子どもの権利条約フォーラムin関西

子どもの権利条約フォーラムin関西へ行ってきました。
子どもの権利条約は89年に国連で採択され、日本は94年に批准。子どもの権利条約フォーラムは、93年から権利条約の普及・啓発のために毎年開催しています。

オープニングは、中・高生によるリレートーク。「早く大人になりたいか」という質問に、壇上に上がった7人の子どもたちが、それぞれ答えていきました。
「専門の職業につきたい」「社会に役に立ちたい」など、意外なことに!?大人になることについて肯定的な意見が続きました。そんなに大人の世界ってよく見えるのかなあなどと思っていると、いつのまにか”いつから大人になるのか”へと変わっていきました。

経済的に自立している。仕事を持っている。いろいろな意見が出ましたが、では、大学生は大人なのか?
なかなか大人の定義を決めることは難しそうです。

長田弘さんの「あのときかもしれない」という詩があります。

確かにきみは、気がついたらおとなになっていた。ということは、気がついてみたらきみはもう子どもではなくなっていた、ということだ。
それじゃ、いったいいつ、きみは子どもじゃなくなっていたのだろう。

長田さんはこの問いに、自分のことをぜんぶ決めなくちゃならないとき。遠くへ行ってはいけないよ、と言われなくなったとき。「なぜ」という言葉を口にしなくなったとき。さまざまな「あのとき」を思い出しながら考えていきます。

やっぱり大人と子どもの境目は明確ではなく、少しずつ子どもから大人になっていくのではないでしょうか。
「経済的に自立したとき」なんて定義にしてしまったら、何かの事情で失業したらダメな大人になってしまいます。はっきり定義なんかしないほうが良いようです。

大人になったときは「あのときかもしれない」と考えるときが大人になったときで、忘れかけた子どもの頃の気持ちを思い出す、大事なことのように思います。

子どもたちの中から「子どもから大人へは少しずつ変わっていくもので、あいまいな状態のぼくたち中・高生が、子どもの気持ちを大人に伝えてあげれればと思う」という発言がありました。なかなか深い意見です。(ちなみに原村の子です。すばらしい)

子どもの権利条約とは、子どもの力を信じ、子どもたちの権利を守り、育ちを見守るというのが基本姿勢。子どもたちの「参加する権利」は4つの柱の一つです。子どもの意見を聞きながら、子どもたちが過ごしやすい社会をつくっていくことが、ぼくたち大人の役割ではないでしょいうか。

来年の子ども権利条約フォーラムは、12月2~3日茅野市で開催します。
大人と子どものパートナーシップを実現し、諏訪地域を子どもの住みやすい街にしたいですね。

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