議会のチェック機能

明日から富士見のメガソーラー計画の可否を問う臨時議会が開催されます。
町民説明会で議会では十分議論されているとの説明。本当に十分議論されているのだろうか。これまで4回の全協、1回の臨時議会があったのだが、どんな事を話されてきたのか振り返ってみよう。

7月9日全協  このとき始めてメガソーラー計画を聞かされる。とりあえず専決で1000
        万円認めてくれというもの。こんなチャチな資料じゃ決められないとの意見
        が多数。

7月12日全協 行政視察に行く途中、急遽全協開催。300万円で良いから専決で認めて
        くれというもの。ダメなら臨時議会を開く。多くの意見は専決は町長の権
        限、臨時議会を開いても今の資料じゃ認められない。

7月20日全協 300万は事業実施ではなく調査費として認めて欲しい。
        新たな資料は無し

7月20日議会 6対4、300万円補正予算可決

9月20日全協 メーカーはNTTファシリティーズに決定。詳しい事業計画の説明とのこと
        ですが資料の少なさにビックリ。町民説明会で使ったパワポ資料と20年
        キャッシュフローのみ。建設費用も6500万の系統連系費用、1500
        万の林地開許認可費用、7億の土地造成を含む建設費用とざっくりしすぎ
        、見積書も何もありません。

さて、このような状況で議会はこの事業の合理性をチェックできるのでしょうか?
当初、資料が少な過ぎると言っていた議員がほとんど。状況は何も変わってないことに気がついているのでしょうか?
そこでメガソーラーの設計に関わっているベンッチャー企業の社長に相談、名取武一議員と作成した質問状を議会として出して頂きました。

1、太陽光発電所の見積明細(部材ごとの明細、たとえばパネルは何枚でいくら、パワーコン
  ディショナはいくら、配線材料は何メーターでいくら、などの詳細)
2、太陽光発電所の見積仕様(1の部材の説明資料)
3、電源線引き込み工事見積及び工事明細
4、中部電力との系統連系事前協議の資料
5、銀行への提出資料
6、銀行との協議内容が客観的に説明できる資料
7、上記3に関連し、原の茶屋変電所までの送電線のルート、その建設工事費用額、それは中
  部電力、FMKのいづれが負担するのか。
8、メーカの諸経費としている「中部電力の系統連携契約」「隣地開発等許可、測量費」「造
  成工事設計費」等の項目ごとの支払期限。
9、連系された系統側の電圧値が規定管理値より高くなる場合、パワーコンディショナの電圧
  抑制機能により発電量が抑制され、設置者の得られる発電量が減少する問題がある。この
  問題をどう理解され、計画に織り込まれているのか。
10、電力会社が接続を拒否できる場合を具体的に定める等の措置を講ずる省令(電気事業者
  による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則)があり、電気事業者
  は電気の供給量が需要量を上回る場合、特定供給者の出力を出力抑制できる、という点に
  ついて、計画に盛り込んでいるか。
11、4、9、10に関連し、中部電力とはどこまで合意がされているのか

8番までの項目は最低必要と言われました。富士見町の資料の少なさは株式会社では信じられないようです。町が用意した資料には何の根拠もありません。たとえば系統連系に必要な費用6500万の根拠は何なのか。7億の建設費用の根拠(造成にいくら、パネルにいくら、設置にいくらなど)が何もありません。

本来このような事業を行うのなら議会でも特別委員会を設け、詳しい資料を専門家を呼んで吟味していく必要ではないでしょうか。早くしないと買取価格42円に間に合わなくなるからと急ぎすぎています。議会は一時の流行に乗るのではなく、冷静にチェック機関として機能しなければいけません。

町からの回答はまだのようです。当日渡されても判断しようがありませんね。当初、議員のほとんどが資料の少なさを指摘していました。

10月2日 13;30〜 議案上程、説明、質疑
10月5日 13;30〜 討論、採決

今回の問題は自然エネルギーの普及の問題ではありません、議会はこの事業を自治体がおこなっても大丈夫かどうかを審議すべきです。第2の夕張にならないように冷静に事業を評価するのが議員の役割。
「自然エネルギーの普及には素晴らしい事業で賛成」
こんなバカでもできる賛成討論は聞きたくありませんね。みなさん、議会に足を運んで議員が何を言うかチェックしましょう!

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