富士見メガソーラー建設費関連予算全額出資

1月28日臨時議会で富士見メガソーラー建設計画、残り1億円の出資が6対4の賛成多数で可決しました。
これでメガソーラー関連の予算は全て確定したことになります。

議会前の全協で、中電との契約の内容が知らされました。

今後富士見町で人口、世帯数減少、省エネ等により需要減となることが予想されている。
条件の中にソーラー発電が増えることによって需要がオーバーした分について送電抑制できるとあったが、予想した減少内であれば、電力会社が抑制した分を保証することが合意された。
抑制の予想は20年間で約500万円。

前回の全協では「まずいかも…」という空気が流れたが、これで一気に安心ムードです。
しかし議会前にいきなり言われてもねえ。
そういった事は、もっと早く言ってもらって審議してから議会に望みたいところです。

さて議会。
なっとくのいかない僕はたくさんの質問をしました。その一部です。

メガソーラー発電所は蓄電池を活用せず、中電に繋げるのだから災害時には役に立たない。災害時のエネルギーについてどのように考えているか。

町長:大災害で発電できなくなるのは仕方がない。将来発電と送電が分離されれば災害時でも活用できるようになる。

発電量を抑制した分を保証する覚書はいつできるのか。また覚書が出来ていない中、予算を決めることに問題はないか。

町長:人口減少は県の推計でも減少することはわかっているが、電気の需給状況の変化は、これから計算をする。急いで作りたい。

需要が減った場合、変電所の電圧が上がって発電していても電気が流れなくなることがある。メーターも動かないと思われるが保証金額はどのように計算されるか。

町長:そのようなことはない。

将来、不安定な太陽光発電が増えることによる系統増強コストは富士見メガソーラー株式会社が払うのか、町が払うのか。

町長:コストについては収支計画書を出してある。これ以上のコストはかからない。

契約書、覚書が無いなか予算を認めることは、将来問題が起こった時損害賠償請求の対象になるのではないか。

町長:モデル契約書を見てほしい。将来人口減少や省エネの推進による需要の減少は500万円と推計されている。その500万円は保証されている。
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電気事業法第23条にはこんなことが書いてあります。
経済産業大臣は、電気の料金その他の供給条件が社会的経済的事情の変動により著しく不適当となり、公共の利益の増進に支障があると認められるときは、第19条第1項の認可を受けた供給約款または第21条第1項ただし書の認可を受けた料金その他の供給条件の変更の認可を申請すべきことを命ずることができる。

要するに契約内容は社会的な要因で変更できるのだ。
太陽光発電は安定しない不安定な電力、将来電気の需要いかんではたくさん流されては困る電力になることも考えられる。

なんども言うけど再エネ法は特別措置法でしかなく、上位法の電気事業法に組み込まれたわけではない。良質な電気の安定供給のために電気事業法との整合性をとるため、新たな省令がでてザル法になることも考えられる。
売電価格42円というのは不自然に高価格なのだ。もう少しリスクを考えるべきだ。

契約書、覚書も見せられていないなか、認めてしまったことにも疑問。
これは将来問題になった時、注意義務違反として責めを負う可能性もある。

議会として、この計画を止めることはできなくなりました。
これからはしっかり監視していきたいと思います。

2 Responses to “富士見メガソーラー建設費関連予算全額出資”

  1. 隣の村人@まだ二年目 Says:

    >需要が減った場合、変電所の電圧が上がって発電していても電気が流れなくなることがある。メーターも動かないと思われるが保証金額はどのように計算されるか。

    >町長:そのようなことはない。

    す、すごい・・・

    満充電になった携帯電話にいくら充電器をつないでも、
    それ以上充電されないのと同じ話なんですけどね。
    行き先(電圧の低いところ)がなければ、
    いくら電気があっても流れない。

    こちらの不安定な発電に、
    しかも電力会社からみればスズメの涙程度の発電に合わせて、
    電力会社が出力調整してくれるはずがないだろうし。

    がんばってください。。。

  2. さんきゅー Says:

    ありがとうございます。

    発電事業のおっかないところは
    電気事業全体で見た将来の需給見通しが不確定であること。
    さらに電力市場の自由化により、個々の事業者の収益が不安定になること。

    発想電分離が騒がれてますが、そうなったら富士見メガソーラー株式会社の高コスト体制は致命的なマイナスです。
    問題が発生するのは5年後ぐらいかもしれませんね。
    一度問題が上がれば、修正が利きにくいのもこの事業の特色。
    こまったものです。

    過去の失敗から何も学ばない、いさぎよさに関心です。

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