Archive for the ‘まちのこと’ Category

6月議会の一般質問

月曜日, 6月 1st, 2015

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改選後初めての一般質問の通告票が公表されました。

町ホームページ http://www.town.fujimi.lg.jp/uploaded/attachment/11606.pdf

一番興味があるのは名取議員の選挙期間中に出したチラシの件。
どんな回答になるか、興味津々です。

テレワーク構想に対する質問が3人。
川合議員の質問は推進?
2日目の五味高幸議員の質問は核心をついています。

教育長が変わったのにもかかわらず、総合的な教育行政の質問が名取議員一人だけなのはビックリ。というかがっかり。
3期途中までの長い期間、個性的な教育行政を行ってきた教育長の後任です。
今回、一番大事だと思うんですけど。。。。

第5次総合計画・住民説明会

月曜日, 1月 12th, 2015

本日、第5次総合計画の住民説明会がありました。

総合計画とは、町が長期的・総合的な視野に立ち、まちづくりを進めていくための指針で、平成27年度からの8年間の基本構想を立て、前期基本計画(H27~30)、後期基本計画(H31~34)の分け、4年計画で毎年見直しを行います。
この総合計画をもとに個別事業計画を立て、毎年の予算にも反映される大事な指針です。

2011年の自治法改正により、市町村に対する基本構想の策定義務が撤廃されましたが、富士見町としては長期計画は必要であるとの考えから引き続き総合計画を策定します。
なお、自治法の改正に伴い、総合計画の策定は議会の議決事項からは外されています。

説明会では、まず町長の総合計画策定にあたっての考えが示されました。

1.人口減少

増田レポートにより、人口減少で1800ある自治体のうちその半分の自治体が消滅すると言われ、特に5万人以下の自治体が危険であるということで、1万5000人の富士見町も他人事ではない状況。この問題を深刻に捉えている。

東京一極集中が問題の根底であり、大きく2つの問題が考えられる。
一つは学校の問題。長野県は大学の数が少なく、47都道府県中下から2番目。
若者は、まず進学のため都心に出てしまい、そして2つ目の問題として富士見に仕事がないためそのまま都会に吸収されてしまう。この状況はあと5年は続くと思われる。

この問題を解消するには国が進めている地方創生事業を活用し、東京の仕事を富士見に持ってくることが有効。
来年度からテレワーク構想を国の援助を受けながら実証実験を行っていく。

2.農業

・温暖化のため御代田町でレタスの栽培が難しくなったトップリバーが富士見で本格的にレタスの栽培に乗り出す。レタス1000ha構想。

・日本のワインが世界でも認められはじめ、現在生産量は3000t。あと1000tの需要があると言われている。山梨県を抑え長野県が生産量のトップにもなった。富士見町でワインバレー構想を進める。

・新規就農の支援。これまで32件の新規就農者を獲得。うち4件は法人で雇用も生み出している。残り24件は家族で移住し、1000万円の売り上げを確保しているところもあり、より値高い付加価値を求め6次産業も考えていく。

3.観光

パノラマスキー場は過去4年間増収増益。あと4年で借金も終わり、今投入している2億近い金額も他で使えるようになる。メガソーラーも順調で新たな財源の確保となっている。

4.高齢者の健康度

65歳以上の高齢者の健康度に不安がある。国保料も上昇。健康寿命を伸ばし、生きがいを持って暮らせるまちづくりを行っていく。

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続いて担当課から5次総についての説明です。
当初4次総を踏襲する形で進めてきましたが、町長方針を組み入れたほうが町民にもわかりやすいということで、できた案が下記のとうりです。これから改革に取り組んでいく改革事業と継続事業に分かれています。

改革事業

目標1:人口に維持
  政策1 人口の維持を推進します

目標2:健全財政の維持
  政策1 健全な財政運営を進めます
  政策2 上下水道事業会計の健全運営を行います

目標3:健康・福祉のまちづくり
  政策1 健康寿命の延伸を推進します
  政策2 地域で安心して暮らせる福祉のまちづくりを推進します
  政策3 自立と予防を重視した高齢者福祉を推進します

目標4:安心安全のまちづくり
  政策1 道路等の環境整備を図ります
  政策2 消防計画・防災計画の推進を図ります

目標5:農業の復活
  政策1 農業の振興を図ります
  政策2 林業の振興を図ります

目標6:観光の強化
  政策1 観光の振興を図ります

目標7:教育のまち富士見・子育てのまち富士見
  政策1 子どもの人権・最善の利益を尊重します
  政策2 子育てを地域全体で支援する体制を整備します
  政策3 豊かな感性と知性を育む教育・学習環境を整備します

継続事業

目標8:安定した行政運営
  政策1 まちづくりの推進を図ります
  政策2 地域情報化を推進します
  政策3 公有財産の適正管理、運営をします。
  政策4 自然環境の保全と良好な生活環境づくりを推進します
  政策5 工業・商業の振興、雇用の確保を推進します
  政策6 開発公社の経営の健全化を支援します
  政策7 計画的な土地利用と都市計画の推進を図ります
  政策8 生涯学習環境の推進と充実を図ります
  政策9 安全な水の安定供給と水環境の保全を推進します
  政策10 計画実現のために

町長のリーディングプロジェクトに、これまでの総合計画を肉付けした形になったため、より総花的な指針になったような気がします。また、企業的な戦略が前に出て、住民のための事業が後ろに追いやられた印象を受けました。
継続事業が後ろに書かれているからといって、お座なりになるというわけではないと思いますので、あくまでもイメージの問題です。
ちなみに4次総にあったもので削除したものを無さそうです。

これが第4次総合計画の目標です。

目標0 町民に開かれた親しみのある行政をめざして
目標1 人と自然が共生する環境の整ったまちをめざして
目標2 いきいきとした活力ある産業のまちをめざして
目標3 健康で生きがいのある福祉のまちをめざして
目標4 子育てを支援し、豊かな人間性を育む保育・教育・生涯学習の整ったまちをめざして
目標5 安全・安心のまちをめざして

第4次総合計画はこちら  http://www.town.fujimi.lg.jp/page/so04dai4jisou.html

なんとなく、こちらの方が町民に寄り添っているように見えるのは、ぼくだけでしょうか。

会場からは、現在でもネット環境を整えて都会から移住し仕事をしている人がいる。それとテレワークの違いがよくわからないとの質問がありました。

国の地方創生事業でテレワークが位置付けられ、これから競争が予想される。すでに都会から移住してきてホームオフィスを実行しているIT事業者がいることは知っている。しかしこれまで富士見町の人口増加、産業育成と結びつけてこなかった。
今回考えているのはホームオフィスとシェアオフィスの2つ。宅建協会と物件の洗い出しを行い5~10件確保したいと考えている。これまでホームオフィスを考えてこなかった層にテレワークを切り口に広くPRしていきたい。そのためには強力なインセンティブが必要で一年間家賃を無料にする。

またシェオフィスは、大学との産学協同、50人ほどの個人、中小企業、中企業の部門に提供し、東京のシェアオフィスを富士見につくる。運営は町ではなく民間に任せたい。

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第5次総では、人口の維持が一番となっており、テレワーク構想が重要なポジションにあります。
地方消滅は、地方そのものが消滅してしまうようなショッキングな印象を与えますが、ぼくは人口減少により「今の単位の地方自治体が、今のまま経営していたら潰れる」ということを警鐘を鳴らしていると認識しています。

人口減少は全国的な問題であり人口減少分を他地域から人を補うのではなく、人口減少が進むなかインフラの維持をどうするか、公共施設をどのように運営していくか、高齢者のケアをどうしていくのか、子ども・子育支援をどのように行っていくのかを将来にわたる税収の推移などを検証しながら進めていく必要があるように思います。

人口減少や少子高齢化の進む中、これ以上の税収の伸びは望めません。また支出では、高齢者福祉の激増、高度成長期に作られた公共施設の一斉更新などの対応が求められるなど、困難な局面に向かっています。
より一層、計画的なで効率の良い税金の使い方が大切になってきたと思います。

今週の金曜日、1月16日までパブリックコメントを募集しています。
自分たちのまちの将来の計画です。
より良いものにするため、コメントを出しましょう!

まちHP 「第5次富士見町総合計画(素案)」に対する
         住民意見(パブリックコメント)を募集します

 

デモクラシーとは何か

月曜日, 1月 5th, 2015

議員になってから3年半がたちました。
この間常に考えてきたとことは、デモクラシーとポピュリズムのことです。

なぜ、あれだけエネルギー政策や安全保障の問題に批判がありながら、与党は過半数を取ることができたのでしょうか。突然の選挙で野党が準備できなかったとか、争点がなかったなど様々な条件があったと言われていますが、では準備する時間があったら違う結果になったのでしょうか。
選挙は、議会は本当に民意を反映しているのでしょうか。そもそも民意ってなんでしょう。

現在、デモクラシーの制度的な基本は、代表制デモクラシーです。
これは町の議会も同じことで、代表としての議員の役割は何か。
また、選挙で選ばれた人だけで決めることが本当に民主主義なのか、いろいろ考えてみました。

デモクラシーの語源は、古代ギリシアのデモス(民衆)とクラティア(権力)からきていて、古代ギリシアではあまり良い意味では使われていませんでした。プラトンは大のデモクラシー嫌いで、デモクラシーとは貧しいものと無知なものが教育のあるものを支配することで、臆見のアナーキー(無政府状態)だと攻撃しました。

アリストテレスは善き統治は少数者の支配と多数の同意であるとし、プラトンの考えに修正を加え、その後ローマ共和政、フランス革命、アメリカ独立などを経て、現在の形になりました。

フランス革命ではルソーの「人はみな教育や財産にかかわりなく、公共の関心ごとに関して男も女も自分自身の意志を表明する権利を持つ」、アメリカではトクヴィルの「人はみな、もしそうしたいと望むならば政治に参加できる。ただしその際には、市民の権利を定義し、保護し、制限する秩序の規制の枠内で、同法市民の平等な権利を相互に尊重し合わなければならない」

これは今日みんながイメージしているデモクラシーだと思いますが、人民の権力といった理念や法的に保障された個人の権利、また、自由や平等など、それぞれ性質が違う理念がくっついて「デモクラシー」という言葉はたくさんの意味を持つようになりました。
そのためイメージとしてはわかるけど、実体がよく掴めず、「民主主義では・・」みたいな使い方をされると、なんだかよくわからないけど正しいことを言っているような気になってしまいます。
今こそ、デモクラシーについて歴史も含めた正しい知識を持つことが必要だと思います。

作家バーナード・ショーは「デモクラシーというものは、腐敗した少数の権力者を任命する代わりに、無能な多数者が選挙によって無能な人を選出することである」と言いました。
これはデモクラシーを考える上で常に危惧されてきたことです。多数がいつも正しい選択をするとは限らず、一歩間違うと「多数による専制」「多数者による暴政」「ポピュリズム」に陥る危険性があります。

また、政治学者のバーナード・クリックの著作の中に「デモクラシーの諸制度が比較的円滑に作動して、それが安全に保障してくれると、積極的なデモクラシー精神はもはや必要なくなったかと思われてきて、善良な市民が生まれてくる」とあります。
政府が望む品行方正な振る舞いをする善良な市民だけではなく、公的なものへ参加する積極的なシティズンシップが必要だと言っているわけです。

クリックは晩年、教育大臣への諮問機関「学校でのシティズンシップのための効果的教育について」の座長として、教育に力を入れていました
教育というと、何かと学力向上が話題になる富士見町も少しはこのことについて考える必要があると思います。

では、市民が常に正しいとは限らないのであれば、僕たち議員は何を基準に判断したら良いのでしょうか。

人々の意見、つまり世論があって、その民意を忠実に伝えることが代表の役割だとしたら、それは集計のための機械でしかないように思います。代表というのは、人々の意見を反映するよりは、むしろ人々の意見を作り出すことではないでしょうか。
デモクラシーとは多様な意見を人々と一緒になって考えていくことに本領があると思います。

だからぼくはこうやってブログを書いているんですけどね。
富士見町のことについて、一緒に考えていきましょう。

今年もよろしくお願いします。

住民懇談会での井戸尻考古館のこと

月曜日, 11月 3rd, 2014

住民懇談会の境地区で、会場から井戸尻についての意見が多く出ました。

井戸尻はこれまで学術面も観光面も、大きな成果を上げてきている。もう少し力を入れて欲しい。

この地域には井戸尻もあり、八ヶ岳観光圏の話し合いに参加させて欲しい。

自分は1年前に引っ越してきたのだが、地域の人の井戸尻に対する思いが強いことを感じている。この住民懇談会の資料の表紙も井戸尻。その割には、建物などお金をかけていないように思える。

などです。

町長の答弁は、井戸尻を茅野市なみの観光地にすることは無理がある。町の文化遺産として後世に残していくため、学術機関として支障のないように予算配分はしていく。といった内容でした。

この問題は、9月議会で一般質問に取り上げています
ぼくも観光面よりも学術機関としての維持が必要だと思いますが、現状はそこも危ないくらい人員が削られているというのが僕の認識です。考古館の職員は人数を減らされた状況で研究機関としての役割のほか、井戸尻史跡公園の管理もしなければいけません。

人員の削減により公園の整備が行き届かなくなり、近隣の境地区、特に池袋の人たちにとっては、とても大切な蓮池が残念な状況になっているので、多くに意見が出たのだと思います。
公園の整備は観光という側面よりも、地域の人たちの大切な場所であるという認識を持つべきでしょう。

以前は、考古館職員と発掘に関わる人たちが公園整備に関わり、突然発掘事業が入った場合でも体制は万全だったという話を聞いたことがあります。文化を守っていくということは、守るための体制を考えていく必要があると思いますが、現状はそれ以前、職員が研究と公園の整備を少人数で行なっている。この状況はすぐにでも改善していく必要があります。

住民懇談会でテレワークの1億5000万円の説明で、そのくらいの財力はある、心配ないとの町長の発言がありました。だとしたら、町民にとっって大切な存在の井戸尻考古館に、きちんと予算配分をするべきだと思います。

人口減少のなか、他地域から人を呼ぶことも大切ですが、まずは富士見で暮らす人たちの幸福度を考えることが先ではないでしょうか。

高齢者健康不安度ランキング

日曜日, 11月 2nd, 2014

住民懇談会で諏訪6市町村の高齢者健康不安度ランキングが公表されました。
このランキングは衝撃的で、今回の住民懇談会で一番話題となったテーマだったのではないでしょうか。

・高齢者の健康不安度ランキング

身体的要素
・虚弱 
①諏訪10,2 ②原9,1 ③岡谷7,9 ④茅野7,3 ⑤富士見6,5 ⑥下諏訪5,9
・運動器 
①諏訪30,1 ②岡谷24,8 ③原22,7 ④富士見22,6 ⑤茅野20,8 ⑥下諏訪18,8

精神・環境的要素
・閉じこもり  
①富士見11,3 ②原9,1 ③茅野9 ④諏訪7,5 ⑤岡谷5,9 ⑥下諏訪4,7 
・うつ     
①茅野47,2 ②富士見41,9 ③諏訪36,0 ④下諏訪35,3 ⑤岡谷34,2 ⑥原22,7

合計(リスクあり) 
①富士見 72,6 ②茅野 70,2 ③岡谷 68,3 ④諏訪 65,1⑤原 63,6 ⑥下諏訪 62,4

とくに閉じこもり・うつが上位にあることに「なぜ、自然豊かな富士見で…」との発言が各地でありました。

町長の分析では、下諏訪町はコンパクトシティのため、隣近所が密接している。富士見は面積が広いため、交流がしずらく、よそからの移住者が多く、区に加入しない人が多い為、引きこもる人が多い。とのこと。

ん〜、なんとなくごもっともなご意見ですが、下諏訪で生まれ育った身としては、富士見の方が地域のコミュニティは残っているような気がしますし、下諏訪にも移住者は多く、ぼくが生まれ育った地区でも知らない人が多くなりました。

担当課の説明では、この調査は3年に1度行っているが、前回は富士見町が下諏訪町の位置にあった。対象者も1000人と少ない人数なので、3年で富士見の環境が一気に変わったとは思っていない。との説明がありました。

なるほど。こういった調査は、統計の取り方で随分変わってくると思います。ぼくも富士見町が特別リスクを抱えているとは思いませんが、社会全体の問題として対策は考えていかなければいけないでしょう。

町長の対策は、6月に国保のことを議論した時と同じで、高齢者クラブの援助など、町全体で元気で生きがいのある社会をつくっていくというもの。とにかく高齢者に家を出て生き甲斐ある生活を送って欲しいということです。

”わたしは、人間のあらゆる不幸はたったひとつのことから来ているという事実を発見してしまった。人は部屋の中にじっとしたままではいられないということだ。”
                            〜パスカル「パンセ」より〜

町長の言う通り、高齢者になっても部屋から出て人々との交流をすることは大事です。
来年度から介護保険法が改正され、町がやるべきことは今後増えていくでしょう。
今後は、生きがいとは何か。そんな視点でも考えていく必要があるように思います。