シカと狩猟を考えるシンポジウム

シカと狩猟を考えるシンポジウムへ行ってきた。
年々増加する鳥獣被害。21年度は県の被害約16億円。うち45%の7億円がニホンジカ。この辺で農業や林業やってる人は何らかの被害にあったことがあるのではないだろうか。

会場に入るとシカ肉料理の試食のお出迎え。ジャーキー、ロースト、竜田揚げ。諏訪では狩猟が忌み嫌われていた時代に鹿食免(かじきめん)という免罪符を発行して、昔からシカ肉を食べる文化があったようだ。諏訪大社は狩猟の神様でもあるんそうな。知らなかったよ。ちなみに竜田揚げが一番うまかったな。
会場を見渡すと若い人がいっぱい。もしかしてジビエブーム?それとも狩猟免許に興味があるのかな?

農工大の梶先生の講演。シカは近代以降の森林開発で急激に増えたのかと思っていたが、実はシカ、イノシシと人間の戦いは弥生時代から始まった。農耕は人間と鳥獣の住む世界の堺で始まったので、常に奪い合いが起こるそうだ。なるほどね。
江戸時代の秋田藩の文献には1712年にはシカ3000頭、1751年には9300頭、1772年には27000頭駆除した記録が残ってる。
その後明治になって軍部が毛皮の利用に(シベリア出兵にため?)、スポーツハンティングの普及で乱獲、絶滅に危機。その後保護政策にに変更したものの目標値を決めなかったために増えすぎてしまったようだ。

さて今のは日本の事情だが、実はシカの問題は北半球全体の問題なのだそうだ。地域的な問題だと思っていたら世界規模の問題なんだね。これはむずかしい問題だ。

会場から天敵のオオカミを復活させるという意見があるが…の質問に。
”オオカミがいた時代もシカの問題はあった。それにオオカミは人間を守ってくれるわけではない。オオカミを管理するシステムもない中で復活させるのは無責任な考え”
たしかに、生態系はもっと複雑なもんだよね。
では対策は?もちろん狩猟!
そういうシンポジウムです。
現在、猟友会の高齢化、後継者不足が問題になっている。シカを捕ることで、お金になる仕組みも必要だよね。

表へ出ると狩猟免許相談所が設置してあったので、ちょっと相談してみた。
銃を扱うのにはいろいろな制約があるようだ。保管場所の問題とか、精神鑑定も受けなきゃいけないようだ。
うちのつくりは無防備だし、精神鑑定も自信がない。

じゃ、罠で。
初心者講習タダ(テキスト代3000円くらいって言ったけ?)手数料1800円、登録料8200円
意外と安いが保険やら猟友会費やら年間24900円かかる。
興味のある方はこちら 平成23年度の狩猟免許のお知らせ

で、罠に掛っちゃたらどうするんですか?
猟友会の人に頼んで”とめさし”をしてもらうんです。

現在県内のは10万5000頭のシカがいる。
県では年間5400~9600頭の駆除をして5年後には35000頭にする計画だ。罠に追い込んでからの捕獲。市町村、県の連携。多くの人の連携でシカから農地、里山を守っていかなければいけない。

どうです狩猟免許、取ってみませんか。

Leave a Reply