたいと思っています。ぜひ、多くの参加お待ちしております。