四賀ソーラー・国会環境委員会での質疑


*3月10日信濃毎日新聞より

今年1月に四賀ソーラーの視察に来てくれた武田良介議員が、参議院環境委員会で四賀ソーラーのことを取り上げてくれました。
参議院インターネット中継 → 環境委員会 → 3月9日で動画を見ることができます。

武田議員の質問により、環境省は四賀ソーラーの計画地に国が指定した特定植物群落が含まれていることを認めました。環境省の説明によると、平成10年に自然環境基礎調査により諏訪高原リゾート開発地内湿原が特定植物群落に指定。ヌマガヤ クシノハ、ミズゴケ群落など、長野県内で希少な植物が確認され学術的価値が高いことから等の理由で制定されたとのことです。
なんと計画地のなかに、特定植物群落は5カ所もあります。

武田議員の指摘によりますと、この特定植物群落というのは環境アセスの対象となっている風力発電や地熱発電では、配慮の対象となっているそうです。

環境省の説明では、その事業の実施区域に特定植物群落が存在するなど、当該事業が重大な自然環境に影響を及ぼす可能性がある場合には、事業特性や地域特性を踏まえつつ、環境大臣はその改変の回避等を求めているとの答弁。
武田議員は、北海道での風力発電の配慮書に対する環境大臣意見のなかで、対象区域から除外する対象として特定植物群落が入っていることを指摘。すぐ近くの八ヶ岳中信国定公園と同様に保護すべき場所だと訴えてくれました。

この特定植物群落については、環境アセス準備書の諏訪市長の意見書でも指摘されていることです。そして、ヤマネの生息に詳しい人の話では、計画地にはヤマネが住んでいるとか。
国定公園から外れてはいますが、あの場所は地域で守っていかなければいけない自然であることには変わりはないように思います。

真田町でのメガソーラー問題なども取り上げ、最後に長野県が作成した「太陽光発電を適正に推進するための市町村対応マニュアル」を引用しながら、いまの太陽光発電事業の乱開発は自治体個々の対応だけでは限界があり、国全体で設置を規制する制度の確立の必要性を指摘しました。

環境省の答弁は、太陽光発電は一般的に環境への影響が少ないものとの考えからこれまで環境アセスの対象にもしてこなかった。しかし、地域によってはその影響が懸念されるケースがあり、地域で対策を取ることが望ましい。

四賀ソーラーは、計画地の中のダンプ5万台分の土を沢に埋めて整地する計画です。太陽光発電は環境への影響が少ないイメージはありますが、国土の3分の2が森林である日本の地形を考えると、環境影響の少ないメガソーラーという方が稀ではないかと思うのですがどうでしょう。

きょうで東日本大震災から6年が経ちました。
いまだに仮設住宅で過ごす人たちが3万人以上もいます。
地震大国である日本での原発は、自然環境を無視した方法。山の上にメガソーラーをつくることは下流域への災害は当然考えられるます。
自然エネルギーなんてかっこいいこと言ってはいますが、都会の企業が地方を犠牲にして儲けている構図は原発と何も変わらない。
ぼくたちが目指さなければいけないのは地域主導型の自然エネルギーの普及で、自然と調和した循環型の社会をつくっていくことだと思います。

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