子どもの権利条約フォーラム2017in信州

いまごろですが、去年の12月に開催した「子どもの権利条約フォーラム2017in信州」について紹介しまします。事務局長として関わることになり、去年は本当に忙しい一年となりました。

子どもの権利条約とは、子どもたちを一人の人間として権利を尊重し子どもたちの個性を大切にしていこうというもの。1989年に国連で採択されました。
生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利の4つの権利を柱にしていますが、フォーラムは子どもたちの「参加する権利」を特に重点を置き、子どもたちが企画し大人たちが支える方法で開催されています。日本が子どもの権利条約を批准を決めたことを記念し、’93年から毎年、全国フォーラムを開催しています。

当日のフォーラムは実行委員長にお任せして、ぼくは事務局長として3つのミッションの達成を目指し活動してきました。資金の確保と子どもの権利条約の啓発・県内の子ども支援団体のネットワークの構築、行政との連携です。

資金の確保は「長野県地域発元気づくり支援金」の採択でクリア、啓発活動はフォーラムまでの準備として、様々な勉強会やワークショップの開催を行いました。
いじめ、虐待、貧困、不登校、大人と子どものパートナーシップ、などなど、子どもたちのテーマはさまざまありますが、「個人の尊重」に最大の価値を置いた「子どもの権利条約」の子ども観は多くのテーマを考える上で基本的な理念となります。しかし、子ども・子育て支援を行っている団体も「子どもの権利条約」を知らない人たちもいます。
そこで、子どもの権利条約を中心とした、こどもの貧困や発達障がい、あそびや学校をテーマにした勉強会10回程度開催しました。勉強会では湯浅誠さんやのっぽさんも呼びました。

いま、県が進めている「信州こどもカフェ」も開催しました。
子どもたちが安心して過ごせる「居場所」づくりは、子どもの権利条約でも大きなテーマです。今後も「信州こどもカフェ」を推進する各地のプラットフォームと連動できたらと思います。

県内、4地域での勉強会も開催しました。
北信、中信、東信、南信の4ヶ所です。長野県は広い!

先日、プラットフォームの交流円卓会議で諏訪地域と一緒に事例発表をした佐久地域のプラットフォームの方たちも東信地区の勉強会を開催してくれました。佐久地域では、今年3回も人権についての勉強会を開催するそうです。各地域での活動により、「子どもの権利条約」がより多くの人に理解してもらえればと思います。

最後に行政との連携です。
やはり、子どもの権利条約は行政が理解して施策に取り入れていく必要があるためです。「信州こどもカフェ」の開催時に県の職員に来てもらったり、半年かけて丁寧に活動の説明をすることで長野県と共催してもらえることになりました。
長野県では、子どもの権利条約を参酌した「長野県の未来を担う子どもの支援に関する条例」を制定しましたが、まだまだ各地域で活用するところまでには至っていません。県と市民団体がこれからも手をつなぎ、条例の良い活用方法を模索していく必要があると思います。

フォーラム終了後、他にいろいろ忙しくて事務局を離れていましたが、まだまだやらなければいけないことがたくさんありそうです。子ども食堂ブームも追い風です。
今後とも、「子どもの権利条約」の普及・啓発の活動を続けていきたいと思います。

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