第5次総合計画の質疑と特別委員会

議会2日は議案に対する質疑と第5次総合計画審査特別委員会でした。
テレワークに関する質疑がたくさん出ましたが、まずは第5次総についてを報告です。第5次総はテレワーク構想と大きく関係していると思うからです。

第5次総合計画は以前ブログで紹介しましたので、こちらを参照してください。

以前にも書きましたが、ぼくは目標の先頭に「人口の維持」が掲げれれていることに問題を感じています。

歴史人口学者の鬼頭宏さんの本に、少子化は国の政策だったと書いています。
1974年の人口白書の副題は「静止人口をめざして」
当時は1億1000万人で増加率は小さくなったもののまだまだ人口は増加傾向。
食料やエネルギー問題から、このような状況を危惧した政府は出生率を0,4%減らすことを目標にしました。
人口対策は、その効果が表れるのには時間がかかり、白書では昭和85年に人口増はピークとなり、その後減少を始めると書いてあるそうです。昭和85年というのは2010年の事で、いまの人口は政府の思惑どうりになったということです。
40年も前から予測できた状況に今頃なにを騒いでいるんでしょうね。政府はもっと前から人口の変化に対応した社会づくりをしていくべきでした。

「地方消滅」という言葉が独り歩きしているように思います。
自治体の財政問題、地方の衰退、全国的な人口減少などの問題は個別に解決策を考えるべきで、人口問題を解決すればすべてが解決するといった今の風潮はとても問題があると考えています。

人口問題を考えた場合、労働人口の減少、3世帯同居から核家族化に変わってきたことも考えていかなければいけません。
町は労働人口の減少を都会からの移住で補うことを考えているようですが、定年の延長や女性の働きやすい環境なども考えられます。この場合、男女共同参画、ワークライフバランス、子育て支援などを考えた政策が考えられます。
核家族化の弊害は高齢者の一人暮らしや子育て環境などに影響が出てきています。ここで必要になってくるのは「地域の支え合い」であり、「世代間の支え合い」、そして町民と行政との「協働」です。

人口問題への対策は様々な視点からの政策が必要になると思います。
総合計画は8年間もの長い期間にわたる計画。
「維持」に特化し最重要項目に上げることはミスリードになる危険性があると考えられます。

人口減少は全国的な問題で、経済が停滞し税収が伸び悩む中、高齢者対策、子育て支援、ゴミ問題、地域防災など、町民と行政との「協働」が最重要課題だと思います。
しかし、この第5次総合計画に対するパブコメに協働の精神が失われているとの指摘がありました。

「第4次総合計画にあった「住民参加」「まちづくり」「協働」が、大きな目標からなくなっていることに怒りを覚えます。協働でまちづくりをしていくことは、とても重要なことではありませんか?
わざわざ「住民参加」を抜いてしまったところに、今の富士見町の姿勢が色濃く反映していると思います」

非常に重要な指摘だと思います。

となりの原村では住民とのワークショップによる総合計画の策定が始まりました。
町長のやりたい事(リーディングプロジェクト)を前面に出し、今までの事業を継続事業として後ろにくっつけた形になった富士見町とは随分違うように感じませんか。

そこで、
①人口の維持について 
②協働の文字が減っていること 
③策定までのプロセスについて
を質問したところ、

①人口維持が国も認めている最重要課題 
②文字は減っていても協働は重要だと認識 
③原村と同じ方法を取る必要はない 
との回答でした。

午後は審査特別委員会。
同僚議員が目標1の人口維持を後ろに順番を変える修正案を出しましたが、そういう問題でもないように思い賛成できませんでした。

賛成1 反対8 賛成少数で修正案否決
(議長・委員長を除いた9名で審議)

特別委員会は8つある目標ごとの質疑、討論、採決の方法です。

目標1「人口の維持」に対し、反対討論をしました。

賛成7 反対2 賛成多数で可決

他の7つの目標はすべて全会一致で可決です。
トータルした総合計画の採決は、17日13:30からの本会議で決まります。

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