リニアは理にあわない

リニアの長野工区が着工しました。
あまりの急展開に戸惑いと憤りを感じています。

着工されたのはリニア新幹線南アルプストンネル(長野工区8.4km)で、この南アルプストンネルは、長さ25kmで土の厚みは国内最大の1.4kmにも及ぶため、世紀の難関工事と言われています。
これだけの工事ですから、当然、多大な自然環境への影響が考えられます。大きく分けると、水資源への問題、動植物への問題、そして掘削した残土の問題です。

日本自然保護協会は1日、南アルプスを「日本の生物多様性を支え、後世に引き継ぐべき財産」と指摘し、着工を批判しました。(11.2信濃毎日新聞より)
静岡、山梨、長野の3県は、”南アルプスを世界遺産へ”という運動を展開しています。そこへ大きな穴をあけるわけですから、行政側はしっかり意見を言っていかなければいけないはずです。JRに追従しているような状況は矛盾を感じます。

掘削した残土の問題は、地域住民の住環境を一変させてしまします。大鹿村では残土を積んだトラックが、1日最大1350〜1700台も生活道路を通過します。大鹿村は、人口1000人の、自然豊かな小さな村です。そんな小さな農村の保育園や役場の前を毎日トラックが行き交うわけですから、住んでる人のことを思うといたたまれなくなります。

先週、大鹿村議会は賛成4、反対3で、工事開始に同意をしました。
新聞報道では、「いまさら反対しても止まらない」との意見で賛成した議員がいたようです。まったく住民の意見を無視した結果といえそうです。
住民の反対が多く、議会でも僅差だったことを考えると、議会が同意したからすぐ着工ではなく、JRはもっと住民との対話の場を持つべくだと思います。

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リニアのことは、一企業が行う事業であることから、長野県でも南信地域でしか関心がみられません。しかし、一企業であっても、これだけのプロジェクトが失敗すれば国の支出は免れないことは、多くの識者が指摘しています。また、工事に対する県から多大な支出を考えると、県民全体で考えていく必要があると思います。

そこで、ぼくたちは松本でリニアの勉強会を開催することにしました。
リニア訴訟原告団の代表の川村先生に来ていただき、現状報告をしていただきます。
ぜひ、多くの人に参加していただきたいと思います。

*チラシの文面は、大鹿村議会の同意前に作成したものです。

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