千曲市松枯れ対策のための空散見合わせ

12.9信濃毎日
*12.9信濃毎日

「佐久さん、やったよ!千曲市が来年から空散をやめることにしたんだ」
きのう夕方、上田に住む長野県空中散布防止連絡協議会の事務局長から喜びの電話が入りました。

ここ数年、空散防止連絡会の方に協力する形で勉強会の開催や県への要望、映画の撮影などの活動を行ってきました。

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映画「松が問いかけること」FBページ https://www.facebook.com/yamanbadvd
2500円(上映権付き)です。欲しい方は言ってください。

松枯れ予防のための空散の問題点は。

 ①効果が実証されていないこと。
 ②森林への空中散布は、広い範囲にわたり農薬の影響を及ぼすこと。
 ③使用されている農薬は有機リン系、ネオニコチノイド系農薬は、人体・環境に影響が大き
  いこと。

 松枯れの原因はマツノザイセンチュウといわれていますが、大気汚染や土壌の環境変化による遷移の影響など、様々なものが考えられマツノザイセンチュウに限定することはできません。また、農薬の効果はマツノザイセンチュウや、宿主のマツノマダラカミキリを死滅させるものではなく、新たに入ってこないように予防するためのものです。このことは塩尻のの林業総合センターの職員も認めています。
もう松枯れの被害にあっているところにいくら撒いても効果は無いのです。

農地に使う農薬は限定的ですが、森林への空中散布は影響が大きいことは誰でも想像できると思います。生態系や地下水などさまざまな影響が考えられます。里山保全といわれるこのご時世に反する行為です。

有機リン系の毒性はもう広く認知されていますが(安曇野市はまだ使用!)、それにかわる農薬ネオニコチノイドも世界的に問題視されヨーロッパの各地では規制の対象になっており、今年アメリカでも一部規制の対象になりました。世界の中で日本は農薬の規制が緩いです。

上田市も千曲市も空散をやめたのに、間に挟まれた坂城町はまだがんばるみたいです。
もうやめればいいのに…

松枯れは暖かい地方から全国に広がり、寒い長野県はいまピークを迎えています。そのなかで諏訪地方はまだ松枯れが広がっておらず、県職員も諏訪を「最後の砦」として、なんとか食い止めたいと思っているようです。
お隣山梨県の小淵沢も被害が広がっており、富士見町も安心していられない状況です。

上田市も千曲市も市民活動で空散が止まりました。
諏訪地方に住む人たちも関心を持っていてもらいたいと思います。

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