Archive for the ‘境メガソーラー計画’ Category

境メガソーラー建設計画についての一般質問

月曜日, 12月 5th, 2016

富士見町議会で名取議員が、大泉湧水を上水利用している4集落がすべて反対していることについて、一般質問で取り上げました。

①境メガソーラー建設計画について
・境メガソーラー建設計画については、「地元4区全てで反対」と報道されている。
 これで計画は断念されるとみてよいか。

町長・・・4地区が住民投票で反対表明したことは、新聞報道で知っているが、その後、レノ
     バ社からの連絡はない。この結果を受け、レノバ社が計画を断念するかはわからな
     い。
     現在の住民投票は、しっかりとしたデータがない状況のため、現時点で、結論が出
     せる状況ではない。レノバ社がアセスに入り、その結果により住民投票が行われた
     場合は、そのことを尊重すべき。
     県の環境部に科学的な根拠をもとに、水害、湧水への影響がないことをしっかり調
     査してほしいとお願いしをしてきた。
     町として、現在は結論をだしていない。

名取議員・・・4集落が反対、同意しないと決めたのに、これでも結論が出ないのか。

町長・・・今回の賛否は、きちんとしたデータが揃っていない状況での判断。
     危険だという声が大きい中での結果であり、正しい判断がされていないと思われ
     る。アセスによる県の有識者が詳細に調べ判断した内容で、判断すべき。

名取議員・・・アセスをやった時点で、もう一度住民投票をしろということか。

町長・・・その時の状況による。
     これまで、町民のみなさんに、アセスによるしっかりとした調査をさせることを約
     束してきた。なぜ、レノバ社はアセスの前に住民投票をやらせたのか疑問。

名取議員・・・町長は、これまで地元の合意がなければダメだと言ってきた。町長は住民の意
        見を尊重すべきではないか。

町長・・・これまでアセスでしっかりと調査をすることを約束してきた。
     なぜ、アセスの前に住民投票で結果を出したのか理解できない。

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これまで町長は、「地域の人の同意がない限り計画は進めさせない」と力強い発言で、住民よりの姿勢をみせてきました。
しかし、今日の発言は。「一般市民は、無知で愚かで感情的で、正しい判断ができない」といっているようなものです。議会で発言してきたことを簡単に覆す町長はいらないし、住民の声に耳を傾けないような町長はいらない。今すぐやめてもらいたいと思います。

だいたい一般質問の内容は、事前(10日ぐらい前だっけかな?)に通告表をもらっているのですから、レノバ社にどう考えているのか問い合わせるぐらいのことはしても良いのではないかと思います。
民間がやる事業だから関心がないのかもしれませんが、これだけ地域住民が心配をしている事業なので、町のリーダーとして、しっかりと対処してもらわなければ困ります。

反対を表明した集落の区長さんも傍聴に来ていましたが、町長の答弁にはがっくりとしていました。これで問題が解決したと思っていたわけですから当然です。

アセスで正しい判断がなされるのであれば、リニアをとっくに止まっています。
残念ながら、我々「境メガソーラーを考える有志の会」の活動は、まだ終わらないようです。

境メガソーラー4集落すべて反対!

日曜日, 11月 20th, 2016

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*11月20日信濃毎日新聞より

昨夜、池袋区の区総会において、境メガソーラー建設計画に同意しないことを決めました。
池袋区では、上水利用している大泉湧水の利用のほか、ししの口・井戸尻湧水群を生活水や、ワサビ田、マスの養殖などに利用してきました。レノバ社は、ししの口・井戸尻湧水に対しても、メガソーラーによる影響はないと説明してきましたが、地域の人は八ヶ岳が観光開発され、以前よりも濁ってきたと言っています。なかなか関係がないとは思えません。

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*レノバ社資料より(赤がメガソーラー、黄色が湧水群)

池袋区でも、ほとんどの人が同意をしなかったと聞いています。
当然の結果だと思います。

これで、信濃境、高森、池袋の3集落が圧倒的多数で同意をしないことを決めました。
新聞記事によりますと、投票ではなく理事会で決めると言っていた烏帽子区も同意しないことを決めたとのことですから、大泉湧水を利用している4集落すべてが同意をしないことに決めたことになります。

レノバ社は、これまで何度も地域の同意を前提とした計画であると説明してきました。
今すぐ撤退をしてほしいとお思います。

2集落、境メガソーラーに反対

火曜日, 11月 15th, 2016

町内2集落が区総会で、境メガソーラー建設計画の賛否を問う投票を行いました。

12日 信濃境 賛成13 反対94 無効3
13日 高森  賛成7  反対63 無効4

圧倒的多数の反対です。
土砂災害の危険性、生活水への影響を直接受ける地区ですので、当然の結果だと思います。

町長は、これまで関係集落の同意が得られなければ建設の許可は出さないと、議会、住民懇談会、など至る所で説明してきました。
また、レノバ社も、ぼくたちが出した公開質問状への回答で「関係地区の同意をいただいた場合においてのみ、事業が推進されると理解している(9月20日回答)」と回答しています。
新聞記事には「社内で協議中、地域の人との関わりもあるので現時点では答えられない(11月15日・長野日報)」と答えていますが、これで撤退せざるえないと考えて良いと思います。

今年6月にFIT法が改正され、アセスのことを考えると急ぎ着工しなければいけない状況になってきたようで、10月25日に高森、11月2日に池袋、10日に信濃境と、ここに来てバタバタと関係集落への説明会を開いたようですが、どこも事業に対する心配、反対の声がとても大きかったと聞いています。1年前の説明時とまったく同じ説明で、その時出された災害、湧水への対応など質問に関しては、地域住民が安心するような回答にはなっていなかったようです。
これから、19日の区総会で賛否を取る池袋でも、反対が多数を占めると思われます。

県の「太陽光発電を適正に推進するための市町村対応マニュアル」でも、”地域との調和”が強調されています。
地域の反対が多い自然エネルギーは進めるべきではありません。

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*11月15日長野日報より

環境NGOとの意見交換会

日曜日, 11月 13th, 2016

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諏訪の四賀ソーラー、富士見の境メガソーラーの問題に関わっている市民団体でつくる太陽光発電問題連絡会と、環境NGOとの懇談会を行いました。
自然エネルギーの急激な普及に伴う、環境破壊、地域の住環境への影響などを知ってもらうためです。

参加した環境NGO
 ・ISEP環境エネルギー政策所
 ・気候ネットワーク
 ・WWFジャパン
 ・太陽光発電所ネットワーク
 ・市民電力連絡会
 ・市民電力連絡会・大磯エネシフト
 ・市民電力連絡会・エコメッセ
 ・FoE ジャパン
 ・グリーンピースジャパン
 ・たあくらたあ

以上、10団体、28名の参加です。

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まずは、四賀ソーラーの建設予定地の視察です。
調整池は、沢に13メートルの盛り土をしてつくります。図面や数字だけではなかなか想像できません。現場をみると、その計画の無謀さがわかります。
潰されてしまう沢や、県のレッドデータブックにのっている湿原などを見てもらったのですが、これまで環境保護に関わってきた団体ですので、この事業が、いかに自然環境に影響を与えるかは理解してもらえたと思います。

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意見交換の場では、自然環境に多大な影響を及ぼす事業は行うべきではない、地域、企業、行政で話し合いの場「協議会」のようなものを作るべき。などいろいろな意見が出ました。

2012年、FIT法が施行されてからの太陽光発電の急激な普及は、一見、エコでサステナブルな社会へと転換しているようにも見えてしまします。しかし、地方での実態は、森林は破壊され、災害の誘発と、地下水の枯渇をも招きかねない太陽光発電が多く計画されています。
景観の問題もしかりです。
都会にいると見えない現実を知ってもらいたくて、今回の企画を設定しました。

環境問題の基本は、森を守り海を汚さないことではないでしょうか。
海の水が蒸発し、雲が山に運び雨が降らせ、その恵が里を通り海へ流れていく。
僕たちは、その循環の中で生きています。

エネルギーの問題は大事な問題です。
Co2やピークオイルのことを考えると再生可能エネルギーの普及は必然です。
しかし、まずは森を守ること。
その基本に立って、自然環境のことを考えていかなければいけないと思います。

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*11月11日信濃毎日新聞より

週刊金曜日・八ヶ岳のメガソーラー

土曜日, 10月 29th, 2016

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今週の週刊金曜日(10/28号)に「太陽光発電バブルで日本の里山が変わる」が掲載されました。副題は「今や市民の手から離れて”金融商品”に!」です。
記事を書いた野池さんは「たあくらたあ」の編集長でもあります。

野池さんは、以前にも「八ヶ岳山麓を破壊する観光開発」と題した記事を、週刊金曜日に書いています。
八ヶ岳南麓に位置する富士見町で、森林伐採を伴う保養所建設やゴルフ場増設計画などが持ち上がり、開発地の近くにある大泉・小泉湧水を守るため、住民が立ち上がったという記事の内容で、6ページにもわたる読み応えのあるものとなっています。

この開発地は現在計画が進められている境メガソーラー建設計画地と、ほぼ同じ場所です。
ゴルフ場増設計画は住民と町との間で裁判になりました。和解の成立までには、7年の歳月を必要とし、今でも大泉・小泉湧水は、地域住民の大切な生活水として利用されています。
この裁判を含め、3回、住民による裁判で開発から守られてきました。この場所は、そういう場所になります。

記事が掲載されたのは1994年の4月。あれから20年以上が経ちました。
野池さんも、境メガソーラーの建設予定地を知った時には、さぞかし感慨深いものを感じたと思います。記事を書くにあたり、何度かこの地を訪れていただきました。

今回の記事は、霧ヶ峰下の四賀メガソーラー、富士見の境メガソーラー、北杜市の野立てソーラーの問題を紹介し、その背景にあるものについて書かれています。ぜひ、手にとって読んでもらいたいと思います。

都会にいると、地方の実態はよくわからないものです。
多くの人に、太陽光発電の乱開発の実態を理解していただきたいと思います。