食器リサイクル

先週、社会文教常任委員会で視察研修に行ってきました。

今回のテーマはごみの減量です。
富士見町はごみの減量化に取り組んでいますがこの数年は頭打ち、また最終処分場の問題もあり、大きな課題といえます。

今回視察に行ったのは2つ。不用食器リサイクルと生ゴミの分別回収です。
まずは食器リサイクルについて紹介します。

もう使っていないのだが捨てるのはもったいない食器。引き出物等での貰い物もあり、食器棚の食器はどんどん増えていく。新しい食器も欲しいのだが、棚にいっぱい。

そこで松本市消波田地区の消費者の会のみなさまは、不用食器を回収して美濃焼の産地に送ることで3R(リデュース・リユース・リサイクル)の推進に努めています。消費者の会のみなさんのことは以前も紹介しましたので、興味がある方はこちら

消費者の会のみなさんのお話を伺った後は、食器の引取先、美濃焼の産地の多治見市と土岐市に行ってきました。
不用食器を集めて粉砕する会社。粉砕した粉砕した粉を製土する会社。そして製土から食器をつくる3社の見学です。

美濃焼の産地ではこういった食器の製造に関わる企業約30社、行政、研究機関が集まり、1997年にグリーンライフ21プロジェクト(GL21)を立ち上げ食器のリサイクルに取り組んでいます。

集めているのは陶磁器製の食器に限定。
食器と決めてしまった方が、分別が簡単であること。また食器は食品衛生法で有害物質が制限されて、原料として安全という理由だからだそうです。

じつは陶磁器といってもいろいろあるようで、焼く温度で磁器、炻器、陶器、土器の4種類に分けられ、土器というには植木鉢とかに使われているアレです。釉薬が塗られていないので、いろいろな成分がしみ込んでいて、食器のリサイクルには使えないとのこと。
あと、よくパンの景品なんかでついてくるお皿は、強化ガラスで陶磁器ではないそうです。

回収するに慣れが必要なようで、多治見市がごみ捨て場にならないように、回収する団体への教育もおこなっているとのことでした。

集めた食器は現状の作業固定のままつくることができるので原料の20%を混ぜています。50%混ぜるとCo2の削減にもなるとのことですが、それには釉薬の開発が必要で今後の課題だそうです。

廃掃法ではお金を出して買うものを有価物で、それ以外は廃棄物となっています。
じつはリサイクル活動の半分はグレーゾーンで実施しているが、GL21は平成19年 日量5t未満の粉砕器を導入することで解消。
行政から20円/kgもらって粉砕し、粉砕したものを0,8円/kgで購入ということで、自治体から委託契約というかたちをとり、合法的なリサイクルとなっています。

現在回収を行なっている自治体は、当初はごみの減量という切り口でスタートしましたが、市民団体が対面回収することで地域での交流が生まれることが、大きな効果として取り組んでいるとのことでした。

たしかにごみの減量という意味では劇的な数字は得られませんが、この活動によりごみの減量への意識は高まるし、地域のコミュニケーションにとっても良い効果が現れそうです。

この不用食器回収の活動は長野県内で急速に広がりを見せています。
須坂市、中野市、松本市、塩尻市、池田町、山形村、白馬村が実施。消費者の会のかたにお礼の電話をしたおり、安曇野市も来年から?の動きがあるとの。

富士見町でも実施できたらと思います。

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