一般質問で国保のことを取りあげました。

6月議会の一般質問です。

国民健康保険特別会計への一般財源からの繰入の可能性について
①憲法に定められる生存権の保証は「機会均等原理」によって守られると考えられる。一般財 源からの繰入は公平性を侵すものではないと考えられないか。
②民間保険と社会保険の違いは所得の再分配と強制加入である。一般財源から繰入を行い低所 得者の保護する事は町の義務に当たらないか。
③地方分権が進められるなか、町独自の考えを反映させるべきではないか。

もともと国保は自営業や農家の人たちのために作られた。昭和40年代には農林水産業者と自営業者で7割を超えていたのだが、しかし今では非正規雇用者や無職の人で7割近くをしめる。会社で社会保険に入っていた人も退職すれば国保に入るわけで当然高齢者も増えて病気にかかる率は高くなり医療費は高騰する。それに高齢化社会、景気の低迷による社会の構造変化でどうしても国保加入者は低所得者など弱者が多くなる。国保は皆保険のセーフティネットなのだ。

それに対し町長は「国保未加入者は町民の約3分の2、子育てや共稼ぎなど経済状況が苦しいなかで税金を納めている。その血税を国保加入者の軽減だけのためには使うことは不公平だと信じる。」

現役世代は働き盛りで病気にかかるリスクも少ない。弱者が増えてしまった国保をみんなで助けるのはどうかって聞いたんだけどね。
では憲法に定められた(全ての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する)生存権の保障についてはどうでしょう。とくに生命は平等に扱われるべき、生命と医療は直結しているので他の社会保障のなかでも特異な分野となっている。生活保護においては、国が保証する憲法25条の「健康で文化的な最低限の暮らし」の範囲までだけど、医療においては全ての人に対して、平等かつ適正なレベルまで保証する必要がある。

「日本人の多くは健康である人が努力をした人が、むくわれる社会を求めている」

?????
意味がよくわからなかったのですが、「もともと保険制度が発達したのは、労働力の確保だったり、陸軍の兵力確保だったりしたわけで、努力して健康になれっていうのも変ではないか。」と聞いてみた。

「誤解されては困る。健康になるために努力しろというのではなく、努力した人が報われることが必要」

やっぱり意味が分からない。生存権の保障となんの関係があるんだ?予想外で意味不明の回答があると調子が狂ってしまう。時間と質問回数が限られているなか、ここが一般質問の難しいところ。

では皆保険を守るために国保に繰り入れをするというのはどうでしょう。
過去30年間日本の平均寿命は世界一。医療費のGDP比はアメリカ16、4%、ドイツ10、7%であるが日本は8、5%未満に抑えながらも世界一を達成している。これには皆保険の役割が大きく、全員に保険が適用されたこと、それからすべての公的保険制度に共通の診療体系をほとんどの医療機関に適用することで公平性と費用抑制が維持されている。

「すでに法定内繰り入れで大きく公的機関が補助をしている。低所得者のこともカバーできている。」

じゃあ何処まであげても大丈夫だと思っているの?今回引き上げが決まったら4年連続だよ。
料率があがれば払えない人もでてくる。収納率が下がると補助金も下がる。お金が入らないと補填するために保険料を上げる。いわゆる負のスパイラルってやつです。

「検討はしていない。上がっているのは国保料だけではなく、国の動向を見ていく」

パノラマにはじゃぶじゃぶお金使うのに、どうして国保には使えないの?

「パノラマは負の遺産。国保とは関係ない!」

たしかに関係ないかもしれないけど町民から見ればいっしょだよ!
財布な中のお金を民生費や教育に多く使うのか、三セクにお金をつぎ込むのか、ようはバランスの問題。
で、町は今後どう対策をとっていくんですか?

「医療費を抑えることが一番、健康な生活を推進する運動を展開していく」
.
.
.
.
せっかくロールズやハーバーマス、サンデル読んで「公共の正義」とはなにか考えてきたのに、なんの役にも立ちません。もっと公共の公正とは何かについて話を進めるべきでした。

大失敗です。(反省)

Leave a Reply