富士見町長選 告示まで一月


*7月1日信濃毎日新聞

先日、信濃毎日新聞に「町長選告示まで一月」との記事が掲載されました。
記事によりますと、告示まで一月ですが、現在のところ立候補に意思表明を3月まで副町長を勤めた名取重治氏だけとのことです。
最近よく聞かれるのが
「前よりは良くなるんでしょ?」という質問(笑)。
いつも、そんな質問に「まったくわからない」と答えています。

現小林町長の考えは明確です。
経済を活性化することで町を潤すこと。町が潤えば、高齢者福祉も子育て支援も充実した政策を行えるというものです。
それに対しぼくの考えは、経済の合理性では解決できないところを行政が行うべきだという考え。トリクルダウンなんてものはあてにならないもので、行政のやるべきことは「住民の福祉の増進に努める・・・(地方自治法第2条)」ことだと思います。
根本的な考えの違いから、大きな事業は対立することが多くありました。
パノラマスキー場の強化事業富士見メガソーラー建設事業テレワーク事業などです。

対立はしてきましたが、何をしたのかわかりやすいという良さはあったように思います。「福祉のことはよくわからない」など、平気で議場で発言してしまうぐらい正直!?で裏表はありませんでした。多様な意見のなかから結論を導き出すのが民主主義ですから、考えの賛否はともかく。明解さというものは大切なことだと思います。

では、名取前副町長はどうでしょう。
その前の副町長は、小林町長の暴走を止めようとがんばっていたことが議場でも見受けられました。町長の補足をはじめ、議場での答弁の多くは副町長の仕事でした。名取副町長になってからは、総務課長がほとんどを答弁、名取副町長の存在感はあまりありませんでした。町長の考えを後押ししようとしているのかどうかもよくわかりません。

そんな様子でしたので、アプリ開発事業が否決されたことをうけ責任をとると、突然の辞任したことは不可解だったわけです。
民主党の矢崎公二氏の秘書、前矢島町長の副町長、その対立候補だった現職の小林町長の副知事という経歴も、その政治思想を不明確にしています。町長になって何をやりたいのかは、まったく想像できません。

一番の課題は、現町長の政策を引き継ぐかどうかということだと思います。
現小林町長は、第5次総合計画の一番の目標に「人口の維持」を第一に掲げ、そこにエネルギーと資金を投入してきました。それが過剰になったことの批判がアプリ開発事業の否決になったのだと思います。本来、町民のために使われるはずの予算を、移住促進のために使いすぎることはおかしなことです。
ところで、名取氏はアプリ事業が認められかった責任を感じて辞任したわけですが、だとしたら町長になって、もう一度推進するということでしょうか。なぞは深まるばかりです。

パノラマスキー場の上下分離方式を考え出したのは、矢島町政のときの副町長(当時は助役)だった名取氏です。経営難に陥ったパノラマスキー場の上物(建物とかいろいろ)を町が起債をして買取り、パノラマスキー場からは家賃を払うという形でその借金を返していくというものです。
当時の説明は、パノラマの赤字は減価償却分、減価償却は現在かかっている経費ではなく会計上の問題、借金返済部分を支援すれば回復するということでした。結果はその後、パノラマの売り上げが経営が回復することはなく家賃収入はないまま、町が起債を償還してきました。去年、基金を取り崩して全て償還しましたので、町が借金をすべて肩代わりしたことになります。その額は約50億円です。ここ何年か、パノラマから町へお金が入ってくるようになったようですが、50億が返還されることはまず無理でしょう。

このことを名取氏はどのように考えているのでしょうか。
パノラマスキー場は、設備の老朽化など今後も課題はあります。名取氏は町長選に出るのならパノラマスキー場の運営についての考えを示すべきでしょう。

格差が拡大するなかで、その歪は弱者のところに集中しています。
高齢者福祉、こども・子育て支援など、町の課題はとても多くあります。

新聞記事によると、意欲をみせていた三井幹人氏は出馬を断念したとのこと。
このままでは無投票になってしまします。
選挙にならなければ、候補者の考えもわからないまま決まってしまします。
「候補者が選挙で審判を受けるのが一番いい」
記事にある70歳男性の意見に同意します。

Leave a Reply