食品に関するリスクコミュニケーション

厚労省が開催した「食品に関するリスクコミュニケーション〜食品中の放射性物質対策に関する説明会〜」に行ってきました。

まず健康影響についてのいつもの説明があり、新たな基準値についての説明、暫定基準値では年間許容量が5ミリシーベルトから年間1ミリシーベルトに変更される事により、それぞれの食品の基準も変わる。

放射性セシウム暫定規制値       放射性セシウムの新基準値

 飲料水       200     飲料水      10
 牛乳・乳製品    200     牛乳       50
 野菜類       500     一般食品    100
 穀類        500
 肉・卵・魚・その他 500     乳児用食品    50

*乳幼用食品及び牛乳については、子供への配慮の観点で設ける食品区分であるため、万が一、流通する全てが汚染されていたとしても影響のない値。

製造、加工食品の基準値適用の考え
 基本的考え:原料だけでなく、製造加工された状態でも一般食品の基準値
 乾燥キノコ類など
   食用の実態を踏まえ、原材料の状態と食べる状態(水戻し)で一般食品の基準
 茶、こめ油など
   茶は加工後、飲む状態で飲料水の基準、菜種などの油は油で一般食品の基準

経過措置の設定
   原料               4月1日から
   製造・加工食品          4月1日
                    3月31日以前の製造は賞味期限まで
   米・牛肉             10月1日
   米・牛肉を原料に製造・加工    10月1日
                    9月30日以前の製造は賞味期限まで
   大豆               1月1日
   大豆を原料に加工・製造      1月1日
                    12月31日以前の製造は賞味期限まで

つづいて検査体制の現状と今後の取り組み、農業生産現場における対応についての説明。全ての説明において新しいものはありませんでした。駆け足の説明は、もともと参加者の質問に答えたらり意見を聞くのが目的。

会場からはいくつかの質問。
 1ミリシーベルトというのは安全の線引きと考えていいか?
 
a,1ミリシーベルトは生涯浴びても100ミリシーベルトにはならない。
 5ミリシーベルトから1ミリシーベルトというのはコーデックスのガイドラインを採用している。

 さらに厳しくする考えは

a,国際基準を採用うしている。これ以上厳しくしてもメリットがない。
 全量供給上支障のないアラーラの原則によるもの。

 食品だけで1ミリシーベルトはおかしい。外部被爆をなぜ考慮しないか。

a,内部被爆のデータがないので外部被爆に基ずいている。理論的には外部データを含めたもの。

 低線量被爆でも被害は大きい、見えないリスクを無視するのはどうか。

a,生涯積算100ミリシーベルト以下は科学的にリスクの評価は出来ない。

 バンダジェフスキーの論文はどう評価するか。

a,4万を超える論文を読んでいるが、バンダジェフスキーの論文は被爆線量が明らかになっていない。統計学、疫学解析の手法で問題がある。

その他
・干し椎茸はダシに使う。お茶は粉で使うものがある。加工食品の基準を考えてほしい
・生産者の立場からも基準は厳しきしてもらはないと困る。
・検査体制をしっかりしてほしい。
・市民が自由に検査できる場所を作ってほしい。
・どれだけ被爆をしてもいいという考えではなく、子供に対してはリスクを0にするべき。

会場には5分の一ぐらいが女性。他は食品業界や生産者の人が来ていたようだ。
基準を厳格にする事。しっかりした検査体制を整える事。
生産者も販売者もお母さんもみんな一緒のようだ。

厚労省では2月4日までパブリックコメントを募集しています。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495110333&Mode=0
 

                        

   

  

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