Archive for the ‘四賀ソーラーのこと’ Category

「暮らしの手帖」四賀ソーラー視察

日曜日, 6月 11th, 2017

雑誌「暮らしの手帖」の編集の方々が、四賀ソーラーを視察に来ていただきました。
暮らしにとってエネルギーは欠かせないもの。
いまの自然エルギーの問題にも関心があったのだと思います。

これまで、いろいろな方が視察に来ていますが、「なぜ、こんなところに…」という感情を持つことは共通のようです。森林のなかに、大きな沢があり、小川が流れ、湿地には多様な植物があり、この起伏のある形状をならしてメガソーラーを開発するのは自然破壊ではないのか。現地をみれば、そのように思うのは普通のことだと思います。
紙面で見る計画書では納得できる計画も、現地を見れば違う感情が湧き上がってきます。
ぼくらは現場を見ることの大切さを痛感しています。

計画地のすぐ上は霧ケ峰高原、池のくるみという場所です。
雨が降るとここに水がたまり、計画地の地下を通り茅野市の大泉湧水、諏訪市の南沢水源に流れているというのがぼくらの主張ですが、開発業者の主張は、計画地の地下を迂回して水は流れるので、メガソーラーをつくっても湧水への影響はないという考えです。
ちなみに南沢水源の湧水は諏訪市の4割の人が水道水として利用しています。

視察の後の意見交換の場では、エネルギーの地産地消の話が中心となりました。
自分たちで使うエネルギーを自分たちで設置するご当地エネルギーならば、こんな場所につくることはありえません。
「食」についての地産地消の考えは定着しつつあります。もちろん健康にも良いのですが、自分たちの暮らしの中の風景にあるものを食べることで、自分たちは自然から命を分け与えられているという感覚、自然とのつながりを感じることが良いことだと思います。

エネルギーの問題も同じことがいえるのではないでしょうか。
水道から流れる水は水道局が作り出すものではありません。ぼくたちは自然のなかにある水を利用しているのですが、文明社会での生活は、そのことを意識することなく快適な生活ができてしまいます。
自然エネルギーの普及は、そのことをもう一度考えるためのきっかけになると思っていたのですが、マーケティング重視のいまの普及方法では、真逆の結果にしかなりません。

今回の視察から得たことを、「暮らしの手帖」で記事にしてくれるそうです。
どんな記事になるのかたのしみです。

四賀ソーラー現地視察&意見交換会

火曜日, 3月 28th, 2017

霧ヶ峰に計画されています四賀ソラーの建設予定地の現地視察と意見交換会を行います。
今回は参議院議員の杉尾ひでやさんも参加。
前回は同じく参議院議員の武田良介さんが来ていただき、国会環境委員会で四賀ソーラーのことを取り上げてくれました
四賀ソーラーは188haという巨大な規模のため、自然環境への大きな影響が考えられます。
四賀ソーラーの問題をもとに、いまのメガソーラーの乱開発について国会で話し合われるようになればと思います。

当日のタイムスケジュールです。

1:00 米沢地区コミュニティーセンター集合
1:05 出発
1:20 現地着
   C調整池及び盛り土予定地視察
2:15 現地発
2:30 米沢地区コミュニティーセンタにて住民意見の聞き取り
    ・計画の概要と現場の状況及び問題点について(20分)
    ・ドローンによる空撮映像(3分)
    ・地元の動きについて(10分)
    ・メガソーラーの社会的な問題・背景 (10分)
    ・意見交換 40分
4:00 終了

現地視察のみ、意見交換会のみの参加でも結構です。
この機会に、多くの人に四賀ソーラー建設計画について知ってもらいたいと思います。
申し込みは不要ですので、お気軽に参加してください。

四賀ソーラー・国会環境委員会での質疑

土曜日, 3月 11th, 2017


*3月10日信濃毎日新聞より

今年1月に四賀ソーラーの視察に来てくれた武田良介議員が、参議院環境委員会で四賀ソーラーのことを取り上げてくれました。
参議院インターネット中継 → 環境委員会 → 3月9日で動画を見ることができます。

武田議員の質問により、環境省は四賀ソーラーの計画地に国が指定した特定植物群落が含まれていることを認めました。環境省の説明によると、平成10年に自然環境基礎調査により諏訪高原リゾート開発地内湿原が特定植物群落に指定。ヌマガヤ クシノハ、ミズゴケ群落など、長野県内で希少な植物が確認され学術的価値が高いことから等の理由で制定されたとのことです。
なんと計画地のなかに、特定植物群落は5カ所もあります。

武田議員の指摘によりますと、この特定植物群落というのは環境アセスの対象となっている風力発電や地熱発電では、配慮の対象となっているそうです。

環境省の説明では、その事業の実施区域に特定植物群落が存在するなど、当該事業が重大な自然環境に影響を及ぼす可能性がある場合には、事業特性や地域特性を踏まえつつ、環境大臣はその改変の回避等を求めているとの答弁。
武田議員は、北海道での風力発電の配慮書に対する環境大臣意見のなかで、対象区域から除外する対象として特定植物群落が入っていることを指摘。すぐ近くの八ヶ岳中信国定公園と同様に保護すべき場所だと訴えてくれました。

この特定植物群落については、環境アセス準備書の諏訪市長の意見書でも指摘されていることです。そして、ヤマネの生息に詳しい人の話では、計画地にはヤマネが住んでいるとか。
国定公園から外れてはいますが、あの場所は地域で守っていかなければいけない自然であることには変わりはないように思います。

真田町でのメガソーラー問題なども取り上げ、最後に長野県が作成した「太陽光発電を適正に推進するための市町村対応マニュアル」を引用しながら、いまの太陽光発電事業の乱開発は自治体個々の対応だけでは限界があり、国全体で設置を規制する制度の確立の必要性を指摘しました。

環境省の答弁は、太陽光発電は一般的に環境への影響が少ないものとの考えからこれまで環境アセスの対象にもしてこなかった。しかし、地域によってはその影響が懸念されるケースがあり、地域で対策を取ることが望ましい。

四賀ソーラーは、計画地の中のダンプ5万台分の土を沢に埋めて整地する計画です。太陽光発電は環境への影響が少ないイメージはありますが、国土の3分の2が森林である日本の地形を考えると、環境影響の少ないメガソーラーという方が稀ではないかと思うのですがどうでしょう。

きょうで東日本大震災から6年が経ちました。
いまだに仮設住宅で過ごす人たちが3万人以上もいます。
地震大国である日本での原発は、自然環境を無視した方法。山の上にメガソーラーをつくることは下流域への災害は当然考えられるます。
自然エネルギーなんてかっこいいこと言ってはいますが、都会の企業が地方を犠牲にして儲けている構図は原発と何も変わらない。
ぼくたちが目指さなければいけないのは地域主導型の自然エネルギーの普及で、自然と調和した循環型の社会をつくっていくことだと思います。

Loopの中間報告

土曜日, 2月 18th, 2017


*2月17日信濃毎日新聞

15,16日に茅野市、諏訪市で四賀ソーラーのアセスの入っているLoop社の中間報告会がありました。
ぼくは両日とも出席できなかったのですが、出席した多くの人から中途半端な残念な内容だったと聞いています。

説明に新しいものはなく、質疑の時間は短く、質問者がいるのにもかかわらず途中で終了。挙げ句の果てには会場から原稿を持って賛成討論をする人まで出る始末。お粗末としか言いようがありません。
境のメガソーラーの時は、このようなことはありませんでした。Loop社の姿勢を疑ってしまします。

賛成討論では「よそ者が勝手なことを言って反対している」といった内容のことを発言していたようですが、下流域である北大塩の人たちはよそ者なのでしょうか。同じ諏訪地域である富士見町はよそ者なのでしょうか。
四賀ソーラーとは言いますが、その立地は国定公園である霧ヶ峰のすぐ下で、ぼくらの感覚では霧ヶ峰にメガソーラーを作ることと何の変わりはなく、霧ヶ峰は諏訪の宝であり、信州の宝で、次世代に繋げるべき大事な自然環境です。
自分たちのものだから勝手に開発しても良いという類のもではありません。

今秋には調査の結果を報告する準備書が公告されます。
この時には、地域の人たちが納得する説明会の開催を望みます。

*四賀ソーラーのことは太陽光発電問題連絡会でも情報発信しています。

15,16日、Loop社説明会

日曜日, 2月 12th, 2017


*2月8日信濃毎日新聞

15日に茅野、16日に諏訪で、開発事業者であるLoop社による四賀ソーラーについての説明会が開催されます。
四賀ソーラー事業は、環境アセスに入っており、去年1月のアセスメントを行う上での方法を伝える方法書を公表、今年の9月頃に方法書に従った調査の結果、事業が環境に与える影響を検討した内容を示す準備書を公表する予定になっています。

通常は方法書が出されてから準備書が公告されるまで、説明会などを行われないので異例の説明会と言えます。今回は水象調査がメインということのようです。新しい情報でもあるのでしょうか。


*技術委員会資料

この四賀ソーラー事業、建設予定地は諏訪市なのですが、茅野市側の方が土砂災害や生活水への影響が考えられます。だからでしょうか、茅野市側では関係集落が相次いで反対声明を出しているのにも関わらず、諏訪市側ではまったくの無関心の体をなしています。
LOOP社も諏訪市側への影響は想定しておらず、水象範囲を茅野市側しか想定しておりません。諏訪市側の調査はしないということです。

果たして本当にそうなのでしょか。
ぼくたち太陽光発電問題連絡会は、諏訪市への影響は大きいと考えています。諏訪市に住む人たちも水象範囲を広げ、しっかりと調査するように訴えるべきではないでしょうか。
20年間の税収は大きいでしょうが、次世代の人たちがが困ったことにならないように、しっかりと今ある資源を繋げていかなければなりません。
とくに諏訪市側の人が、関心を持って参加してくれることを望みます。

 ・15日 19:00〜 茅野市民館
 ・16日 19:00〜 諏訪市文化センター

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さて、先日訪れてくださった環境NGOの方たちが、Loop社の要望書を提出してくれました。
この事業は規模の大きさ、環境への影響を考えると大きな問題だということだと思います。

四賀ソーラーの問題は太陽光発電問題連絡会でも情報を発信しています。
こちらもご覧になってください。  →  太陽光発電問題連絡会

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      諏訪市四賀ソーラー事業(仮称)について株式会社Looopに要望提出
                        2017年2月6日
                        パワーシフト・キャンペーン運営委員会

パワーシフト・キャンペーンは、株式会社Looopが長野県諏訪市で計画している「諏訪市四賀ソーラー事業(仮称)*1」について、森林保全や水源保全、土砂災害などの観点から懸念を持っています。

11月10日にパワーシフト参加団体で地元の団体の案内で現地を見学、12月21日にLooopを訪問し、計画見直しを求める要望書(別紙)を提出しました。
Looopからは、アセスメント準備書に対しても厳しい意見があるため現状のまま進めることは困難であり、何らかの変更は検討していること、また近隣住民の方には説明の機会を作っていきたい旨の回答がありました。

1月7日には、Looopの案内で現地を再訪問し、具体的なアセスメントの実施状況等について説明を受けました。その結果再度確認・調査が必要な点が明らかとなっています。また、大規模な森林伐採や土砂災害の可能性等がある限り受け入れられないとする住民との間の隔たりが大きいことも明らかとなっています。
パワーシフト・キャンペーンとしても引き続き注目し、中止を含めた再検討に向けて意見を伝えるとともに対応を促していきたいと考えています。
 
また、持続可能な形での再生可能エネルギーの利用を進めていきたいという観点から、重視する5つの点に下記の注記を付け加えました。 http://power-shift.org/choice/
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*再生可能エネルギーの調達にあたっては、大規模な生態系や自然環境・景観の破壊が行われておらず、
持続可能性への配慮を十分に行っている発電所からの調達であること、
あわせて地域(当該および周辺の自治体や住民)のおおかたの合意を得ていることを前提とします。以下のような調達は望ましくないと考えています。
・持続可能でない燃料を輸入する木質バイオマス発電
・大規模な森林伐採や土地改変をともなう太陽光発電
・生態系や周辺住民の健康への影響に配慮しない風力発電  など
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*1 諏訪市四賀ソーラー事業(仮称)
事業者名:株式会社Looop
事業概要:電気工作物の建設(太陽光発電所の設置 長野県環境影響評価条例 第一種事業) 敷地面積 188ha
事業地域:諏訪市
http://www.pref.nagano.lg.jp/kankyo/kurashi/kankyo/ekyohyoka/hyoka/tetsuzukichu/siga/siga.html