きこり見学

富士見自然エネルギー推進協議会は今年度より、富士見自然eライフ会議として生まれ変わりました。

自然エネルギーは広く浅く分布されているもの。だから一カ所に集めたり移動させたりすることはロスも多く、その場で効率のよいエネルギーの活用方法が必要。
メンバーもエンジニアやIT事業者、農家などを中心(ドシロウトはぼくだけです)に身近で活用できる自然エネルギーの調査・研究に取り組んでいます。

今回はバイオマスを語るには森を知らねば!ということで原村のきこり集団「緑化創造舎」さんにお仕事を見せて頂きました。

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見学に来たのは茅野市のとある山奥です。
伐採した木は重機で枝を払い、4mの長さに調整して搬出します。
今の林業は重機がなければ成り立たず、この重機を入れるため、また伐採した木を搬出するための道をつくることが大切な仕事だそうです。

こういった道のことを路網といいます。

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緑化創造舎さんはこの道づくりを四万十方式でつくっています。
削って道をつくるだけでなく、法面に削った部分の緑を入れることで強度が増し、維持管理は必要だが長い期間使える道になるそうです。

今までの荒い道の作り方は一回限りしか使えませんが、この方法でつくっておけば、段階的な間伐が可能(これ大事!)で、市民の散策の道にもなります。

以前、日本は林道に多額の国費を投入してきたのに路網が整備されていないことを書きました

路網が整備されれば、木材の搬出のコストも下がり、安い輸入材ではなく国産の木材が使われることになります。
いま森林が荒れているのは、森林は経済性としては価値が少ないからで、経済的な価値を持たせてあげれば森林の整備は自然と進むことでしょう。

緑化創造舎の道の作り方はコストだけを考えたら不利ですが、強度がある路網の整備は将来の地域の財産になると思います。

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これまで手入れをしてこなかった森林は、混みすぎて日が当たらないため、一本一本の木は細く鬱蒼としています。

実はこの林、昭和初期は木材を燃料として使い切ってしまい、禿げ山の状態だったそうです。
最近の自然エネルギーブームでバイオマスに注目が集まっていますが、このことをわすれてはいけませんね。

60年放ったらかすと禿げ山もこのような状態になるわけですが、植林をして15年くらいしてから計画的に間伐していけば、良い森の状態が維持できるそうです。

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太陽の光が入ることで新しい植物も芽生え、効率の良い自然の循環が生まれます。

混み入った森林も、自然の調整力があるから間伐の必要がないという意見もありますが、しかしエネルギー利用も含めた人間との共生を考えると、計画的な管理で持続可能な仕組みをつくっていく必要があります。

日本は資源が無いといいますが森林は国土の70%、森林の利用が進めば資源大国です。
多くの木材を輸入に頼ってい現状は問題があると思います。

森林は資源の宝庫。
また、僕たちの飲み水や田畑も森林からの恩恵を受けています。

森林整備のため国や県、市町村がやらなければいけないことは、まだまだたくさんありそうです。

One Response to “きこり見学”

  1. じゅん Says:

    素晴らしい!!

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