第5次総合計画について

第5次総合計画について反対をしました。
第5次総合計画はこちら。

改革事業

目標1:人口に維持
  政策1 人口の維持を推進します

目標2:健全財政の維持
  政策1 健全な財政運営を進めます
  政策2 上下水道事業会計の健全運営を行います

目標3:健康・福祉のまちづくり
  政策1 健康寿命の延伸を推進します
  政策2 地域で安心して暮らせる福祉のまちづくりを推進します
  政策3 自立と予防を重視した高齢者福祉を推進します

目標4:安心安全のまちづくり
  政策1 道路等の環境整備を図ります
  政策2 消防計画・防災計画の推進を図ります

目標5:農業の復活
  政策1 農業の振興を図ります
  政策2 林業の振興を図ります

目標6:観光の強化
  政策1 観光の振興を図ります

目標7:教育のまち富士見・子育てのまち富士見
  政策1 子どもの人権・最善の利益を尊重します
  政策2 子育てを地域全体で支援する体制を整備します
  政策3 豊かな感性と知性を育む教育・学習環境を整備します

継続事業

目標8:安定した行政運営
  政策1 まちづくりの推進を図ります
  政策2 地域情報化を推進します
  政策3 公有財産の適正管理、運営をします。
  政策4 自然環境の保全と良好な生活環境づくりを推進します
  政策5 工業・商業の振興、雇用の確保を推進します
  政策6 開発公社の経営の健全化を支援します
  政策7 計画的な土地利用と都市計画の推進を図ります
  政策8 生涯学習環境の推進と充実を図ります
  政策9 安全な水の安定供給と水環境の保全を推進します
  政策10 計画実現のために

細かいことをいろいろ言うつもりはありません。
ぼくが問題に思っているのは、全体の構成と決定までのプロセスです。

まず一つ目は「人口の維持」が、最重要課題として一番にきていること。
「地方消滅」の言葉が独り歩きをしてしまっているように思います。
人口問題を考えた場合、「数」だけではなく、その内容や背景など広い視野で考えなければいけません。

労働力不足は「成人男性」のみを労働力と考えるからであり、女性が働きやすい環境や障害者が働ける場の開拓、長寿社会に対応した高齢者の活用などが考えられます。

そのための施策として、ワークライフバランスや男女共同参画の推進、子育て支援の充実、障害者の就労支援などが考えられます。また、高齢者といっても千差万別。65歳を過ぎても元気な人は多く高齢者の社会参加の仕組みや個人の体力やライフスタイルに応じた雇用慣行を整えていくことも考えられます。

三世代同居から核家族化への変化は、独居老人の問題や子育てなど様々な弊害を起こしています。この問題を解消するためには地域の支え合い、世代間の支え合いが必要です。子ども・子育て支援、高齢者問題、ゴミの問題、地域防災など、ぼくはこれからのまちづくりは行政と地域、市民団体が一緒になって取り組む協働の推進だと思っています。

人口問題は多様な視点で取り組まなければいけません。
もちろん人口減少は大きな問題ですが、「数」の維持にばかり固執してしまうとミスリードを起こす可能性があります。
(たとえばテレワーク…)
少子高齢化を迎えるなか、人口の変化に合わせた施策を考えていくことが必要だと思います。

そして目標8が、何でもかんでも押し込めたものになっていていること。
なんの理念も感じられません。
なぜ、このようになってしまったかというと、町長のリーディングプロジェクトに総合計画を合わせたものになってしまったからです。

当初、第4次総合計画を踏襲する形で策定が進んでいましたが、町長のリーディングプロジェクトとかけ離れていたため、わかりやすくしたとの説明です。町がやるべきことではなく、町長がやりたいことを中心に8年もの長い長期計画を立てたことになります。

お隣の原村では住民参加のワークショップを開催し、1年半かけて村民とともに総合計画を策定しているのとは大きな違いです。
以前、協働の文字が減っていると指摘しましたが、文字だけではなく協働の精神が失われていると思います。

人口減少、経済は長い停滞期、こうしたなか、多様な住民ニーズに応えるには協働が必要です。また、右肩上がりに時代と違って、サービスの提供だけではなく、町民の皆様にお願いしなければいけない場面も出てくると思います。協働の推進により日頃から町政に理解をしていただくことも重要になってきました。
なんだか富士見町は協働ではなく、強いリーダーによるトップダウンを選んだようにも思えます。

自治法の改正により、総合計画の策定義務はなくなりました。27年度は第4次総合計画を踏襲し、一年かけて町民参加で総合計画を作り直すべきだと主張して反対討論としました。

 賛成8 反対2  賛成多数で可決

反対した同僚議員は、自治体の役割は住民の福祉の向上。目標の頭に「人口の維持」と「健全財政の維持」がくることはおかしいとの反対でした。人口の維持も健全財政も住民の福祉の向上のために必要なものであり、先頭に来るのはおかしいということです。

自治体の役割とは何かをもう一度考え直す必要があるように思います。
自治体は、そこに住む住民のために存在していて、自治体を維持するために住民が存在するわけではありません。

テレワークといい、総合計画といい、富士見町はおかしな方向に進んでしまっているように思うのは僕だけでしょうか。

2 Responses to “第5次総合計画について”

  1. 下川潤 Says:

    人口が、そんなに大切なら、刑務所ーそれも終身刑的な長い囚人専門みたいなーを誘致したらどうですかね。会社と違ってすぐまた帰ってしまうこともなさそうだし・・・。脱走すると人口は減りますけどね。

  2. さんきゅー Says:

    ん〜、囚人は町民税払ってくれなそうですね(笑

    人口減は重要な問題だと思います。でも、それはここに住む人たちの公共福祉を守るためであり、そのことを忘れてしまうと変なことになってしまいます。
    まずは経済成長、人口増加を前提とした社会システムを見直すことが先決。
    まだまだ、みなさんバブルが忘れられないようですね、

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