改憲勢力3分の2

参議院長野選挙区は、杉尾ひでやさんが7万票以上の差をつけて当選しました。直前までは接戦しているというのが大方の予想でしたのが、県内77自治体のうち60近い自治体で杉尾さんがトップでしたので、圧勝したと言えると思います。

実は、とある新聞社に頼まれて、とある市町村の期日前投票所の出口調査を行っていたのですが、杉尾さんと若林さんの差は3日間のトータルで3票しかありませんでした。ですから直近までは拮抗していたのは事実で、当日に票読みができない無党派層が動いたことによる結果ではないかと、ぼくは思っています。

今回の選挙では、民進、社民、共産の野党統一という動きもありましたが(マスコミには無視されまくりですが、緑の党も杉尾さん推薦です)、市民連合などの一般市民による行動が大きかったのではないでしょうか。特に諏訪地域においては、八ヶ岳ピースパレード勝手連・八ヶ岳などの子育て世代の若者の行動が大きく影響したと思います。これまでの国政選挙で市民がこれだけの活動をしたことはありませんでした。
全国はともかく、信州では明らかに「風」が吹いたと思います。

出口調査では、投票時に一番重視したテーマに「景気・経済」をあげた人が多かったのですが、その場でいきなり質問されたこと、選択肢が一つだったことによるもので、実際は様々な問題をトータルに考えて投票した人が多いと感じました。また、憲法改正に関しても賛成、反対と答えた人でも、明確に判断しているはも少ないように感じました。

「憲法や安保のことよりは、まずは景気」といった解釈は間違いで、多くの人は憲法や安保のことはとても大事なことと捉えながらも、どう考えていいのかわからない人が多いのではないかと思います。
これはデータには現れない肌で感じた感覚的なものなので、説得力はありませんが何となくそんなことを感じました。

FacebookやTwitterなどを見ていると、自分と考えが似ている情報ばかりです。憲法や安保の問題はどちらの意見も過激になりやすいもの。なるべく多くの人と接し、バランスを保っていくことが大事だと思います。出口調査は多くの人と話ができ、良い経験になりました。

長野県は野党統一候補が議席を確保しましたが、全国では改憲勢力が3分の2を超えました。
予想どうり、安倍首相は選挙では濁しながら、改憲へとアクセルを踏みはじめたようです。

3分の2以上という数字は「発議」ができるだけで、その後「国民に提案して承認を得る」必要があります。どのように国民から承認を得るのかも含め。今後国民的な大議論になると思います。

憲法とは、権力を抑え、国民の自由と平等、幸福を追求する権利を守るためのもの。
時代の変化による民法の改正論が活発になってきましたが、同じ次元で話し合われるものではありません。憲法を変えるということは国のあり方を大きく変えることです。そのことを前提とした話し合いが必要になると思います。
議論をするにあたって、ぼくたちはあまりにも憲法のことを知らな過ぎます。

民主主義とは、すべての政治の責任は国民一人一人にあるというものです。
今後、正しい判断ができるように、憲法のことを学ぶことは国民の義務であると思います。

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