教育委員会との懇談

教育委員会と議会議員との懇談会がありました。
これは議会改革の一環で富士見町で活躍している団体などと意見交換をして、現場の生の声を聞くためのもの。今まで社協、農業委員会に続いて3回目になります。

まず、「お金のかからない学力アップ」大分県豊後高田市の事例紹介の映像を見て、教育長の「富士見町における学力向上への取り組み」の紹介があり意見交換。

大分県豊後高田市は県内学力順位が低い地域だったものの「学びの21世紀塾」と名を打って改革、6年連続県内学力一位の座をキープしている。
「学びの21世紀塾」は非常にユニークだ。市内に住む様々な職業の人たちにボランティアで得意分野の講師のなってもらい、週5日制の受け皿にするもの。たとえば帰国子女に英語の先生をやってもらったり、コンビニの店長にそば打ちの講師をしてもらったり。学校の先生ではなく、身近な人が講師なので気軽さも手伝って生徒たちのも人気。また部活の顧問にお願いして塾に参加を促してもらったり、ケーブルテレビで講座を流したり。勉強もわかり出すと楽しくなる。良い循環ができているようだ。
いま子どもにかかる教育費は公立で550万円、私立で1660万円。地域の人たちがみんなで教育に取り組んでいるからこそ出来るお金をかけずに学力UPをした成功事例。

教育長のお話
任期中一番大きな出来事は中学校の統合と落合小学校閉校に伴う統合。これらは財政難から起きたものではなく子どもたちの利益の均一化を図るためのもの。

教育長の理念は
子どもたちの人権を守る事
子どもたちの最前の利益を保証。いろいろな格差は生まれてはいけない。

統合により現在均一化が出来ているので、これからは「教育のまちづくり」進めていく。
エリート教育ではなく、学びという事を教科にしぼらない地域全体で子どもを育てる事が大切。

豊後高田の例は町全体で子どもたちの教育を考える環境整備が出来たところに成功の要因があると思う。じぶんたちの子どもがどんな風に育って、どんな人間になってほしい。そしていずれは自分たちの町に戻ってきてほしい。そんな想いがあるからこそ町全体で取り組む事が出来るのではないだろうか。もしその辺の理念がしっかりしていないまま豊後高田の真似をすれば、ただ行政が塾を開くだけのものになってしまうような気がします。
子どもたちの未来を考えるという事は、自分たちの町の未来を考える事。これからもっと話し合って考えるべき事だと思います。

教育長の6つの政策のなかに「豊かな感情と知性を育む教育・学習環境を整備します」
豊かな感情という表現が好きです。多少勉強ができなくても、人の感情や、町の未来なんかを想像できる。豊かな感情がある人間が育ってもらえるよう、これからも話し合っていけたらと思います。

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