食品の放射能測定器購入を求める請願書

子どもの未来を考える会が「食品の放射能測定購入を求める請願」を提出、9月20日本会議で採択されました。

富士見町では、子どもたちの内部被ばくを守るために、いち早く学校給食の放射能検査を実施しました。しかしその方法はサーベイメータを使っての検査方法。
原発事故直後、放射能が降り注いだ野菜を測るには有効だったTGS-146B、この機種は表面の汚染度を測るもの。事故から1年以上経過し、今年4月に新しく食品中の新たな放射性物質への新基準が施行された今、それに対応した測定器が必要だ。

そこで放射能汚染に関心の高い保護者たちの集まり「子どもの未来を考える会」が食品を測定する専用の測定器を求めて請願を出したのだ。担当課は出来る限りの対応はしてくれる。でも予算が伴うものは町長の判断になってしまうからね。

放射能の問題は一部の人が騒いでいるだけと思っている人がいるけれど、そんな事は無い。大手生協のパルシステムは「学校給食に関する調査」を行ったのだが、87%の人が給食の食材の放射能測定を求めている。これは多くの保護者が望んでいるという事。子どもたちの安全も保護者の方の安心も測定する事でしか解決できない。

結果は7対3、賛成多数で採択。残念ながら全会一致とはなりませんでした。

反対意見としては
・新たに高性能の放射能測定器を追加購入する必要性を感じない。
・放射性物質の危険性は理解できる。しかし他の自治体の検査では検出されていない。無いよりはあった方が良いという議論では反対する。
・子どもたちの食の安全を守る事は行政、保護者の責任である。行政だけが測定をしても子どもたちを守れない。請願の内容は具体性が乏しい。もっと時間をかけて話し合うべき。

請願が通ったからといって、即購入になるとは限りません。あくまでも購入は執行部が決める事です。しかし議員必携には「議会の責任は、請願を採択した事によって終るものではなく、住民の要望にこたえて、その実現にを図ることにある」とあります。

町民が要望し、議会が採択したもの、一日も早い購入を望みます。
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食品の放射能測定器購入を求める請願書

                          平成24年  月  日

富士見町議会議長              住所   富士見町境
織 田 昭 雄 殿             請願団体 子どもの未来を考える会
                      代表者  小林 美佐
                          

              
<請願の趣旨>
 2011年3月11日の東日本大震災でおこった原発事故では、いまも放射性物質による汚染が続いています。この事故による食材の汚染は深刻で、日々厚生省や各自治体の検査で食品の放射性セシウムが検出されています。また、小・中学校および保育園における給食(以下、学校給食とする)用の食材から放射性セシウムが検出される報道も相次いでおり、問題になっています。
 こうした現状から、毎日の食生活に使用される食材の安全性に不安を否めません。特に子どもたちは大人にくらべて放射性物質への感受性が高いとされており、汚染された食材を食べることで内部被曝のリスクが日々高まることが懸念されます。現在、原発からの放射性物質の放出は終息しておらず、放射性セシウムの半減期が30年と言われていることからも、長期にわたって学校給食の安全性に配慮が必要と考えます。
 富士見町においては、2012年2月より学校給食食材の一部について検査を行っています。学校給食の提供に携わる職員の方々におかれましては、児童・生徒の食の安全に配慮していただき、大変感謝しています。ただ、現在、食材の測定で使用している機種(TGS-146B)は、検出下限値が概ね40ベクレル/キログラム(換算して)と高く、2012年4月に厚労省が提示した食品の基準値(飲料水10ベクレル、牛乳50ベクレル)や諸外国の基準値、内部被曝のリスクなどを考慮すると、給食食材を測定するのに十分でないと思われます。またTGS-146Bは表面汚染の測定を目的としているため、食品内部の汚染をより正確に測定するにはシンチレーションと言われる測定器を使用することが望ましいこと、また検査品目が食材のごく一部(野菜のみ)であることなどから、検査体制の強化が望ましいと考えます。
 給食食材の検査体制を強化することは、安全な食材の情報を提供することにもなります。そのため、子どもの健康はもちろん、町民全体の健康を守ることにもつながり、町民への貢献度も大きいと思います。
上記のような理由から、富士見町の学校給食の安全・安心のために下記の事項について請願致します。この請願は子どもの健康に関することですので、皆様のご理解とご尽力を頂きますよう、切にお願い申し上げます。

                   記

1.食品の放射能測定器(NaIシンチレーション検出器を用いたもの)を新規で購入して下さい。
2.1の購入にあたっては、性能を考慮し(以下の①~⑤をご参考ください)、専門家の意見なども参考にして、高性能の機種を選んで下さい。
①検出器(シンチレータ)の大きさ(直径2inch以上):直径が大きいほど感度が高い。
②鉛遮蔽厚(50mm以上):厚いほど環境放射線の影響を抑えて測定精度が上がる。
③測定エネルギー範囲、分解能:核種の分離、特定が正確に行えて精度が上がる。
④測定ソフトウエアの良否:測定結果の迅速な判断、測定の容易性など。
⑤検出下限値の低さ:①~④と測定時間(数分〰数時間/1検体)で決まる。
3.給食食材の測定にあたっては、すでに全国で野菜、果物、牛乳、肉、魚、小麦などの食材汚染が報告されていることをふまえ、富士見町でも使用食材全般の測定を行ってください。

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