カタクリ観察会

安曇野にある烏川渓谷緑地で行われた”カタクリ観察会”へ行ってきた。
カタクリは種が落ちてから花が咲くまで早くて7、8年。平均で10年もかかる。
最初はほんの小さな葉が一枚春先に顔を出すだけ。その葉が年を越すごとに大きくなっていき葉が2枚になって始めて花が咲くんだ。
この紫のきれいな花は春、ほんのわずかな間だけしか咲かない。木々が茂り日が射さなくなると花も葉も茎も溶けるように無くなり、次の春まで休眠状態にはいる。こういった植物を春植物っていうんだ。春咲くって意味だけじゃないよ。1年のほとんどを休眠して、子孫を残すため、春わずかな期間だけ咲く花のことを云うんだ。だから”スプリング・エフェメラル”(春のはかない命)なんて別名もある。
ちなみにカタクリの花言葉は”初恋”だそうな。

はかないこの花を守っているのは烏川渓谷緑地市民会議「植物班」。
カタクリの生態を日々調査している。日照の異なる場所を選んで、枠で囲み開花時期や葉っぱのかたち、
 はっぱのかたちは毎年ちがうんだって!
消えてなくなってしまう日などを克明に記録しているんだ。

下枝を落として日が射すようにしたら、いままで無かったところにカタクリの花が咲きだしたそうだ。自然は放ったらかしでもダメ、人間が手を入れることで蘇るんだね。
こうした活動で毎年少しずつ増え、今では3万株ぐらいになったんだって。

カタクリは東北、北海道に多いのだが全国至る所で咲いていたようだが、今では見ることができないところが増えてきた。それは経済優先のため、杉や檜を植樹した地域に多いそうだ。

今、富士見の入笠ではドイツスズランの植栽が行われている。観光目的で外来種を植えているのだ。
 これは、はたして正しいことなのだろうか?
このことが、どのように自然を変えてしまうのか、ぼくたちはたえず監視していかなければ行けないと思う。

 自然は急激に変化を与えてはいけない。

これはぼくが有機農業を始めてわかったことだ。急激な変化は、必ずしっぺ返しがあるんだ。
自然はゆっくり作られるんだよ。

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