太陽光発電設備の規制を求める請願・不採択

9.17長野日報
*9.17長野日報より

16日に本会議で、太陽光発電設備の規制を求める請願は不採択となりました。
新聞を読んだ人から「なんであんなものが否決されるいんだ?」と疑問の声を聞いています。

当日は所用があり傍聴できませんでしたが、話によると「提出者の請願は、議会に条例を求めたのにも関わらず条例制定については町長でも議会でも良いとの答弁があり、町の条例制定にはどちらでも良いということはありえない」と審議内容の報告があり、不採択3、趣旨採択1で不採択となったとの総務経済常任委員会の報告があったそうです。

これは、委員会審査の時に、この請願書は町に要望して欲しいのか議会として条例を作って欲しいのかわからないという質問に対し、ぼくが「こちらの希望は町に条例・ガイドラインができることであって、議会独自で条例を策定しても、議会として条例策定を町に働きかけるのでもかまわない」との答弁をしたことによるものと思われます。

委員長報告に対し名取武一議員が「文面の問題ではなく、規制が必要かどうかの議論はあったのか」との質問に対し、「規制が必要かどうかは私にはわからないが、委員のみなさんの合意の中での話だと思う」との答弁。
意味不明の答弁ですが、請願の本質的な部分は議論されていないのではないかと感じました。

実は請願を出す前に、こういった本質と離れた議論にならないように議会事務局に相談したところ、議会事務局としては請願者の文面に対し、こうしろああしろとは言えないということで相談には乗ってもらえませんでした。

そこで、3年前に提出した「食品の放射能測定器購入を求める請願」の時のことを参考に請願書を作成しました。
この時も事務局に「議会に測定器買ってくれって言われても、予算権がないからダメだ」といった本質からズレた議論にならないかを危惧して相談したところ、請願は町民から町政への意見・要望をあげてもらい趣旨に賛同したら採択すればよく、隣で町長も聞いているので意見書の添付も必要ないとの回答をもらいました。
この請願は、文書不備の問題は起こらず7対3で可決しました。

同じ議会であるのに、議員構成、議会事務局が変わったことで見解が違うのでは問題です。

委員会審査の討論・採決は、退出を求められたので、どのような議論があったかは直接はわからないのですが、出席された議員から「文書不備で不採択になった」との話を聞き、全国町村議会議長会見解を問い合わせました。
全国町村議会議長会とは、議会で議事進行など解釈に迷った時に見解を伺うところです。

全国町村議会議長会としての見解を述べることはできないが「請願は町民から町政への意見・要望をあげてもらい趣旨に賛同したら採択すればよく、採択した内容が町が対応すべきであれば町に対して働きかければ良いし、議会自らが条例策定をしてもかまわない」との考えを聞くことができました。

最近、はやりの議会改革では「町民に開かれた議会」「町民とともに歩む議会」のキャッチコピーがよく言われています。
町民からの請願というシステムは、とても大事なものではないでしょうか。

今日では、請願は「自治体の施策・措置に対する要望・反対の住民意思の公的表明」とされて、むしろ自治体の政策形成の一手法として、住民による条例制定のための参加手続、条例請願手続としての重要性が指摘されてきたことに留意すべきである。
                     兼子仁「自治体・住民の法律入門」

また、小池勇議員の本会議場での請願不採択の討論で、住民の直接請求でも条例は制定は出来る。一部の人の意見で条例を作るわけにはいかない。との討論があったと聞いています。

多様な町民の意見を吸い上げるため、複数の議員が存在するわけで、この発言は議員の資質、倫理に関わる問題発言と言えると思います。

今回の富士見町議会の対応は、大変問題があると思っています。
今後、富士見町議会に抗議等していきたいと考えています。

2 Responses to “太陽光発電設備の規制を求める請願・不採択”

  1. いたちのいっちゃん Says:

    本当に、おかしな話ですね。
    請願書の趣旨について、きちんと議論されたのか、疑問が残りますね。
    理由として伝え聞くことは、枝葉末節のことで、しかも論理的に矛盾だらけ…。
    議会のあり方として、おおいに問題あり、と感じます。
    住民は、地道にこつこつ頑張りましょう(^^)/

  2. さんきゅー Says:

    請願は、憲法16条で国民の権利の一つとして保証されています。
    議員のみなさまは、それでお金をもらっているので、憲法、自治法ぐらいは読みこんで欲しいものです。

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