憲法改正のこと

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今回の「たあくらたあ」は、自民党の改憲草案特集。
6名の筆者が草案の条項を一つ取り上げて、自分たちの生活にどう影響するかを書いています。
ぼくも13条(包括的基本権)で寄稿。ぜひ、読んでください。

選挙が近づくにつれ、安倍さんも改憲について語らなくなってきました。選挙の争点は景気と消費税増税延期というわけです。
しかし、安倍首相が一番やりたいことは憲法改正だということは周知の事実ですし、改憲阻止のために野党統一が実現できたことを考えると、やはり「改憲」については、しっかりと考えておいた方が良いと思います。

改憲というと9条の話になりがちですが、ぼくが一番気になるのが自民党の「人権」についての考え方です。
自民党改憲草案Q&Aによると「現行憲法の規定の中には、西欧の天賦人権説に基づいて規定されていると思われるものが散見されることから、こうした規定は改める必要があると考えました」とあります。

天賦人権説というのは「すべて人間は生まれながらに自由かつ平等で、幸福を追求する権利をもつ」という思想のことです。
なぜ改めなければいけないのか大いに疑問。
Q&Aには、人権規定は我が国の歴史、文化、伝統を踏まえるべきとも書かれており、自民党の考える人権とは、個人が生まれながらにして持っているものではなく、社会の秩序の中でつくられるものとしているようです。

この考えは個人主義の対極にある全体主義の考えにつながります。
全体主義とは国家の利益に究極の価値を置き、個人は全体のために存在するというもので、先の戦争は「国家のために」とか「国民全体のために」という名目のもと突き進みました。その反省から、一人一人の権利を尊重する基本的人権を保障した日本国憲法をつくった過去を忘れてはいけません。

憲法とは、権力を抑え、国民の自由と平等、幸福を追求する権利を守るためのもの。
どうやら、自民党の「改憲草案」では、暗い未来しか想像できません。

明後日はいよいよ公示。7月10日は参議院選挙です。
明るい未来のため、投票には必ず行きましょう。

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