蓄電池のこと

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ちょっと前のことですが信州ネットSUWAで、京セラの方を呼んで現在の蓄電池事情について話を聞きました。

京セラでは現在7,2kWhと14,4kWhの2種類の蓄電池を販売、震災後販売数が増え始め、今では月の400台販売しているそうです。
背景にあるのは電気を取り巻く環境の変化です。
震災前、標準的な家庭の電気料金は6251円のですが、2014年4月現在8111円、30%も上昇したことになります。
節電対策、災害時のための備えとして設置する人が多いようです。

太陽光発電とセットで設置する方がほとんどで、11時以降の安い電気を蓄電池のためて、昼間もしくは夕方に放電して節約をする使い方が多いそうです。

今後の電気料金についてですが、当面今よりも安くなる事はないとみているようです。
ひとつは日本は原発が止まっているため電力の需要があるとして、シェールガスなどが輸入されても安い価格にはならないこと。
そしてもうひとつは2年後から始まる電力の自由化です。
普通は自由化をすれば競争が生まれ料金は安くなるのですが、電力に関しては先行しているヨーロッパ、アメリカなどほとんどの国は自由化する事で電気料金は上がっているそうです。

現在は電気料金を上げるためにはお役所の許可が必要ですが、自由化になれば料金値上げも自由。自由化にすれば料金は上がるというのが世界のトレンドだそうです。

電力の自由化は本当に良いのかどうなのかは、実は以前から疑問に思っています。
火力や原発が10円前後でどっちが安いかなんて話をしているときに、40円の太陽光は果たして売れるのだろうか?自然ネルギーは電力の自由化で本当に普及するのだろうか?
自然エネルギー推進派の多くは電力自由化に賛成だと思うんだけど、疑問がいっぱいです。

さて太陽光と14,4kwの蓄電池があれば、電力会社との契約をやめオフグリットに出来そうな気もしますがどうでしょう。
その辺聞いてみました。

値段の事もあり、14,4kwを買う人は100人に一人いるかどうかで、今は太陽光で発電したものは自家消費よりも売電した方が”得”だそうです。

価格は7,2kwhでメーカー希望小売価格240万円、工事費が30万円ぐらい。
この話を聞いたときは補助金を活用すれば、かなり安くなるとの話(計算方法は複雑ですが半分くらいの金額)になるとのことでした。
*取りまとめているSIIのHPをみるとこの補助金は6月23日で終了したようです。

では蓄電池を入れて元は取れるのかというと、補助金を活用しても元を取る事は難しいそうです。
この事は購入者もわかっており、いざとなったときに利用できるとか、将来的には自給自足ができるなどの理由での設置のようです。
ずいぶん安くなりましたが、まだまだ元をとる事は難しいようです。

あまり知られていませんが、メーカーが破綻した場合、修理ができなくなった場合は設備認定が取り消され電気の買い取り価格は7円に、また中古で買った場合は買取価格は11円になるそうです。
実際はメーカーが破綻しても、どこかの会社が救済に入るし中古だと申告する人もいないので、この価格は適用されていないようですが、7円とか11円といった価格が存在している以上、今後の電力のか価格がどうなっていくかはわからないとのことでした。

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さて、富士見の議会です。
6月定例会で富士見メガソーラー株式会社の出資金のうち1500万円が、計画にはなかったが早期に町に返還される事になりました。
これは中電との系統連携が予定よりも安くなった事、発電量が予想よりも好調といった理由です。将来の電力事情が不透明のなか、計画にない早期の返還は評価できるとの討論をして賛成をしました。

変化の多い電力事情。
これからも注視していきたいと思います。

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