木曽広域連合の生ごみ回収

社会文教常任委員会視察2カ所目は木曽広域連合の生ゴミ回収です。 

木曽広域連合では、ごみ処理施設の老朽化や最終処分場問題に伴い、ごみのなかの約4割を占める生ゴミの分別回収を行い堆肥としてリサイクル。可燃ごみの減量化に取り組んでいます。

平成17年に400世帯をモデル地区に指定して開始、段階的に対象地区を増やし現在では木曽郡内5/6の町村11,340世帯が参加しています。

方法は専用の生ごみ指定袋に入れた生ゴミを、ごみステーションにあるポリバケツに入れておくと、収集車が回収していきます。
この回収に使うパッカー車は午前に生ゴミ、午後に可燃ごみを回収することで、専用のパッカー車を用意することなく回収が可能となっています。

生ゴミ回収のポイントは、生ゴミ指定袋にあります。
10枚で200円なので1枚20円です。改良に改良を重ね現在使用しているものになりました。じつは原価は21円かかっているため、売れれば売れるほど赤字になりますが、ごみの減量化のため必要経費と思っているようです。

この指定袋は生分解性プラスチックでできていて微生物により分解されるため、ゴミ袋のまま堆肥化できます。農業で使う生分解性マルチと同じですね。ぼくも以前使ったことありますが、春先に使用したものが秋頃にはすき込まなくてもぼろぼろになった記憶があります。

ですからあまり長く指定袋に生ゴミを入れておくと分解して底に穴が抜けてしまうため、水切り容器に一時保管をしてから、直前に指定袋に入れごみステーションに出すことを進めています。
ごみを入れず、そのままでも分解していくとのことで、袋に使用期限が書かれています。だいたい1年ぐらいのようです。

試しに24時間水を切った生ゴミを、頂いた指定袋に入れてほってあります。入れてから5日ぐらい経ちますが、まだ分解は始まってないようです。水さえきれば意外と丈夫かも…

そもそも生ゴミの回収には水を切っておくことが大事です。堆肥化する時に余分な水分があると悪臭を放ちあまり良い堆肥にならないからです。
生ごみ回収をする上では、異物混入と水切りの徹底を住民の方に周知することが必要になります。この事業を始めるにあたっては各集落で住民説明会・意見交換会を開催してきたようです。

効果は10年間で6,728tの堆肥化。可燃ごみは38%の減少。
生ごみの回収以上に可燃ごみが減っていますが、これは今まで生ごみに含まれた水が減ったためではないかと考えているようです。いずれにしても効果は大きいようです。

この木曽広域連合の生ごみ回収のことは、富士見町一般廃棄物減量等推進審議会の方たちから、非常に良い活動で富士見町でもぜひやりたいとの話を聞き、この視察に提案しました。

生ごみの分別回収については以前一般質問で取り上げました。町長はあまりごみの減量には関心がないようですが、町民、議員、町職員がこの取り組みに前向きに考えています。

あとは町長の決断かと。

Leave a Reply