田端地区のソーラー発電事業

昨日の境小前のソーラー問題に引き続き田端地区のソーラーの問題です。

富士見町の田端区は山梨県との県境にあり、なだらかな傾斜で緑豊かな美しい集落です。ソーラーの計画があるのは正面の小高い山から撮影地あたりまでの2,2ha、1503kWの計画です。去年8月に事業者が地元説明会を行ったものの地域の同意もないまま事業者が建設を着手、地域の人の通報で役場職員が止めに来たとの情報が入っています。町への届出も、まだ提出されていません。
この問題について、名取議員が6月議会一般質問で取り上げました。

まず町長が「絶対に許されるべきことではない」と力強い答弁から始まりました。
続いて担当課からの説明です。

・事業者は町環境保全条例と公共物管理条例(水路の付け替え)の2つの側面から町にアプロ
 ーチをしている。水路が土砂で埋まっているので土砂を取り除きたいと所管(建設課)に相
 談にきた。土砂を取り除くことが目的であれば良いが、水路の付け替えという名目で立木
 などにも手を入れようとしている。

・もし、将来、太陽光発電事業を行うための布石であるのなら、きちんとした説明を地域にし
 て欲しいと話している。何の説明もないまま開発行為を行うことは言語道断である。厳しく
 指導していく。

きょう現場に行ってみたら建設予定地前に、水路の付け替え用のU字溝が置いてありました。ちなみに計画では右に写っている林はソーラーパネルに変わるようです。
この右側の林の奥に水路があるのですが、この水路は町が設置したものです。勝手に工事するのは明らかに違法です。「絶対に許されない」「言語道断」など、行政側からの厳しい発言も理解できます。

名取議員は、町環境保全条例26条違反についても言及しました。3000㎡以上の開発を行う場合、土地取得の前に町長との事前協議が必要とするものです。事業者はすでに計画地を取得、また、この計画地は土砂災害警戒区域にあたります。

以下、町からの答弁です。

・未だに町に対してきちんとした説明がない。常に状況が変わり、どこまでが本当のこと
 かわからない状況。

・事前協議もない。
      
・土砂災害への危険性は、環境保全条例で下流水利権者の同意が必要。下流水利権者
 である下蔦木区のきちんと説明するように指導している。

.
.

本当にひどい事業者です。境小前の事業者よりも酷いかもしれません。
境小前では「天然更新」、田端では「水路の改善」、いったいどうなっているんでしょう。
いまの発電事業者は「地域のエネルギー需要を担う」という企業責任を伴わない、有象無象の輩が増えてきました。モラルの低下が著しいです。

営利企業は利益目的のためなら何をしてもよいのでしょうか。
ぼくは、そうは思いません。
自分たちの事業が、常に世の中に与える影響を意識すべきだと思います。

ドラッカーは著書マネジメントのなかで「企業は社会の期間であり、その目的は社会にある」と企業の目的について書かれています。
「企業にとって、社会との関係は自らの存立に関わる問題である」とも書かれています。

企業の社会的責任について、もう一度考えてほしいと思います。

Leave a Reply