熱く語り合おう高校生〜18歳選挙権を得て

IMG_1172

諏訪文化センターで「熱く語り合おう高校生〜18歳選挙権を得て〜」が開催。高校生たちが、どんな発言をするのか興味津々だったので参加してきました。

熱く語るというよりは、形式的な質問を大人のコーディネーターがまとめるといった感が強かったのですが、選挙についての催しに高校生が参加するなんて初めてのことなので、まずは主催者に敬意を表したいと思います。
次は高校生主体で、憲法改正の賛否など、自由で熱い議論を望みます。

パネラーの高校生から、今の若い人たちの情報がsnsが中心であることを危惧する発言がありました。するどい指摘です。
実は昨夜、とある会で、今のネットの情報は両極端で中道の意見が少ないとの話題になりました。若い人に限ったことではありませんが、いろいろな情報に触れて自分の意見を持ってもらいたいと思います。

今日のことを、友達に声をかけたけどあまり関心を示さなかったとの本音も聞かれました。
会場を見渡すと、選挙に関心をもったおじさん、おばさんばかり。高校生の姿はあまり見られません。
もう少し関心を持ってもらいたいものです。

syu-nenreisuii
*明るい選挙推進協会HPより

衆議院選挙の世代別投票率のグラフです。
下から20代、30代、40代と続きます。

2910a
*東京新聞より

上の図は社会保障費の負担と給付の世代別格差を表したものです。
早稲田大学の森川教授によると、「現在70歳代の人たちが、生涯において差し引き1500万円くらい得をしている一方で、1980年前後に生まれた人たちは差し引き2500万円ぐらい損をしている。その差は4000万円!」若者は、選挙に行かないせいで、4000万円も損してる!?より。

また、1000兆円を超える国と地方の借金は次の世代への先送り。若い人たちは今の政権にもっと怒っていいと思います。

この若者の政治離れについて、この日第一部で行われた基調講演・信濃毎日新聞論説主幹の丸山氏によると1969年に文部省が「国家・社会としては未成年者が政治的活動を行うことを期待していないし、むしろ行わないよう要請している」と通達を出したことによるものとの指摘がありました。
この通達以降、学校で政治が語られることはなくなりました。いまでは政治の話題は日本ではタブーとなっています。

その結果、地方議会では、首長を中心とした体制を維持することが仕事だと思っている議員が多数です。困ったことに、そのような考えをもった市民も大半です。
本来、議会の役割は強い権限を持つ行政に対し、市民の人権を守り、市民の意見を反映させることのはずです。
これは政治への免疫力がない上に、人権教育もなされてこなかったために、飼いならされた大人が多くなってしまったためではないでしょうか。政治に対する市民力ということでは、日本は先進国で最低の地位になってしまいました。
今の若者たちには自分で考える力を持ってもらいたいと思います。

吉本隆明氏が「13歳は二度あるか」の中で、それまで自分が興味のあることしか関心を持たなかったが、終戦を機に新聞を読み世の中のことを知ろうと思うようになったことが書かれています。

戦争中ぼくは、世の中の動きをまったくつかんでいなかった。自分の興味があること、自分の生活に直接影響してくることだけを見ていればいいと思っていた。だから、自分とは、関係のないところで社会がひっくり返ると、お手上げになってしまったわけです。
自分にはどうにもならないことで、世の中が180度変わってしまう、そういう経験をすると、大きな衝撃を受けると同時に、生きていること自体が虚しくなってしまいます。

ぼくは今、世の中が18度変わってしまうかもしれない危機にあると思っています。
次の選挙のことは、若い人をはじめ、多くの人が関心をもってもらいたいものです。

Leave a Reply