平成24年度一般会計予算の修正動議

一般会計予算に対して4名連名で修正動議を提出しました。パノラマ強化補助金2000万円を削除、パノラマ植栽事業をストップさせるための修正動議です。

この問題は前議員のエンジェル千代子さんから受け継いだものです。もちろん先輩議員が取り組んでいた事だけではありません。有機農業をやるものにとっても大自然の中に外来種を植えるなんて許しがたい行為だからです。
ぼくの農業のやり方は耕さずに草を刈って種をまく方法です。なるべく自然に近い形で栽培をして虫や病気から守る考えからです。なかなかうまくいかないのですが、そこで自然から多くの事を教わりました。最初は強酸性に強いヨモギ、ススキ、メヒシバなどが植生、栽培を続けていくとスギナなども混ざってきてアカザやシロザ、イヌノフグリなどに変わっていきます。このことを遷移といい、自然はゆっくりとした時間をかけて変化していきます。昔から日本人は自然の大きなうねりの中で共存して生きてきました。同じ山のてっぺんに守るべき自然のとなりで観光戦略のために外来種を植えるなんて近代合理主義の考えです。

反対する理由は予算特別委員会で反対したのと同じ理由。
趣旨説明のあと質疑応答、討論。
”前議会が承認した事を尊重すべき”この意見には幻滅してしまった。過去の議会で議決した事、自分たちの議会で議決した事、ぼくたちはたえず検証し、間違っている事がわかったら修正していかなければいけない。でなければ4年に一度選挙をやる意味は全くなくなってしまうのだ。

結果は賛成5反対5で同数。議長判断で修正動議は否決されました。

印象に残った討論は、既に着手、それなりの効果もあるので続けるべきと修正動議には反対としながらも、プロジェクトメンバーから聞いた話を紹介し、この事業が自然体系に影響を及ぼし環境破壊になる事が認められた場合直ちにやめるように条件をつけた議員がいました。

プロジェクト会議参加の植物の先生の意見

・外来種であるドイツスズランは現在あまりにも多すぎる。すでに広範囲に植栽されているが、さらに5万株。どうしてそこまでドイツスズランに執着するのか。わからない。

・カタクリについて2年くらいは花が咲くが、その後の事はいささか不安がある。しかし以前カタクリが自生していたという話も聞く。ただカタクリの苗はあまりにも高すぎる。今までに植栽したカタクリの咲きぐあいを見て増やせば良いのではないか。

・コオニユリはこの地のコオニユリと違って茎は太く葉が長過ぎ葉が密生していて園芸品と思われる。野生のコオニユリとは明らかに違う。

・シモツケ、富士見にあるものとは違って色が赤過ぎ、野草に似合わない。

・サワギキョウ、どこに植えるのか?湿地を好む植物である。

・相対的に一度に大量に植木を植えているが、もう少し長いスパンで様子を見ながら植栽をした方が良いのではないか。まは区画し、そのなかに同じ種類の花をぎっしりと植える現在のやり方”箱庭方式”には植物に造詣が深いものから見ると、なんともこっけいなテーマパークに見えるものである。

・この付近には牧草、ススキ、ヨモギ、ササなど雑草が非常に多い。それをこまめに取り除く事が大切である。そのことにより昔生えていた植物が芽生え、昔の状態に再生できる。ヤナギラン、スズラン、エゾカワラナデシコ、クガイソウなど。

なぜこれで反対?といことは置いといて、この意見は議場にいる全ての人の心に残ったのではないだろうか。この発言が会議録に残っただけでもこの修正動議は無駄ではなかったと思います。

今後議会としてできる事はこれ以上環境破壊にならないように監視していく事。そして、この3年間で1億6000万円使われた事業に対して評価をしていきます。

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