太陽光発電の規制を求める要望書

9.4信濃毎日
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境メガソーラーを考える有志の会で、町長に対し「太陽光発電設備の規制を求める要望書」を提出しました。

要点は2点。
大規模の太陽光発電を規制する条例の制定と、小規模でも地上設置型の太陽光発電設備についてガイドラインを設けて、周辺住民の同意、景観の配慮、安全管理を事業者の促すものです。

再エネ法は太陽光発電の普及には貢献しましたが、各地で大規模な森林破壊や景観の問題など、様々な問題が浮上しています。また、小規模のものでは建築基準法の建造物に当たらないため、占有面積ぎりぎりのところまで使ってパネルを設置しているところなど、住民の生活を圧迫しているところもあります。
このことは、お隣北杜市の市民ネットワークさんのホームページが参考になります。

町長は必要ないとの意見です。要点は3点。

・太陽光の買取価格は42円からスタートし、現在30円を切るまでになった。
 これ以上増えることは無いだろう。今申請されているものは、これから条例を作っても対象
 にならない。

・罰則を盛り込んだ強制力のある条例はつくることができないので、条例を作っても意味がな
 い。

富士見町環境保全条例で、他より厳しい2000㎡以上の開発に規制をかけており、窓口対応
 で住民合意など企業に条件をつけ、乱立を防いでいる。

富士見町がお隣北杜市ほど乱立していないのは、窓口対応で防いでいるからのようです。そのことには素直に感謝したいと思います。
このことでもわかるように、町長も執行部も我々も太陽光発電の乱立危惧していることは共通認識で、問題は条例が必要かどうかだと思います。

憲法で財産権が保証されており、財産を増やすための経済活動や財産(私有地)の活用を行政が制限することは難しく、町長が言うように強制力のある条例にはならないでしょう。
しかし、条例をつくることで、内外に富士見町の姿勢を見せることが出来ますし、水際で乱立を防ぐこともできます。
また条例で住民合意を求めれば、手続きを通して強制力はなくてもリスクコミュニケーションは深まります。

同席した会の仲間からの「都会の人に環境に配慮したまちづくりをしていることがPRできる」との発言に、町長も「そういう考えもあったか」と少し納得したような顔をしていました。

先週の週間フライデーに、「八ヶ岳山麓 北杜市が太陽光だらけで住民が泣いている」なんて書かれてました。他地域からの定住促進を考えているなら、真剣に対策を考えるべきだと思います。

とりあえず趣旨は理解したと、要望書は受け取っていただきました。

同様の内容を町議会に請願として提出しています。
14日に委員会審査。
16日の本会議で採決です。

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             太陽光発電設備の規制を求める要望書
平成27年9月3日
富士見町長 小林 一彦 殿
                          境メガソーラーを考える有志の会
                          代表 佐久 祐司
要望の趣旨
 2012年に再生可能エネルギーの固定価格買取制度が始まり、急激に太陽光発電が普及しました。固定価格買取制度は地産地消や地域活性化よりもマーケットを重視した結果、景観や生活者のことを考慮しない太陽光発電事業が無秩序に増え続け、全国的に社会問題となっています。大規模なメガソーラーは防災、地下水、景観、生物、生態系への影響が懸念され、大分県由布市、高知県大岐の浜など各地で住民による反対運動が起こっています。10kw以上の小規模太陽光発電でも、近隣の北杜市では事業者から周辺住民への事前説明もなく、突如、多くの森林が伐採され、畑がなくなり、太陽光パネルが住宅に迫って設置されるという事例が多く発生しています。日照量の多い富士見町も多くの計画があり対策を考える必要があります。
 現在、太陽光発電設備は建築基準法上の建築物に当たらず自治体が指導する対象でないため、条例による規制が必要です。すでにいくつかの自治体で条例の制定をしています。また、富士見町の自然環境や景観は次世代につなげるべく大切な資源であり、再生可能エネルギーとの調和を図るため、太陽光発電事業を規制する条例の制定を強く求めます。
 以上の趣旨に基づき、以下の事項について要望します。

要望事項
1、大規模の太陽光発電設備について規制を定めた条例を設定すること。
2、小規模の地上設置型太陽光発電設備について、ガイドラインを策定し、周辺住民の同意、
  景観への配慮や安全管理などを事業者に求めること。
                                        以上

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