政策サポーター制度

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2月のみどりネット信州政策研究会は、飯綱町議会の寺島議長をお招きして「人口減少時代の集落自治をどう支えるか」と題して行いました。

飯綱町は10年ほど前に合併してから毎年100~150人人口が減少。首長や行政は経済成長期が右肩上がりの頃の発想からのけ出していないということで、政策提言型の議会へと改革をしてきました。
しかし、合併して50に増えたのに議員数は15名、議員は地域から遠い存在に。
そして議員になる人は自営業、農家、退職者がほとんどで平均年齢は64歳。
とても世相を反映しているとはいえない状況です。
そこで政策サポーターを募り、町民と議会と一緒になって政策を提言する仕組みを作りました。

政策テーマは以下の4つ

・行財政改革
・都市農村交流事業
・人口増加対策
・集落問題の提言

政策サポーターはテーマごと募り、全部で27名。
サポーターは公募したのだが、集まらず議員が個別のお願いすることから始まりまったそうです。

取り組みを始めてわかったことは、住民の皆さんに理論的・政策的、高度なものを求めてはダメ。地域の現状、住民からの要求、いろんな悩み、現実問題を徹底的に会議に出してもらい、議会はそれを受け止め政策提言をする。この方法で参加したサポーターも意見が言いやすくなり活発な会になったそうです。

集落問題では地区によって悩みはいろいろありますが共通した課題もあり、地区の団体の役員になりたくないなどの意見がとても多かったとか。こうなると一番最初にダメになるのは高齢者クラブで会計をやりたくないために団体をやめるといった人が結構いるんだそうです。
どこでも同じような悩みを持ってますね。

この役員のなり手がいないというのは集落機能が脆弱していることを現わし、いろいろ話し合っているうちに、男性世帯主を中心とした伝統的な集落運営ができなくなってきたということがわかったそうです。若い女性など元気にやっている団体もあり、男性世帯主中心が足かせになっていたというわけです。

こういった話し合いを元に政策サポーター(町民)と議会で「集落機能の強化と町行政との協働の推進のための政策提言」を行い。この活動でマニュフェスト大賞をとりました。

政策サポーター、とても良い取り組みだと思います。
ちょっと違いますが、一つのテーマを町民のみんさんと議会とでワークショップ方式の話し合いをしたらどうかと、議会改革検討委員会に提案したことがあります。
議会報告会も大切ですが、ああいった場で一般の人が意見・質問を出すことはなかなか大変。また行政への意見やお願いなどの意見が多く、行政執行権も予算権もない議会はその場で答えることもできず、なんだかしっくりいかないことが多いように思います。委員のみなさんは概ね「いいね」という返答でしたが、その後バタバタして実行に移せなかったことは残念です。

経済成長の停滞が続き、少子高齢化などの問題がある中、住民参加の自治ということがとても大切になってきました。富士見町議会も住民参加の仕組みを模索していくべきだと思います。

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