四賀ソーラー・環境アセス準備書事前説明会


                   *Loop社説明資料より

2日に茅野市で行われた、四賀ソーラーの環境アセス準備書事前説明会に参加してきました。
準備書とは、環境保全について調査、予測、評価、検討を実施した結果、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書のことです。この準備書に対し、県知事、市町村の意見を取り入れ修正した評価書を提出し、いよいよ事業の実施となります。

この日は準備書の事前説明会です。
7日に県に計画変更の報告をしたとの報道がありましたので、近々に正式な準備書の提出となると思われます。


                   *Loop社説明資料より

準備書作成に向け、主な事業変更内容です。

 ・湿地保全区域の拡大
 ・植物貴重種生育地の保全区域拡大
 ・盛土計画の見直し(残土の場外搬出)
 ・猛禽類営巣地の保全(調整池を4ヶ所から3ヶ所に削減)
 ・計画実施区域の拡大(8.5ha増)
 ・残森林区域割合の増(43.6%→49.5%)

以前より批判の多かった盛り土の問題は、計画地内の沢を埋めるのではなく、計画地外の鉄平石の採石跡地に搬出することになりました。また、4ヶ所計画されていた調整池も3ヶ所に減らし、動植物の生息地への配慮もみられます。
だからといって、これなら良いとも思えません。
そもそも、生活圏の上に、しかも自然環境を保護するための国定公園(霧ヶ峰)のすぐ隣に、巨大規模の開発をすることに疑問を感じないわけにはいきません。

会場からは、地元茅野市米沢区の人たちを中心に、計画に対する疑問、反対の意見がたくさんでました。多くは、土砂災害の危険性、飲料水・生活水への影響です。なかには、「土砂災害の危険性があるようなところに引っ越してくるぐらいの覚悟があるのか」といった意見もありました。感情論では解決にはつながらないかもしれません。しかし、地元の人たちの感情を逆立てている計画であることを、Loop社の人たちは認識すべきでしょう。

諏訪市に住む人たちからも計画に対する懸念の声が聞かれました。この計画は茅野市側に影響があって、諏訪市側には影響がないと思われてきましたが、ぼくたちは諏訪市側の生活水にも大きく影響すると考えています。諏訪市の人たちのなかでも、ようやく気がついてくれた人がでてきたようです。

しかし、このままでは環境アセスをおこない住民の意見を取り入れ計画を改善したというアリバイのもと、事業がこのまま進められる恐れがあります。環境アセスは事業を行うためのもので、止める制度ではないからです。
もっともっと、諏訪地域全体の問題として大きな声を出していく必要があると思います。

この春、正式な準備書が提出されます。
準備書は1ヶ月の縦覧期間があり、その期間内に説明会を行う義務があります。また、縦覧期間が終了してから2週間以内のあいだは、一般の人たちも事業者に対し意見書を提出することもできます。

いよいよ、四賀ソーラー問題も佳境に入ってきました。
諏訪地域の自然環境を守るため、できることは何か考えていきたいと思います。

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