パーソナル・サポート

ながのパーソナル・サポート・センターの飯田サテライトが出来たというので、話を聞きにいってきました。パーソナルサポートセンターとは困っている人の相談にのる所。その内容は様々で、経済的に苦しい、就職が難しい、ニート・フリーター、母子家庭や心の病。自立できずに困っている人を行政やNPO、機関・組織などと連携して支援をしていく所です。運営は労福協

長野県内は23年度長野、松本、上田で開所、そして今年4月に飯田で開設。
飯田はパーソナルサポーターが1名、アシスタント(非常勤)が3名、4名での対応だが社会福祉士、看護士、社会保険労務士など専門職の人に登録アシスタントとして参加してもらい、相談の内容によって協力してもらっている。開所して3ヶ月で相談件数は79件、飯田市内と市外の南信との割合は半々、4、50代が多い。相談内容は就職のことが多いのだが、その背景は介護問題や家族関係など様々な問題を抱えていることが多く、単なる就職の斡旋ではなく、背景にあるひとつひとつの問題を解決していきながら就職、自立を支えている。

パーソナルサポートというのは、ここ自体が資源を持っているわけではなく、解決に向けて関係機関・団体、NPOなどと結びつけることをしている。しかしそれは完全に任せるということではなく、ひとつの問題が解決したら次の問題は何なのか考えるための場所。現状を変えるには本人の”変えよう”という意識の問題が大きく、そのきっかけ作りのための手助けをしているという。だから2ヶ月。3ヶ月と時間をかけてゆっくり取り組んでいる。まずは話を聞くこと、困っている人には寄り添うことが大事なのだろう。

国の補助事業ということだが実はこれ単年度事業、1年終わった所で来年もということで、ことしもやっているが来年度以降はわからない。官僚たちも政権がどうなるかわからない状況で、あまり真剣に予算のことは考えていないようだ。困ったもんだね。

今回はNPOの中間支援団体作りを考えている人たちと話を聞きに来ました。多様化した社会に対応するためには行政とNPOが一緒になって取り組む「新しい公共」を作っていく必要があり、そのためにはNPOが連携をとりながら大きく成長する必要があります。そのための支援団体なのですが大事なテーマは”人材と連携”。パーソナルサポートも同じ問題を抱えているわけで、連携が出来ないか、もしくはこれから立ち上がる中間支援団体がパーソナルサポート機能を持つことが可能かを考えていきたいと思います。

よりそいホットラインという支援も始まりました。長野では長野市と松本市の2カ所で開設。ながのパーソナルサポートが運営委員として参加しています。6月ひと月で総コール数72万件(全国)。まだまだ回線数が足りないため接続率は4.7%。

シンポジウムの中で”相談件数をゼロになる社会を目指そう”という発言をしている人がいましたが、ぼくはそうは思わない。どんな時代だって悩みを持つ人はいるわけで、そんな人を受け入れてくれる場所っていうのは必要だと思うんだ。もちろん相談から見えてくる制度のゆがみはただしていかなければ行けないけどね

社会の構造変化の中、行政は自らが行うべきことをもう一度考え直す必要があると思います。そして市民との協働で何をするべきか考えていかなければいけません。

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