塚平メガソーラー

名取武一議員が境メガソーラー事業について、一般質問をするというので傍聴に行ってきました。
いつも、要点をずらし噛み合わない答弁に対抗して、長文の通告表を提出したようです。
ふつう、通告表は簡潔にするのですが、まともに答えてもらうには、こうせざる得なかったのでしょうね。 さすがです。

通告表はこちら   http://www.town.fujimi.lg.jp/uploaded/attachment/13422.pdf

以下、要約です。

①境メガソーラーの建設の可否について、裁判になった場合、過去の事例のように町長が被告となるが。

町の環境保全条例をきちんと履行すれば裁判にならない。

②建設予定地は、過去の裁判の和解条項で水道水原保全地区の指定にし保護しろと言っているが。

努力規定であり、保護しろとは言っていない。土地の所有している集落は高齢化し、森を守ることも難しくなってきている。レノバ社は20年後、植林し、元に戻すと言っていることから、森を守るために行うという側面もあることは理解しなければならない。
一番大切なことは、森と水を守ることだ。
しかし、レノバ社が言う水脈が違うから湧水に影響がないという説明には、まだまだ納得できない。ボーリングなどを行いしっかり調査して証明してもらわなければならない。

③排水は西側にある切掛沢に流すが、本来は南側に流れる水。水利権者を南側の地区にも拡大すべきではないか。

調査の過程で、必要と認めれれれば拡大する。

④県のアセスでは、町に意見を求められているが、どのように考えているか。

きちんと調査をさせ、環境新議会の意見も入れていく。
まだ、これからの作業なので、具体的な取り組みはしていない。

⑤「塚平ソーラー」の経営が変わったいきさつは。

事業を行う予定だった企業は、発電施設が出来上がったところで継続不能になり、リース会社の山佐が受け継いだ。
中小企業は5,6年で、7割ぐらいが倒産しているため、町は最初から、立ちいかなくなった場合の引き継ぐ会社を用意するように指導していた。

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レノバ社に、湧水への影響が本当にないか、証明させると言いました。ボーリングさせるとも言いました。
重要なことです。ぜひ、やっていただきたいと思います。

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最後の塚平のメガソーラーというのは、入荷山のふもとの塩ずけの土地にベンチャー企業が5,5メガワットの発電事業を計画したもので、完成はしたが売電はしていないと噂があったところです。
太陽光発電事業はバブルになり、様々な企業が進出してきたため、パネルの取引は現金取引が主流となり、ベンチャーは現金が用意できず、立ちいかなるといった話をよく聞きます。塚平ソーラーの事情は、そこまで答弁されなかったのですが、いずれにしてもベンチャーでは危ない事業になってきたということだと思います。

帝国データバンクは、今年6月8日に「太陽光関連の倒産増加、鮮明に」と題したレポートを発表しました。

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このレポートによると、太陽光関連事業はこの10年間に151件もの企業が倒産し、特に2014年から増加傾向、業歴10年未満の若い企業の倒産は68,8%を占めているそうです。バブルは終わり、太陽光発電の相対的な地位は低下し、今後、業界に本格的な再編・淘汰の波が押し寄せるかもしれないと締めています。

境メガソーラーは、レノバ社が事業主体ではなく、「合同会社富士見ソーラー」という会社を立ち上げて事業にあたります。何か問題が生じても「合同会社富士見ソーラー」の責任の範囲ということになります。これだけ倒産件数が増えていることを考えると非常に不安を感じます。
いま、ソーラービジネスの大半は、こういった合同会社をつくる方法をとっているようです。太陽光発電事業がファイナンスになってしまっている現状を考えると、将来的には会社は売り買いされ、責任の所在が分からなくなるのではないかと危惧してしまいます。

防災や湧水のことも心配ですが、20年にもわたる長期の事業です。
責任の所在もはっきりさせておかなければいけません。

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