Archive for the ‘四賀ソーラーのこと’ Category

15,16日、Loop社説明会

日曜日, 2月 12th, 2017


*2月8日信濃毎日新聞

15日に茅野、16日に諏訪で、開発事業者であるLoop社による四賀ソーラーについての説明会が開催されます。
四賀ソーラー事業は、環境アセスに入っており、去年1月のアセスメントを行う上での方法を伝える方法書を公表、今年の9月頃に方法書に従った調査の結果、事業が環境に与える影響を検討した内容を示す準備書を公表する予定になっています。

通常は方法書が出されてから準備書が公告されるまで、説明会などを行われないので異例の説明会と言えます。今回は水象調査がメインということのようです。新しい情報でもあるのでしょうか。


*技術委員会資料

この四賀ソーラー事業、建設予定地は諏訪市なのですが、茅野市側の方が土砂災害や生活水への影響が考えられます。だからでしょうか、茅野市側では関係集落が相次いで反対声明を出しているのにも関わらず、諏訪市側ではまったくの無関心の体をなしています。
LOOP社も諏訪市側への影響は想定しておらず、水象範囲を茅野市側しか想定しておりません。諏訪市側の調査はしないということです。

果たして本当にそうなのでしょか。
ぼくたち太陽光発電問題連絡会は、諏訪市への影響は大きいと考えています。諏訪市に住む人たちも水象範囲を広げ、しっかりと調査するように訴えるべきではないでしょうか。
20年間の税収は大きいでしょうが、次世代の人たちがが困ったことにならないように、しっかりと今ある資源を繋げていかなければなりません。
とくに諏訪市側の人が、関心を持って参加してくれることを望みます。

 ・15日 19:00〜 茅野市民館
 ・16日 19:00〜 諏訪市文化センター

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さて、先日訪れてくださった環境NGOの方たちが、Loop社の要望書を提出してくれました。
この事業は規模の大きさ、環境への影響を考えると大きな問題だということだと思います。

四賀ソーラーの問題は太陽光発電問題連絡会でも情報を発信しています。
こちらもご覧になってください。  →  太陽光発電問題連絡会

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      諏訪市四賀ソーラー事業(仮称)について株式会社Looopに要望提出
                        2017年2月6日
                        パワーシフト・キャンペーン運営委員会

パワーシフト・キャンペーンは、株式会社Looopが長野県諏訪市で計画している「諏訪市四賀ソーラー事業(仮称)*1」について、森林保全や水源保全、土砂災害などの観点から懸念を持っています。

11月10日にパワーシフト参加団体で地元の団体の案内で現地を見学、12月21日にLooopを訪問し、計画見直しを求める要望書(別紙)を提出しました。
Looopからは、アセスメント準備書に対しても厳しい意見があるため現状のまま進めることは困難であり、何らかの変更は検討していること、また近隣住民の方には説明の機会を作っていきたい旨の回答がありました。

1月7日には、Looopの案内で現地を再訪問し、具体的なアセスメントの実施状況等について説明を受けました。その結果再度確認・調査が必要な点が明らかとなっています。また、大規模な森林伐採や土砂災害の可能性等がある限り受け入れられないとする住民との間の隔たりが大きいことも明らかとなっています。
パワーシフト・キャンペーンとしても引き続き注目し、中止を含めた再検討に向けて意見を伝えるとともに対応を促していきたいと考えています。
 
また、持続可能な形での再生可能エネルギーの利用を進めていきたいという観点から、重視する5つの点に下記の注記を付け加えました。 http://power-shift.org/choice/
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*再生可能エネルギーの調達にあたっては、大規模な生態系や自然環境・景観の破壊が行われておらず、
持続可能性への配慮を十分に行っている発電所からの調達であること、
あわせて地域(当該および周辺の自治体や住民)のおおかたの合意を得ていることを前提とします。以下のような調達は望ましくないと考えています。
・持続可能でない燃料を輸入する木質バイオマス発電
・大規模な森林伐採や土地改変をともなう太陽光発電
・生態系や周辺住民の健康への影響に配慮しない風力発電  など
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*1 諏訪市四賀ソーラー事業(仮称)
事業者名:株式会社Looop
事業概要:電気工作物の建設(太陽光発電所の設置 長野県環境影響評価条例 第一種事業) 敷地面積 188ha
事業地域:諏訪市
http://www.pref.nagano.lg.jp/kankyo/kurashi/kankyo/ekyohyoka/hyoka/tetsuzukichu/siga/siga.html

参議院議員、四賀ソーラーを視察

日曜日, 1月 22nd, 2017

先週末、共産党所属の参議院議員武田良介氏が、四賀ソーラーを視察に来ました。
どういう経緯の会なのかはよくわからなかったのですが、意見交換を仕切ってくれとのことでしたので参加。この日は雪もちらつくさむ〜い日だったのので、現地はパスして意見交換の場からの参加です。

四賀ソーラーの地下水への影響、土砂災害の可能性など、技術面の説明の後、四賀ソーラーの下流域に位置する北大塩区の前区長が、地域住民の意見を集約し話してくれました。
北大塩区は去年、区民総意として「反対」の要望書を長野県と茅野市に提出しています。

去年、この計画のことを区民に問いかけたところ、ほとんどの人が反対。いろいろな課題いろいろな問題があり、今の時代は問題が起こらなくても将来必ず問題が起こる。そんな意見が多かったようです。
メガソーラー建設で影響が考えられている大清水の水は、おいしいとの評判から様々な人が汲みに来ている。生まれた時からずっと飲んでいるこの水をいつまでも飲んでいたいし、子どもたち、その次の世代まで引き継がなければならない。と前区長さんは言います。反対を取りまとめた北大塩区だけではなく、近隣の区長にも呼びかけ米沢地区全域の意見として県と市に要望書を提出しました。

要望書には、米沢地区の安全安心の地域生活を不安に落とし込めるような開発計画を中止し、現在の環境を維持でき永続させるように要望したとのことです。近くに反対の看板を立て、現在も運動継続中。

会場からは、多くの建設計画についての不安の声が出ました。
「おらあ難しいことはわからんが、あんなもの作っちゃダメだ」という高齢者の発言が、妙に説得力を感じました。昔から農業をやりながら、その土地の自然のなかでいきてきた人の意見は素直に聞くべきでしょう。

武田議員は、皆さんの意見を受け、国会で四賀ソーラーの問題を取り上げることを約束してくれました。
いまのメガソーラーの問題は、自然エネルギーの普及をマーケティングに頼りすぎた国の政策の失敗です。自治体ごとの対応では限界があります。ぜひ、国会で取り上げてもらい、より良い自然エネルギーの普及について話し合ってもらいたいと思います。

環境NGOとの意見交換会

日曜日, 11月 13th, 2016

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諏訪の四賀ソーラー、富士見の境メガソーラーの問題に関わっている市民団体でつくる太陽光発電問題連絡会と、環境NGOとの懇談会を行いました。
自然エネルギーの急激な普及に伴う、環境破壊、地域の住環境への影響などを知ってもらうためです。

参加した環境NGO
 ・ISEP環境エネルギー政策所
 ・気候ネットワーク
 ・WWFジャパン
 ・太陽光発電所ネットワーク
 ・市民電力連絡会
 ・市民電力連絡会・大磯エネシフト
 ・市民電力連絡会・エコメッセ
 ・FoE ジャパン
 ・グリーンピースジャパン
 ・たあくらたあ

以上、10団体、28名の参加です。

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まずは、四賀ソーラーの建設予定地の視察です。
調整池は、沢に13メートルの盛り土をしてつくります。図面や数字だけではなかなか想像できません。現場をみると、その計画の無謀さがわかります。
潰されてしまう沢や、県のレッドデータブックにのっている湿原などを見てもらったのですが、これまで環境保護に関わってきた団体ですので、この事業が、いかに自然環境に影響を与えるかは理解してもらえたと思います。

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意見交換の場では、自然環境に多大な影響を及ぼす事業は行うべきではない、地域、企業、行政で話し合いの場「協議会」のようなものを作るべき。などいろいろな意見が出ました。

2012年、FIT法が施行されてからの太陽光発電の急激な普及は、一見、エコでサステナブルな社会へと転換しているようにも見えてしまします。しかし、地方での実態は、森林は破壊され、災害の誘発と、地下水の枯渇をも招きかねない太陽光発電が多く計画されています。
景観の問題もしかりです。
都会にいると見えない現実を知ってもらいたくて、今回の企画を設定しました。

環境問題の基本は、森を守り海を汚さないことではないでしょうか。
海の水が蒸発し、雲が山に運び雨が降らせ、その恵が里を通り海へ流れていく。
僕たちは、その循環の中で生きています。

エネルギーの問題は大事な問題です。
Co2やピークオイルのことを考えると再生可能エネルギーの普及は必然です。
しかし、まずは森を守ること。
その基本に立って、自然環境のことを考えていかなければいけないと思います。

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*11月11日信濃毎日新聞より

週刊金曜日・八ヶ岳のメガソーラー

土曜日, 10月 29th, 2016

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今週の週刊金曜日(10/28号)に「太陽光発電バブルで日本の里山が変わる」が掲載されました。副題は「今や市民の手から離れて”金融商品”に!」です。
記事を書いた野池さんは「たあくらたあ」の編集長でもあります。

野池さんは、以前にも「八ヶ岳山麓を破壊する観光開発」と題した記事を、週刊金曜日に書いています。
八ヶ岳南麓に位置する富士見町で、森林伐採を伴う保養所建設やゴルフ場増設計画などが持ち上がり、開発地の近くにある大泉・小泉湧水を守るため、住民が立ち上がったという記事の内容で、6ページにもわたる読み応えのあるものとなっています。

この開発地は現在計画が進められている境メガソーラー建設計画地と、ほぼ同じ場所です。
ゴルフ場増設計画は住民と町との間で裁判になりました。和解の成立までには、7年の歳月を必要とし、今でも大泉・小泉湧水は、地域住民の大切な生活水として利用されています。
この裁判を含め、3回、住民による裁判で開発から守られてきました。この場所は、そういう場所になります。

記事が掲載されたのは1994年の4月。あれから20年以上が経ちました。
野池さんも、境メガソーラーの建設予定地を知った時には、さぞかし感慨深いものを感じたと思います。記事を書くにあたり、何度かこの地を訪れていただきました。

今回の記事は、霧ヶ峰下の四賀メガソーラー、富士見の境メガソーラー、北杜市の野立てソーラーの問題を紹介し、その背景にあるものについて書かれています。ぜひ、手にとって読んでもらいたいと思います。

都会にいると、地方の実態はよくわからないものです。
多くの人に、太陽光発電の乱開発の実態を理解していただきたいと思います。

たあくらたあ Vol.40

日曜日, 10月 9th, 2016

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たあくらたあvol.40に、八ヶ岳南麓のメガソーラー計画と題して寄稿しました。
前回の憲法改正に引き続き、たあくらたあへの寄稿は2回目になります。

たあくらたあは、早くから太陽光発電の乱開発に注目し、これまで佐久市の長者原のメガソーラーや、諏訪市の四賀ソーラーなどを取り上げ、今回が第3回目となります。

県内書店で販売していますので、手にとっていただければと思います。

たあくらたあのようにメガソーラーの問題を取り上げるところは稀で、世間では、まだまだメガソーラー押しのスローガンが主流のようです。
二月ほど前、都会の大学教授が生徒たちを引き連れて、境と四賀のメガソーラーについて視察に来ました。生徒の卒論がメガソーラーの問題ということで来たのですが、都会にいると、ここまでメガソーラーが地域の人の生活を圧迫していることは想像できないと言っていました。

都会にいると、自然エネルギーというと、環境にやさしくてなんとなくおしゃれでかっこいいイメージですが、地方にいる人から見ると環境を一変してしまうメガソーラーなどは、必ずしも”エコ”とは限りません。

境メガソーラーも四賀のメガソーラーも、土地造成や草刈りなどの計画を見ると、都会の机上で考えられた計画で、地域の自然環境のことをまるでわかっていないことがわかります。また、都会の環境団体の無邪気な自然エネルギー押しのスローガンも、いかにも都会的。
自然エネルギーを推進したいのであれば、まずは、その地域の自然環境のことを理解してからにしてもらいたいものです。
都会に居たら、地方の自然はわかりません。

原発の廃炉や、Co2の削減のためには、再生可能エネルギーの普及は必要なことですが、広大な森林を伐採してまでのメガソーラーは自然エネルギーとは言って欲しくはありません。
多くの人に理解してもらいたいと思います。