Archive for the ‘きょうの映画鑑賞’ Category

レスラー

木曜日, 3 月 25th, 2010

良い映画を見たよ。

レスラー

80年代、プロレスのスターだった”ラム”ランディは20年経った今でも現役。
人気は低迷。平日はスーパーでバイト。体を維持するため、いろんな薬を飲み日焼けサロンに通い、床屋で髪を染める。その姿はいたましいものがある。
試合前、打ち合わせをしてのショープロレス。それでもランディの体は試合が終わるとボロボロ。ついにステロイドの副作用で倒れ、引退を決意する。
引退したランディは、それまでに無くしてきた現実世界を取り戻そうと、一生懸命もがくんだ。でも、そこに自分の居場所が無いことを知ったとき、命をかけて再びリングにあがるのだ。

ドキュメンタリータッチのカメラワークは秀逸。こういうのが好きだな。最近のハリウッド映画は映像が説明過多。見ていて辟易しちまうよ。

何よりもこの映画を感動させるのは主演のミッキーロークだ。かつて二枚目スターで一世を風靡した彼の姿は、そこには無い。”ランブルフィッシュ”あのころのミッキーロークはかっこ良かったよ。ランディとミッキーロークの人生がオーバーラップするんだ。

全編に渡って80年代のヘヴィメタ、ハードロックが炸裂する。
ガンズ、ラット、クワイエットライオンにスコーピオンズ

ランディ   昔の曲はいい。
キアシディ  80年代が最高
ランディ   そう、ガンズ・&ローズ
       モトリー・クルー
キャシディ  デフ・レパード
ランディ   でもニルヴァーナの登場で
キャシディ  楽しさがぶち壊し
ランディ   90年代が大嫌いだ。

そう、この映画は80年代のオマージュだ。
こんな映画に郷愁を覚えるようじゃ、さんきゅーさんも年をとったってことかな。

でもね、エンディングのブルース・スプリングスティーン。

いいんだよね。

マルメロの陽光

月曜日, 10 月 20th, 2008

3年前、ハウスの横に植えたマルメロが今年も実がなった。
今年は3っつ。
なぜマルメロなんか植えたかというと大好きな映画「マルメロの陽光」の影響だ。

9月の終わり、画家アントニオ・ロペスはアトリエの庭に植えたマルメロの木を描き始める。果実を照らす陽光をその変化とともに一枚の絵にしようと試みる。キャンパスを作り、視点を定め、足下に目印をつけ、中心を定めるために鉛をたらし、後の壁に印を付ける。枝のたわみによってできる実の高さの変化まで捉えようとしているからだ。
映画はマルメロの木を描く過程と、訪ねてくる妻や友人、中国人の美術教師などの会話で静かに進められる。

美術教師との会話 「木といることが楽しい。結果としての作品より大事だ。」
その自然に対する真摯なまなざしや敬慕はすばらしい。ロペスのような人生をおくれたらなぁ。なんて思ったものだよ。

モノづくりをしているすべての人に見てもらいたい映画だ。でも有機農業をやってる人にはなぜか評判が悪い。クラフトの人には評判良いのにね。ざんねんだ。